- 二四時間のご無沙汰でした「焼肉 ポッサムチプ」
- → カツサンド at 10/01 (10:30)
- → てつや at 10/02 (20:26)
- → ゆうちゃん之助 at 10/02 (23:47)
- → てつや at 10/03 (19:41)
- ふりだしにもどる
- → おーちゃん at 09/27 (19:21)
- → かず@神戸っ子 at 09/27 (20:21)
- → ゆうちゃん之助 at 09/28 (13:22)
- → てつや at 09/28 (17:23)
- → ゆうちゃん之助 at 09/28 (23:01)
- 二週間のご無沙汰でした「焼肉 ポッサムチプ」
- → かず@神戸っ子 at 09/29 (20:11)
- → てつや at 09/30 (18:51)
- 健康!蕎麦!「石うす自家碾そば 久庵」
- → さいとー at 09/23 (20:42)
- → ktokuri at 09/24 (14:53)
- → やっさん@鳥頭 at 09/25 (15:25)
- → てつや at 09/25 (17:06)
- → キテン店主 at 09/26 (10:37)
- やはり、たまには飲み歩き
- → アマグリ at 09/25 (21:24)
- → てつや at 09/26 (13:47)
さて。すっかりとポッサムチプで焼肉を満喫した翌日。突然の御料人様が呑みに行くとの知らせを受けまして。どの程度呑んでくるのか分からないために、夕食を引き延ばしていたところ、すっかりと喰いそびれ。で、御料人様ご帰宅と共に、私だけ焼肉。ポッサムチプで焼肉。
二週間も間を開けて、その直後が二連荘という莫迦さ加減はいつもの莫迦夫婦らしくてよいかと思います。ええ、これが通常運行。取りあえず、生は一通り。これは見事に二人前だったりしますが。
ははは。喰ってきた、といっている御料人様が抱え込むように生肉喰ってる。うん、これはその価値がある旨い生肉。この調子で涼しくなって、旨い生が喰えることを祈ります。ってんで一人前、というか、半人前程度に減量して頂いたユッケ。
塩ユッケですね。玉子無しという実に潔いユッケ。これはあれだ、一人でじっくりと味わっ…。あの。それ私のですよ御料人様。そんな勢いよく喰わなくても。はいはい。どうぞ喰ってください。できれば私の分もおいておいてね。
というほどの実に上質なユッケ。こりゃ旨い。いつものナムルは当然頂いています。で、前回の見損ねたイードンのマッコリ頂きます。お、ラベルの色が変わったんですねぇ。これは知らなかった。
味の方は特に変わった印象がないですが、生の度合いが強い気がするのは偶然でしょうか。てなこといいつつも。実は今回のメインはまたしても白飯なのです。小→中ときていますから当然ですが今回は「大飯」をお願いします。
やっぱりね、白飯は偉大だわ。肉がいくらでも喰える。前回の飯一気食いの反省を込めて、今回は肉の量とバランスをとりながらちょっとずつ。これがまたいい。喉を白飯がぐりゅんと通過する快感ではなく、肉と米の調和を考えて。
さながら寿司を握っているかのように、サシの多い肉、タレの強い肉は飯を多め、あっさりとした赤肉やテッチャン塩には飯を少なめ、と絶妙に調整しながら喰っていると、これが非常に楽しいのです。
若かりし頃の、放っておけば一升飯でも喰らいそうな勢いではなく、微妙な旨味を感じるオトナの喰い方は、なるほどお米の国に生まれた幸せを感じるのです。ああ、旨い。ニンニク焼きも白飯に合う。
とまぁ、そんなこんなで結局普段並に喰らっちゃいました、肉。最近、どうやらサシに弱くなっているようで、あまり大量に喰えなかったのです。ところが、白飯と一緒に喰うと、これがビックリするくらいスムーズに喰えるのです。
どうやら、「肉で酒を」が一周して「肉を飯で」に戻ってきたようです。なので本当はもう一回り大きな飯でガッツリと、わっしりと喰らいたかったのです。ええ、これからは肉と同時に白飯、これで行きますよ!
炭水化物?太る?そんなの知った事じゃねぇ!
