ハワイ紀行ようやく終わりました。すっかりと昔話になりつつありますが、それでもようやく終了してホッとしています。実際には喰う以外にも遊んでいますが、基本的に喰うことが生きることですので。写真の八割は喰い物です。

そんな私達ですが、帰ってきた翌日、我が敬愛して止まぬおこづかい帳さんのお店「ゆるり」にて日本の食を堪能して参りました。基本的に肉はアンガス牛だったので、日本の旨い豚が喰いたくなっちゃったのです。鹿籠豚、旨いよ鹿籠豚、なのです。土曜日だったのですがさすがに溜まりすぎていた仕事を片づけてから大阪へ。

どうもこの日は某所の宴会など開かれていた模様ですが、カウンターに席が空いているから大丈夫との確認をしてから訪店。ご無沙汰しています。おー、さすがに宴会が入っていると盛況ですね。では私達も乾杯。私はビールから、御料人様はしばらくアルコール抜きだとか。確かにハワイで肉を付けすぎましたお互いに。

一応ハワイもアメリカ。なので牛肉の持ち込みは検査していないと駄目なのですが、脂肪として持ち帰るのは大丈夫なようで。出来れば税関でこの腹肉を置いて帰りたかった。そんな訳で御料人様はやや摂生で。私は傍若無人に喰いまくり呑みまくり。まずは　【豚トロ刺身風】から。サックリとした豚の脂は冷やしていても美味しいのです。

やはり豚はビールに合いますね。ハワイのカルアポークも良かったですが、日本の豚料理は繊細です。【酒盗】もちょいと頂きまして。これがまた日本酒を煽ってくださいます。ま、ここは我慢。もう少ししてからね、と自らの肝臓をなだめすかして。でこのお店の一押しであるところの【とんこつ】をいただきましょう。

骨付きのバラを芋焼酎でじっくりと煮込んだ名物料理。今回、残念ながら団体さんとぶつかったからなのか以前よりもちょっと脂が足りない感じ。うーむ。ま、多少の味のぶれは仕方のないところ。ではあれです、日替わりの【さつま揚げ】をいただいちゃいましょうか。お聞きしたところ本日はサツマイモとイカの二種類。

では両方ともお願いします。神戸からは決して遠い訳ではないですが、そうそう気軽に来ることが出来ないですから思いつくまま喰いまくります。まずはイカ。おー、旨い！これはいいわ。薩摩揚げは大好物。練り物系があれば無限に酒が呑めるほどに。わっつわつと芋の方も。うむ、こちらも安定の旨さ。やはり薩摩料理は芋ですね。

そういえば【自家製ソーセージ】がありましたね、そちらもお願いします。うほ、これは旨い。ビールにはソーセージ。ぷちっとした歯応えの後にじゅわっと広がる肉汁。溜まりませんわ。「ちょっとだけ残ったので」と自家製ベーコンまで一切れいただいちゃいました。こちらも旨いですねぇ。つか、これでハンバーガーが食いたいと思うのはハワイ帰国直後だからでしょうか。

付け合わせのザワークラフトも酸味がきいていて美味しい。かなり好みです。これで生ビール二杯はいけそうですね、うん。そして、宴会の方で欠席が出たそうで、その分の前菜が余ったからといただいちゃいました。これ、いいですね。できれば通常メニューで「前菜盛り合わせ」とかでいただきたい取り合わせ。

酒盗、ベーコン、獅子唐。これにお酒を一杯セットでいただければそれからメニューをじっくり検討、なんていう楽しみ方もいいですよ、ええ。そして大皿の【吊るし大根の酢の物】。イメージとしては切り干し大根の胡麻よごし。これもまた実に酒の肴。もう無理です。すみません、大黒正宗を常温でください。

やはり日本です。焼酎もいいですが日本酒に走るのは仕方のないところ。ここで【鹿籠豚塩焼き】をいただきましょう。日本酒って実は脂によく合うんですよね。これこれ、やっぱり豚肉の旨いバラは塩焼きが一番。脂の旨さをそのまま味わえますからね。これに柚胡椒をちょいと乗せて喰えば至極の幸せ。いやー旨い。

ちょっとつまみが欲しいですね、ということで【かつを腹皮タタキ】いただきます。フライパンで表面をぱりっと焼いた腹皮。ほう、珍味。いや、これは日本酒合います。といいつつ、既に二杯目か三杯目。そろそろご飯ものでもいただきましょうか。あ、その前に酔い覚ましに【能勢サワー】をお願いします。このサワーに病み付きです。

焼酎はキンミヤ。これをホッピーの要領でサワー割。旨い。よし、ではご飯を。おにぎりも良いですがやはりここは豚づくし【鹿籠豚茶漬け】で〆ましょう。ちょっと濃いめのお味で大変美味しく頂けます。うーん。なんだかちょっとだけ食い残しているような気がする。なんだろう？あ、そうだ野菜喰おう。うん、そうしよう。

で、〆の後に【ポテトサラダ】と割り水してある芋焼酎いうよく分からないラストで御馳走様でした。いやー、やっぱり日本は旨いわ。ハワイで散々食い散らかしてきたけれども、最後は日本食に戻るんでしょうか、それとも和食ばかり食べているとまた違うものへと流れていくのでしょうか？自分自身がどこへ向かっているのかが不安です。

ま、肉さえあれば豚でも牛でも大丈夫なのは確実です。
とんかつ、焼肉、角煮大好き！あ、今日は牛スジカレーを作ろう。

2008年10月 9日 10:37