先日、神戸駅近くのお好み焼店へと行って参りました。以前から面白いお店だと教えて頂いていたのですが、なかなか機会に恵まれずようやくの訪店となりました。ご一緒したのはムーチョさん。この方とも湊川のお祭り以来ですね。

地図を頼りにお店へ。が、看板が消えています。あれ？と思って覗いてみると大丈夫お客さんがいますね。ということでコンバンワ。無事に合流。何はさておき生ビールで涼をとりつつ乾杯。えーと、団体さんがいらっしゃるので適当にすぐに食べられるものを。【刺身盛り合わせ】いただきます。えーと、お好み焼店ですよね？

メニューを見てみると確かにお好み焼の文字。しかしそれ以外のメニューの何と多いこと。鉄板で焼くメニューに限らず、揚げ物から赤鳥炭火焼などの直火料理まで。これは素晴らしい。で、お店の方によく聞いてみるとこの日は本来定休日。たまたま予約の団体さんがいたので開けていたとか。これはラッキーですね。つか、常連なら覚えておいてよムーチョさん。

ここで、お薦めをお聞きしたところ「とんてきがいいよ」とのお話。へー、ではそれをいってみましょう。取り出されたのは塊の豚肉。それを包丁で、どう見ても2〜3センチはあろうかという分厚さでカット。えーーマジすか。それって東京の分厚いとんかつ並の厚さじゃないですか。重さでいえば250〜300ｇ近く。

当然焼き上がりに時間がかかります。鉄板で焼かれるとんてき。何とも待ち遠しい。で、焼けたとんてきが皿に盛りつけられてやってきました。もうねデカイです。これは大変素晴らしい。大きさとしてはそうですね、オムライス。まるでオムライスかと思わせる存在感です。これはいいわ。多分焼肉王子が大好きだと思う。

そのままでは当然喰えないので切ってあるのですが、その一切れが小ぶりな携帯電話くらいあるんだから。それがごろんごろん。ははは。で味の方がまた旨いんだわ。マスタードがかすかに効いたスープ状のタレによく合うのです。これは釧路のホルモン焼のお店のタレとよく似ている味付け。いやーこれは素晴らしい。

「スープは全部飲まずにおいておいてね」と言われたので、肉と煮込んである玉葱だけ食ったのですが、食い終わると皿は回収。ここから次の料理になるそうです。で、待っている間に焼そばを頂きます。焼そばといっても普通にお好み焼店の焼そばではないところがびっくりです。【長崎皿うどん】のような焼そば。

野菜たっぷり具沢山。麺は焼そばというよりも本当に細うどんのよう。これがあんかけで実に旨い。いつの間にやら日本酒に切り替わっていたのですが、これ、日本酒に滅茶苦茶合いますがな。野菜だけで酒を呑んで麺で〆るという感じ。ほとんど完全食の域にまで到達していますね。いやー素晴らしいです。

さて、そうこうしているところへ先ほど回収されたスープが帰ってきました。【リゾット】となって。えーリゾットッスか。洒落てますなぁ。どれどれちょいとお味見を...旨！チーズの加減と玉子のとろりが堪りませんよこれ。いやいやいや、これは旨い。もうね、はっきりいって今までここに来なかった自分を責めたいですね。そんな旨さ。

いやーすっかりと腹くちました。本当はまだまだ喰えますが、そんなに喰って太っている場合じゃない。既に日本酒も四合ほどいただいてますからこの辺りで御馳走様。本当に旨かった。お好み焼店なのにお好み焼はまるで喰わなかったけど。お店のご主人のお話では一日三枚売れたらいいほうだそうです。そのくらいサブメニューが豊富なんですね。

ご夫婦で営まれるお好み焼店。本当に居心地のいいスペースです。これはまた必ず行こうと思える素晴らしいお店です。次回はお好み焼を食べようと心に誓いました。

でも鍋物がすげぇ魅力的だったんですが。
真夏の鍋は魔物の魅力です。

今回のお店：お好み焼　たすけ亭〜
兵庫県神戸市中央区中町通2-1-11
TEL.(078)351-3778

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2008年8月 9日 12:00