地道に腹筋に励んでおります。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
二週間ぶりの焼肉。私よりも御料人様の方がストレスに負けましたので、焼肉ガッツリと元気を取り戻しに行って参りました。ええ、いつものようにポッサムチプで。
この日、マッコリが品切れ。どうやら好評の内にソールドアウトなようです。なので、夏の名残の生ビールで。注文は生ビールと酎ハイだけなのに、なぜか酒の前にやってくる生の盛り合わせ。しかもデカイ(皿が)。
またこれは、ちょっとずつ、実に多種多様な肉の花畑。赤身は覚えきれないほどの数。ええ、がっつりと覚えておりません。その時は覚えてますが、あっという間にどこか彼方へと消えていく。記憶のマジック。
ほとんどの赤身を、塩山葵か生姜醤油で頂きました。旨かった。とろけるようなサシ肉、ではなく、赤身の味がしっかりと感じられる程度の絶妙なサシ加減は非常に素敵。そして何よりレバ刺の旨いこと旨いこと。
聞くところでは、会心のレバーだったそうで、いつもは一切れずつの盛りつけなのですが、あまりのブツの良さに二きれずつに格上げだそうです。アリガタヤ。これからはどんどんと涼しくなって、生のレバーが旨くなるのです。
だからといって、ハツやセンマイ、身の湯引きがいつもより落ちる訳はなく。見事に旨いのです。ちょっとセンマイのタレの加減、酸っぱ味(酸味とは少し違う)が強めかな?というところが気になりつつも。
さて。いつものようにナムルの盛り合わせをわしわしと喰いながら肉待ち。なのですが、今回もあれをやってみます。「白飯焼肉」を、です。前に小御飯で焼肉を喰ったら、飯が足りなかった、という反省を踏まえて、本日は中御飯。
この白飯とサシ肉をガッツリといきたかったのです、がっつりと。これがね、非常にマッチします。今まではタレ肉に白飯、というイメージだったんです。が、ヒウチやハネシタなどのサシのある赤肉を塩山葵で白飯。これ最強です。
マジで、これならいくらでも喰えると思いましたね、ええ。そして、中飯ではなく大飯にしたほうがいいということが分かりました。お代わりしたい。もっとご飯が食べたい。はい、御料人様からストップかかりました。
肉だけでもヤバイのに、この上炭水化物大量摂取は止めなさい、と。仰有るとおり。なので、ここからはマッコリ、あ、そうか、無かったのか。ではプジャを頂きましょう。マッコリみたいなものですから。
久しぶりのプジャは旨かった。ちびちびといくらでも呑めるのです、が、度数が高い(16°)ので控えめに。お、よく見ると裏ラベルが日本語になってますねぇ。これはもしかすると入手しやすくなったのかも。今度自宅用に買い込みましょうか。
さて、そんなこんなで塩、タレとガッツリいただいていたわけですが、ここでちょいと変わった味付けで。題して「激辛ハラミ」だそうです。確かに全面、粉トウガラシで覆われて如何にも辛そう。
早速焼いていきましょう。あ〜、あまりいじると表面の味付けが取れちゃいますね。ここはじっくりと焦げない程度に…。で、焼けたところで頂きましょう。ほう、辛いですが、辛くて仕方がない、とまではいかない絶妙な加減。
いやぁ旨い旨い。これは個人的に好きです。もう少し焼きやすい工夫があれば完璧ですね。またの手直しに期待です。そしてこのハラミには「タンドリーハラミ」の称号を御料人様から与えることにいたしましょう。いや、味付けは違いますが…。
そして最後はいつものように辛口のホルモン盛り。今回は、量を少なめなお陰で混ぜ込みではなくきれいに並べて頂きました。いやぁ、こうするとまるで東京の某高級焼肉店のようじゃあないですか。お値段は某店の「税・サービス料」程度なのに。
いやいや、御馳走様でした。すっかりと満足。が、白飯があればカルビの一人前くらいはまだいけそうです。どうやら白飯マジックにすっかりと首っ丈な私の胃袋。危険。せっかく落ちてきた体重があっという間に元に戻るじゃないですか。
どうやら肉だけが体重増加の原因ではなさそうです。
最近のお昼は炭水化物を避けようとしています。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
焼肉断ち生活継続中。マメに自宅で御飯作っております。主に野菜です。そう、焼肉が続くと摂取が怠りがちな野菜です。昨日はアボガドとマグロ赤身でポキ風、じゃこと獅子唐の炒め物、そして冷や奴と実に健康的。
あまりに健康的なので、きっちりと体重も下降線です。ようやく極個人的ボーダーラインと呼んでいる体重を切りました。やっぱりアレです、毎晩腹筋しているのも効いているのかな?
まぁそんな訳で、割と今現在は油断しているところです。ええ、いつでもお誘いくだされば飛んで行こうかという心構え。やっぱりたまには肉喰わないといけないじゃないですか。肉の感覚を忘れるじゃないですか。
昨日なんか、別に焼肉食べる予定もない(既に自宅で夕飯が用意されていた)にも関わらず、取り敢えずポッサムチプの黒板メニューだけチェックしたりとか。あ、これは別に昨日に限りませんでした。毎日見てました。
そのくらい肉(主に焼肉)に餓えているのです。もっとも、毎晩の食事メニューは私が決めている訳で、牛肉を買ってくれば済む話なのですがね。ほら、やっぱり焼肉はガッツリと…、ね?そんなことだから太るんだということが実感出来る日々です。
肉喰わないと二日で1.5kg体重が落ちるのはなぜでしょう?
そ、そんなに喰ってる覚えは無いのですが
先日の土曜日、祝日だというのに仕事。それも意外と時間がかかってしまい、そのまま御料人様と合流して食事に行ってきました。御料人様の希望は「ワインが飲みたい」ということなので、北野のワインが飲めるお店を目指して。
が、残念ながら休日ということでお店がお休み。これは仕方がない。街中をウロウロとしながら別のお店探し。特に行きたい場所がある訳ではないけれども。で、ふと目に付いたお店へ吸い込まれるように。
カウンターだけの小さなお店。ビールと肉じゃがとホルモン焼を。肉じゃが。家庭の味で旨い。ホルモン焼。思い切り冷凍ホルモンなのに。旨い。ほほう。ちょいと摘むにはいいかも知れないお店。といいつつ、店情報まるで無し。うん、あまりに適当に行ったので二度といけないです。極々ありがちなお話。
さて。ビールだけでは気が済まない。やはりワインを。御料人様の行きつけのワインバーへと行こうか、それとも…。というところで、ちょいと気になるお店発見。こういう場合は取り敢えず行ってみましょう。
「ウィーン料理」と「オーストリアワイン」が売りのお店ですか。これは結構好都合。とんとんとんと階段を上ると、そこにはいい感じのお店。なるほど、雰囲気出てますねぇ。ではワインを頂きましょう。
料理の方も。え〜と。「皮付きポテトとチョリソー」を。ああ、これ旨いですわ。チョリソーの辛さが実にワインに合いますねぇ。で皮付きのポテトも堪らんです。新じゃがの香りは独特の旨さです。
あ、このお店のワインサーバ(?)が面白かったのです。フラスコをひっくり返したような形状。これで自分でワインをつぐのが楽しい。つい呑み過ぎる危険。なので酒の追加はビールとします。
このビールがまた9.6°という強烈な度数。ワイン並に度数高いじゃないか。そして旨いじゃないか。いかん、これは呑み過ぎる。こういう時は料理!ということで、ほら、ここって焼肉サイトでしょ?なので「ラムのロースト」を。
これがまた肉好きには堪らない。余計な味付けのないラムは、素直にいくらでも喰えそうな、そんな旨味がジュースィーなのです。ま、二切れのうち大きい方が御料人様の方へと行ってしまったのはご愛敬。旨いからね。
さて。この辺りで退散いたしましょう。あまり喰いすぎてもね。次の店に行けませんから。基本的にもう一軒行くことは確定なのです。
久しぶりの三宮ということで餃子。お馴染みの祥雲で。紹興酒と餃子を三人前。二人でちょいと摘んで。相変わらず旨いです。椎茸餃子の旨さは悶絶するほど。うん、たまには来ないといけませんねぇ。
ということで更に路地を覗きながら帰宅しましょう。と、ふと見たお店の看板。昔、たいへんお世話になった、閉店してから随分経つお店と同名。へぇ、同じ名前だねぇ。ん?バーテンダー募集の所によく見知ったお名前。いやん。
そんな訳で、急遽一杯だけお酒を頂きまして。何でも今年の四月に新規オープン。その間5年以上あいてますから連絡が付かなかったようです。これは嬉しい。最近すっかりと三宮からご無沙汰でしたが、いい止まり木を見つけました。ここを足場に、久しぶりに飲み歩きたい心境です。
これ以上、脂肪をため込まないように気を付けながら。
焼肉断ちが十日を超えても痩せる傾向が全く見られません。
今回のお店:
(一軒目は失念)
Heurige 葡萄舎
兵庫県神戸市中央区下山手通1-5-3
TEL.(078)-321-7638
餃子「祥雲」
兵庫県神戸市中央区加納町4-8-19
TEL.(078)-393-0396
BAR「PORKY NEO」
兵庫県神戸市中央区中山手通1-6-5-2F
この所の御料人様の体調が芳しくなかったり、私の肥満度が下がらなかったりと、焼肉を避ける傾向にある訳ですが、それでも何か喰わずにはおられない喰い意地夫婦。それでは、と行ってきたのは蕎麦。ヘルシーなことこの上なし。
あまり遠出したくなかったので駅前で旨い「久庵」へと。時間も早いので、今日はゆっくり出来ますねぇ。ゆっくりするのでビールくださいな。あ、漬物の盛り合わせもお願いします。これを摘みながらちびちびと。
漬物。しゃっきりと旨いです。特に小茄子が旨い。浅漬けで歯応えしっかり、野菜の旨味が生きております。野沢菜も私好みの薄塩。いやいや、これはビールがすすみます。さて。それでは次の料理も。
蕎麦といえば天麩羅ですか。そうですね、頂きます。蕎麦の芽・手作りこんにゃく・海老を盛り合わせで。前回も頂きましたが実に旨い。海老の天麩羅なんて、頭からばりばりと香ばしく頂ける。
そして蕎麦の芽の天麩羅。言われないと貝割れと勘違いしそうな外観。これが体にいいとか、が、そのほとんどを御料人様に食べられちゃったので根元の辺りをもそもそ。いや、御料人様の体調がなにより優先です。
手作りこんにゃくも美味しく頂いて、続いては「鴨焼き」。これ、すげぇですわ。神戸は兵庫区で20本の指に入るほどの肉喰いと自称している私ですが、この鴨、旨い。塩など一切無く、スライスをフライパンで。
しかも油さえも鴨の脂だけ。そりゃあしっかりと獣味溢れますわ。旨〜。塩をつけても喰いましたが、何と言ってもそのままの、味付けなしで肉を味わうのがお薦め。塊のままで表面が焦げるくらいまでローストしてもらえれば…などと不埒な考えもちらほら。
で、いよいよ蕎麦へと。前回写真を撮り損ねた箱そば。これが二人前分だそうで。うん、一人前だね。頂きます。旨。蕎麦旨。一気。一気食いしそうな勢い。相変わらず好みの味のつゆが堪らんです。
薬味も頂きましたが必要なし。この蕎麦つゆが大好きなのです。あっという間に半分以上喰いきって、御料人様からストップを言い渡され。そりゃそうだ。二人で仲良く分ける予定でした。すみません、旨いものの前では理性が…。
そして、さらに「かけそば」も。前回はひやかけ(夏限定)でしたが、今回は普通のかけそば。これビックリした。もうね、人生で一番旨いかけそばかも知れない。何というか、つゆと蕎麦のからみ具合が底知れず見事です。
七味などの薬味は全く不要。そのまま。本当に生(き)のままの蕎麦の旨さ。堪らん。次回はこれだけでもいいかも。このかけそばの旨さってのは、まさに蕎麦の旨さだねぇ、というところで本日はお開き。
最後に蕎麦湯を頂いて、御馳走様でした。余りの旨さに「何人かでコースみたいなのを作って頂けませんか?」と聞いちゃいました。ええ、ここで狂乱の蕎麦パーティを開こうという企てです。
ご希望の方はまたご連絡ください。
割と本気で考えております。まだ蕎麦掻き喰ってないですから…。
今回のお店:石うす自家碾そば「久庵」
神戸市兵庫区塚本通6-1-3
TEL.(078)531-7899
お昼にとんかつを喰った日の夜は、どういう質素な食生活にしましょうか?と考えつつ、帰宅したところ。なんと御料人様が体調不良だそうで。これはいけない。こういう時は体力がつく焼肉でも!となるのですが。
残念ながら、自宅至近距離の某焼肉店へも行けないほどへたってらっしゃいますので、ここは惣菜の持ち帰りでも買いに行きましょうか。で、御料人様に何が食べたいのかと質問しましたところ、お応えは「ナムル」の一言。
なるほど、合点承知。ではひとっ走りスーパーにでも…え?違う?ポッサムチプのナムル?はい、分かりました。では電話してみます。すみません、申し訳ないですがナムルの持ち帰りを、ええ、よろしくお願いします。
五分で作ってくださいました。ありがとうございます。もうね、何と言って感謝すればよいのやら。で、お店まで引き取りに。これは何とも旨そう。早速頂きましょう。あ、昨日の残り物のイカと大根の炊き合わせなども。
適当に冷蔵庫の中の残り物でサラダなど作って頂きます。うん、ナムルはいつもの味。焼肉も旨いですが、このナムルなどの惣菜も旨いんですよね。ええ、ガッツリと頂きます。で、おまけにスジ肉の煮込みも付けて頂いていました。
これ旨いです。例の炊き込み御飯の…などと邪推しつつも酒の肴。マッコリかチャミスルでもあればいいのですが、本日は甲類焼中をルイボスティ割で。これがまた健康そうな飲物に思えるのが不思議。
そう、結局はおまけして頂いたスジ肉の煮込み以外、ほとんど野菜。素晴らしい。たまにはこういう食事もいいですねぇ。本当に、想像以上に満足度が高いのです。御馳走様でした。
その後にチョコレートを食べなければ完璧だったのに。
疲れた時は甘いものが必要です。
今回のお持ち帰り:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
最近、夜の外食がめっきりと減ったのですが、その反動でお昼の外食が増えつつあります。昨日ですか、知り合いがとんかつ喰ったとネットの日記に載せてあった訳ですよ。そんなのを読んでは居ても立ってもいられず。本日のお昼はとんかつ。
一駅西まで歩いて元町。開店が11:00ということなので、開店と同時を狙っていきました。ええ、昼時の混雑を避けるために。当然一番客。コンニチワ、いいですか?
お店は「とんかつ太郎」です。同名のチェーン店もあるようですが、こちらは別物。え〜と、どうしましょうかね。ここはやはり「とんかつ定食」でしょうか。一応、お昼限定のランチなどもありますが、王道はこれでしょう。
他のメニューに「ロースカツ定食」「ヒレカツ定食」もあります。ふむふむ。この辺りは次回のお楽しみに。あ〜、私の後からのお客さんはビール頼んでますねぇ。いいなぁ、でも大瓶はさすがにやめとこう。
で、とんかつ。写真では普通サイズですが、これ縦に半分に切ってあって、実際にはかなり大きなカツです。厚さは5〜7mmほど。いわゆる関西風のとんかつ。どういう訳だか、とんかつってのはカウンターで、その仕事っぷりを眺める機会が多いです。
寿司を握っている様を見ているように、小麦粉、玉子、パン粉とまぶされ、そして揚げられる肉を見ているのは実に楽しい。ああ、油の匂いが食欲を掻き立てます。という訳で、冷める前に頂きましょう。
ソースは二種類。ゴマダレととんかつソース。こういう場合は当たり前ですが両方使います。旨い具合に縦に半分に切られてますから味付けの方も半分ずつ。まずはガッツリとソースの方から。
旨い。揚げたてのとんかつの旨さ爆発。肉自体がかなり淡泊ではありますが、衣との絡み具合は抜群。これはあっさりと頂けます。では続いてゴマダレ。ほう。かなり甘口ですね。こういう場合は付け合わせの練り辛子。
なるほど、芥子を加えると俄然旨い。さっくりとした歯応えと、胡麻の香り。これにぴりっと練り辛子のアクセント。堪らなく、このとんかつの魅力に引き込まれるのです。白い御飯との相性は秀逸です。
定食ですので汁物。こちらは赤だし。具はシジミ。うん、こちらも濃すぎず薄すぎず。好みの味です。これは素晴らしい。そしてキャベツは千切り。うずたかく盛られたその姿は神々しく。ああ、これぞとんかつの醍醐味。
ま、瞬殺ですわ。旨かった。このとんかつならもう一人前喰える。喰わないですが、ええ。これ以上喰いすぎ人生を転がり続けたら大変なことになりますよ。
体重が大台から下がらないという現状を憂いながら。
う〜ん。運動量が圧倒的に足りないんでしょうね。明日も歩きます。
今日のお店:とんかつ「とんかつ太郎」
兵庫県神戸市中央区元町通4-6-1
TEL.(078)351-0846
本日、お仕事で神戸駅まで行くことに。じゃあ、せっかくなので御料人様をお誘いしてお昼御飯を。さて、何を食べましょうか?今日は暑いので蕎麦?それともこういう時こそカレー?で、先日お邪魔した「海月食堂」で限定カレーがあるという話を思い出しまして。
ということで、ひとり言的には連荘でお店へと伺いました。もうね、近所を通りがかったところで心躍るカレーの香り。一気に気分が高揚するのです。コンニチワ。カレーのセット下さいな。
カレーライス、サラダ、中華スープ、らっきょ、柴漬けのセット。こちらのらっきょは自家製だそうです。うん、旨いらっきょだ。このらっきょでビールでも…と普段ならいくのですが、さすがに仕事で人に会うのにそれはいかんでしょう。
ということで、カレーライスを頂きます。ほう、これは旨い。いわゆるカレーライスです。インド料理のカレーではなく。辛さも普通。だと思う。うん、最近、カレーって非常に辛いものしか喰ってないので基準がよくわからんです。
そう言えば、今年の夏も野菜でカレーを作ってましたが、この系統のカレーって作ってませんでした。やはりこのタイプのカレーが私の心の奥底に刻み込まれたカレーです。で、本当なら唐揚げか何かを注文して放り込みたかった。
何となく、カレーライスといえば「トンカツ」とか「エビフライ」とか「コロッケ」などのトッピングが欲しいじゃないですか。ああ、欲しい、欲しいよぉ。ですが、この所の飽食続きを鑑みるに、この辺りで止めておくのがオトナの判断。
いやぁ、美味しいカレーライスでした。このカレーでしたら、三杯は軽いッスね。昔からカレーライスはお代わりするもの、という刷り込みがありますから、ついつい「もう一杯」と叫びそうになるのです。
ええ、我慢しましたとも。ここは我が家ではないし、ましてやご主人はママでもありません。何より、莫迦肥ゆる秋ですから。莫迦は莫迦なりに自制を憶えなければいけません。
昨夜、ポッサムチプ休業というアクシデントが昼食に影響しています。
ナ、ナムルの持ち帰りをしようとしたのです。ええ、他意はございません。
今回のお店:chinese cafe「海月食堂」
兵庫県神戸市中央区相生町4-8-12
TEL.(078)361-1858
焼肉の日、青春18の旅以来、外食を控えましょう、という合い言葉だったのですが、ま、ご承知の通り、誘惑に弱いことで有名な私ですから。先日のポッサムチプの翌日には、いきなり中華料理へとふらふらと誘蛾灯。
日頃から我が最愛の御料人様が愛用されているお店。「 chinese cafe 海月食堂」さんへとお昼御飯をいただきに。前日が焼肉だったので、餃子と炒飯で軽く頂きましょう、そうしましょう。と仲良くお店に着いたのですが。
え〜と。何ですか、この「ヒナ鶏の薫製」ってのは。しかも「一羽」と「ハーフ」ってのは。要するに一羽で喰ってもいいけど、喰い切れなきゃあ半羽もいけるよ!ということですか。はは〜ん。
でまぁ、お店の怪しいご主人とご挨拶。「ヒナ鶏ってのは、残ったら持ち帰り出来ますか?」「いいですよ」なるほど。では一羽。お願いします。
やって来たのは一羽。うん。まごう事なき一羽。てろりん、とスモーキーなヒナ鶏さんコンニチワ。いやぁ素敵。肉ってのはどうしてこう「丸ごと」とか「塊」ってのに心躍るんでしょう。ええ、頂きますよ。
このままではさすがに食べにくいので捌いて頂きます。ばらばら。では早速。ばりっと香ばしい皮の旨さ。旨〜い!ビールがすすむ〜!堪らんよん。完璧なスモーク。皮のスモーキーさと対照的に、むちっとジューシーな肉。
これ、いいわ、いい。骨までむしゃぶりつきます。むしゃむしゃ。胸肉あたりのむっちり感と、腿や手羽のクリスピー感が、いくら食べても飽きさせません。あ、ちなみにこれは御料人様と二人で喰いましたからね。
いくらなんでも一人で一羽は喰えませんって。それくらい立派なヒナ鶏。いやん、手が、手が止まらない。誰?さっき持ち帰ってもいいですか?なんて聞いていたのは?いや、私ですけどね。でも旨いから仕方がない、喰っちゃえ。
と言うことで、結局骨まで喰い尽くしそうな勢いで完食。旨〜!で予定通りの餃子も頂きますよ。こちらの餃子は小ぶり実に旨い。パリッとジューシーという餃子の基本。
あれ?ラー油が変わりました?
以前は市販のラー油でしたけど、何だかそれに比べると随分とスパイシー、早い話が辛くなってませんか?(訂正:御料人様に確認したところ、前からこのラー油だそうです)ええ、辛いラー油は大好物。そして辛いとすすむのがビールなのです、お代わりお願いします。
いやいや、いいッスねぇ。で、ここで担々麺のセット。というのも、担々麺が食いたい御料人様、炒飯が喰いたい私の思惑が、セットメニューという形で花開いた訳ですよ。ちょうど、セットだと量も少なくなるのでちょうどいい。
久しぶりに自作以外の美味しい炒飯を頂いて満足。この量の少ない炒飯がちょうどいいです。さすがに二人で一羽喰った後ですから。で、御料人様の担々麺もちょっとくださいな。え?炒飯?すみません、全部喰っちゃった。
担々麺。旨い。何でも遠くからわざわざこれを食べに来る若者がいるほどとか。うん、分かります。普段、ラーメンなどの中華系汁麺をほとんど食べない私ですが、ここの担々麺は大好きです。
そして、辛いことで有名な担々麺に、これでもかとラー油を放り込む御料人様も大好きです。辛い、旨い、辛い、旨い、辛旨い。汁まできっちり飲み切って、御馳走様でした。
神戸で中華料理というと、元町・南京町になるのですが、人混み苦手な私はついつい敬遠がちになるのです。こちらの海月食堂。結構外れた場所にあるにもかかわらずいつも盛況。素晴らしいですね。やはりご主人の人徳と料理人の腕が人を惹き付けて止まないようです。
次回は夜にじっくりと呑みに行きたいと思います。
紹興酒が呑みたかった。仕事さえなければ…。
今回のお店:chinese cafe「海月食堂」
兵庫県神戸市中央区相生町4-8-12
TEL.(078)361-1858
先日、焼肉断ち八日目!と自慢げに書いてみましたが、その日の夜にポッサムチプ。焼肉。ほ〜ら。いや、「ほ〜ら」じゃない。やっぱり、十日は無理ということが分かりました。というか今月四回目の焼肉ということで、平均週一回ということに。
まぁ、私たち夫婦が焼肉におぼれるのは仕方のないこと。特に、このところ仕事が立て込んでいまして、御料人様などは深夜帰宅も珍しくない。そうなると、やはりエネルギーの元は焼肉しかないじゃないですか。
そんな訳で22:00を過ぎての訪店、こんばんわ。まぁ、いつものように、取りあえず生を一通りというアバウト且つ的確な注文。黒板メニューにも書いていない、不思議な肉が食べられる可能性がある魔法の呪文。
果たしてその通り。本日のお薦めはタタキでした。肉のタタキってのはなんでこう旨いんでしょうね?ポン酢と肉の相性を、タタキの香ばしさとしゃっきりとした歯応えで繋いでいます。そして今回はスライスニンニク付き。
生ニンニクを肉でくるんでポン酢で。これはまぁ、いわゆる鰹のたたきみたいな食べ方ですが、実に理にかなっております。本来、生肉ってのは食中毒起こしやすい食べ物。それを殺菌力の強いニンニクや生姜、山葵と食べると予防になります。
ということでさっくりと完食。今回はタンのタタキという実に変わりタタキを頂きました。う〜ん。これは少し微妙。味はすこぶるよろしいのですが、タンが元のサシが強い部分だけに、その粘りが口当たりに影響してます。
というか、そこまで細かく考える必要は無し。旨かった。それは間違いなし。さて、それでは普通に生の方も。うん、こちらも旨い。わしわしと喰らう。やっぱ、生肉は旨いわ。そこへまたまたちょっと変わった肉。
レバーのタタキとくるりと巻いた赤肉。こちら、粗挽き唐辛子でぴりっと仕上げてありますねぇ。広げてみると意外とデカイ。ハネシタでしたっけ?これ、炙るように焼いてそのままで旨い。辛味が旨味に直結。
そしてレバーのタタキ。これもなかなか微妙な感じ。どうやらいつものように私たちでテスト運用中のようですが、これはイマイチ不評。ここは炙り焼の方がいいですね。生レバーをさっと火の上を転がす炙り焼の方が。ま、個人的な趣味ですが。
さて、F-1の赤タンとタンルート。こちらはサシが少なめでこりっとした歯応え。実にタンらしさを持ったタン。これを塩山葵で。そしてレモンダレで。どちらもあっさりとした肉質によく合います。そして酒が進みます。
究極ロースの端っこもしっかりと焼いて、ガッツリと頂いて。さて。ここで凄い肉がやってきましたよ。見事なサシ加減で、もはや焼肉メニューというよりもステーキの様相。いや、これはステーキだね。
大きさが一口(二口?)サイズなので騙されがちですが、これは私の中では網焼きステーキと決定しました。頂きましょう。まずはレアに。そして塩だけで。旨い。サシが口の中でじゅわ〜っと広がる。この甘味。甘露甘露。
二口目はしっかりとウエルダンに焼いて、山葵だけで。うわ、超絶和風ステーキだよ、これ。いいねぇ、サシ肉をしっかり焼いて食べる旨さ。これが肉の味自体が弱いとかすかすになっちゃうんですが、ガッツリと野趣あふれん肉の旨味。堪らん。
見た目上品なのに、実にしっかりと肉の楽しみが味わえます。って所でテッチャンと小腸のセット。ぶりっとしたテッチャンはやはり旨い。こうでなければいけませんよ。惜しむらくは脂ブリブリってのを希望しますが。
ま、無いものをねだっても仕方ありません。ここは小腸の脂で代用しておきます。うん、相変わらず旨い小腸。テッチャンよりも軽い脂は、これはこれで旨いのです。さて、ナムルなど摘みつつ、ニンニク焼きなど喰らいつつ。
珍味盛りを最後に。で、ここでサプライズ。以前、炊き込み御飯旨〜!と言い続けていたからなのか、炊き込み御飯のおにぎり。嬉しい!また出会えたこの味。「名古屋風です」といわれたのですが、それって味噌が入っているって事でしょうか?
味の方は実に旨い。以前の炊き込み御飯が多少ぱらついていて、おにぎりにすると崩れやすかったのですが、今回はそんなことなく。というか、これ餅米はいってますね。何となくチマキ風になっています。そして旨い。
あ〜いいなぁ、実にいい。白飯でガッツリ喰うのもいいですが、最後にこうやって小ぶりの炊き込み御飯おにぎりで〆るのは実に幸せなのです。これは是非レギュラー化して頂きたいですね。ええ、旨かったです。
この後、少し内緒の肉を味見させて頂いてご馳走様でした。いやぁ本当に大満足。っていうか、こんな時間からこんなに喰って大丈夫?太らない?とまぁ、自業自得な自問自答を繰り返しつつご馳走様でした。
やっぱりね、肉喰うと元気出るよ。一週間の疲れが一気に吹き飛ぶね。こういう幸せはやはり無理して断つ必要はないと思う、うん。去年のように3〜4日に一回というペースはアレですが。
凄く控えているつもりで週一回ってのは自覚の問題ですか。
食べ過ぎはよろしくありません。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
現在、焼肉断ち八日目を迎えております。これは快挙です。週に二回は焼肉を誇ってきた我が夫婦にとって、一週間を超える焼肉断ちは不可能と思われてきました。それを実践しているのです。奇跡の一瞬一瞬を生きています。
で、その間どうしているかというと、休みの日にじっくりと時間をかけて豚の角煮など作ってみたり。これがまた大層楽しいイベントなのです。皮付きの豚バラブロックを、数時間かけて煮込んでいきます。
レシピも適当。ネットや本に載っているのを一応見ながら勢いで。で、これが結構旨かったり。ほら、自分で作ると、多少の難は目を瞑るじゃあないですか。何て言うのかな?他人に厳しく自分に甘く。
まぁ、味見しながら自分好みに作るんだから不味い訳はない。当然ですけどね。と。そう言えば、今回の豚の角煮はほとんど味見してないなぁ。結果オーライのノープランはいつものことですが。
と、自炊自慢などしてみましたが、実際には「馬肥ゆる秋」ですよ。旨いモン喰いたいですよ。当然焼肉を含めて。先日の鰻は死ぬほど旨かったですが、そこで死んでいればよかった。生きているがために、更に旨い者を欲する。
そう言えば、最近トンカツの旨いのを喰ってませんでした。ほら、この間の旅では、東京あたりで体調を崩したので、ほとんど喰っていませんから。いつもなら朝っぱらから超分厚いトンカツを貪り食うというのに。
心残りがあるとよろしくない。ここは旨いものを探す週末にしたいと思うのです。が、如何せん御料人様も私も仕事で多忙。旅も冒険も出来ないお年頃。これは困った。なにかお取り寄せでもしてみましょうか。
東京のトンカツって通販ありませんかね?
自分で揚げるのは無理です。二度揚げなんて面倒で…。
先週の旅行から、しばらく外食を控えましょう、ということになっていたのですが。私が脳内暴走いたしまして。ええ、帰りに食べた浜松の鰻の味がフラッシュバック。脳内麻薬でトリップなのです。
ということで、某SNSで情報を頂戴しまして行ってきました、う・な・ぎ。お店の方は神戸は板宿。我が家からちょいと足を伸ばした先にありまして。聞くところでは背開き蒸しての東京風とか。
仕事を早々に終え、出張帰りの御料人様をとっつかまえてお店へ。某SNSの「鰻に恋い焦がれる乙女」さんとお店で合流。はじめまして、では喰いましょう。こういう時には人数が多い方が色々と食べられます。
というか、この段階で色々と食べる気満々。まず、電話で予約入れたのですが「焼き上がりに40〜50分かかりますが、御注文聞いておきましょうか?」とのお申し出に「だが断る!」と(いや、もっとちゃんと断りましたが)。
今回は、鰻が焼き上がるまでに酒と肴でゆったりやろう、が合い言葉。なのでお店に着いてから、メニューを見ながら注文します。実はこのお店、お客の注文があってから裂き、蒸して、焼くとのこと。それならそれ自体を楽しみましょうというコンセプト。
さて。用意頂いたお座敷席でまずはお酒。まだまだ暑さが残る九月半ば。まずはビールをさらりと頂きましょう。付き出しに焼いた鰯と泥鰌の煮こごり。こちらのお店ではどじょうも扱っているのですね。
これをちょいと摘みつつ、そうですねぇ、白焼きに八幡巻き、表にあった骨せんべいを頂きましょう。ってんでやって来た骨せんべい。ほう、これはこれは。背骨だけを見事なまでに残してこそぎ落としたタイプではなく、無骨。男の骨せんべい。
骨自体の太さもそうですが、量と盛りつけ具合が実に男らしい。で、味の方はといえば、これが繊細なのです。うん、旨い。冷たいビールと骨せんべいの取り合わせってのは実に素敵ですねぇ。ああ、ビールをお代わり。
続いての白焼き。これがもう。というか、如何にもすぐに出てきたかのように書いてますが、骨せんべいから白焼きまでにたっぷりと30分はかかっています。この白焼きも今捌きたてですか、そうですか。
で、この白焼きが、あーた、もうね肉厚、そしてホロリととろけるかのような柔らかさ。それでいて鰻の旨さはぎゅっと凝縮。ああ、鰻。鰻喰っているよ!という実感が腹の奥から湧き上がる。そんな白焼き。
これを山葵だけで一口頂いて、次に醤油で頂く。これだけで、全く違う鰻かと思うほどの味覚の妙。不思議。山葵だけで頂くと、川魚のさっぱり風味。これが醤油で頂くと、もっと濃厚な魚らしい脂の旨さ。
いやぁ、堪らんです。一尾の鰻がこうも色々な顔を見せてくれるとは。すみません〜冷酒下さい。ええ、もう無理。ビール如きでこの濃厚な焼きたて鰻の旨さを受け止められませんって。しっかりと冷えた冷酒。ぶはぁあああ、旨めぇええええ。
で、八幡巻き。今まで食べた八幡巻きってのは、わりと細めのゴボウだったのですが、こちらの八幡巻き。男らしい。これ太いでしょう?ってなゴボウを鰻でしっかりと巻いております。がっつりと頂きましょうか。
う〜む。これはまた。素朴なお味。いや、味付け自体はかなり濃いめです。がゴボウの土臭さが旨い具合に中和して、これまた日本酒のお友に実によいのです。たまらんなぁ、鰻はやっぱ楽しいなぁ。
そして満を持してやって来たのが「鰻丼」なのです。松竹梅とランク分けされた丼。違いは鰻の量だけ。で、梅が一番量が多くてお高いのですが、普通逆ですよね?ということ。おや、そういえば。
まぁそれはともかく、頂きましょうか鰻丼を。当然ですが私と御料人様は「梅」の一番鰻がデカイのをお願いしました。「食べ切れるかな?」とおっしゃる御料人様に「残ったら食べますよ」と言ったところ、「残らない!」と断言されました。うん、さっきまでの不安な発言は何だったの?
それはさておき。いよいよ鰻丼頂きます。これが本当に肉厚。背開きの鰻はふっくらと、タレの方はどちらかといえば関西風。まぁ取り敢えず、丼物はがっつりと頂くのが一番旨いのです。イタダキマス!
旨!これ旨!白焼きとは違って、ガッツリと鰻の蒲焼きの旨さ。タレでこってりと、肉厚ふっくら。こればっかりは言葉で表現しようのないバランス感覚。よい!鰻、よい!旨い!ががががっと。飯ごとかっ込む快感!
今回ご一緒されました鰻に恋する乙女さんは鰻重の方だったのですが、ここに行き着くまでに結構いろいろと摘んだので鰻、少し頂きました。嬉しい。鰻が多いの嬉しい。そして肝吸い。こちらも頂戴しまして本当に御馳走様でした。
いやいや、大満足です。ま、予定よりも多少予算はオーバーしましたが、それでもこれだけの満足度なら無問題。実に旨かった。本当にご店主の実直さが滲み出たような、素晴らしい鰻を頂戴しました。うん、また、必ず来ます。次もゆっくりと時間をかけて食べさせて頂きます。
この間のうどんで呑めなかった分は取り戻しておきました。
やっぱり、旨い料理には酒は付き物です。
今回のお店:うなぎ「加奈井」
兵庫県神戸市須磨区平田町2-2-13
TEL.(078)731-4055
この間の日曜日。ちょっと荷物を運ばねばならず、ぜんちゃんにお願いして車を出して頂きました。で、せっかくだからと遠出ついでに「うどん」など喰ってみました。
先週の旅で、うどんにちょっとしたトラウマがありますが、そこはそれ。食い物の好き嫌いは人として一番いけない事。なので克服も兼ねてうどん。行ったのは神戸市北区は「いけや食堂」です。
このお店、北区のうどん好きの方々の評判もよろしく、そういうことでしたら是非とも頂きましょう、という喰い意地先行なのです。が、さすがに美味しいと評判のお店。駐車場は満車。しばらく待って駐車場が空いたところでお店へと。
こういうお店では、ぶっかけとか生醤油とかそういうメニューがいいみたいですが、うどんに対してほとんど思い入れがないために、あまり深く考えず「鴨つけめん」を頂きます。蕎麦を鴨せいろで食べる、あの感じ。
果たして、やって来たのはうどん。当たり前。讃岐うどんみたいなのでしょうか?讃岐うどん自体をほとんど喰いませんから(伊勢うどんが好き)、その辺りもよく分からんです。太めのうどんは旨そうですが。
で、出汁の方は、これは旨い。鴨をローストしてあるのですが、これが調理場客席側でがんがんと焼いている訳で。なので濃いめのツユに葱とローストされた鴨が入って香ばしい。あ〜、これはいいわ。酒でも…あ、車だわ。
運転はしないものの、さすがに呑んでは行けない人の前では呑みづらい。なので止めておきます。それにしても、鴨が旨い。葱が旨い。酒が…やっぱり欲しい。ツユがしっかりした味なので、ビールでも日本酒でも合うだろうなぁ。
仕方がないので御飯頂きましょう「山かけ御飯(だったかな?)」を。先週のうどんが「山かけうどん」だったので、山かけ部分も克服しておきましょう、ということで。この御飯が意外や意外旨かった。
とろろの濃さが実に適度。自然薯の濃厚さや長芋の水っぽさがなく、白飯との絡みも素晴らしい。個人的にはうどんよりも鴨ローストとこの山かけ御飯で昼飯にしたいと思うほど。この山かけ御飯にかけた醤油は生醤油うどんの醤油でしょうか。
そして調子に乗って鶏の唐揚げを注文したところ品切れ。じゃあ鶏の照り焼き風ってのを注文しましょう。え?これって唐揚げ?竜田揚げ?という鶏に照り焼きソース。う〜ん。これは何とも不思議なメニューですねぇ。
というか。完全に酒欲しいじゃないか。どう考えても酒呑むでしょう?この取り合わせ。普通は生ビールでしょう?ええ、呑みませんがね。大人です大人。ここで勢いに流されない自分を褒めておきます。よく頑張った。
先週は喰えずに呑むだけ、今週は呑めずに喰うだけですか。
うどんにまで酒が絡むようでは人としてどうなのでしょう?
今回のお店:伝統自家製麺「いけや食堂」
兵庫県神戸市北区山田町下谷上箕谷16
TEL.(078)581-0061
29日の焼肉の日から十日ぶりにポッサムチプさんへと行ってきました。ええ、先週のお話です。青春の旅があまりに長引いたので、すっかりと遅くなりました。ま、いつものことですか。
私は宇都宮、東金と焼肉を喰ってきましたが、御料人様は焼肉の日以来です。今日の所は少なめに喰って帰りましょう。で、いつものように生はお任せ。いつものように盛り合わせ。ハツやレバー、生センマイはレギュラー。
そして、あ、これは。タタキが二種と湯引きが一種。あの焼肉の日に見たタタキ。あれがまたしてもあるじゃあないですか。後でお聞きしたところ、この日はたまたま時間があったので作ってみました、とか。
うん、旨い。このタタキは実に旨い。見た目のインパクトも当然ですが、味の方もしっかりと。赤身の旨味をタタキにすることでぎゅっと押さえ込んでいます。そしてポン酢で食べるとさっぱりと、それでいてガッツリと。旨。
やはりこういう一手間かかったメニューは旨いです。焼肉だからといって、何もかも焼けばいいってなもんでもないな、と思わせてくれる一品。そうそう。そういえば残暑見舞いをお店から頂いておりました。
これがまた、差し出し名がないという、実に素敵なサプライズ。で、合い言葉を云々ってのがあったのですが、それを言えば一品いただけるとか。ええ、何だったか忘れてましたが、御料人様はその辺り抜かりなく。
で、またしても立ってるお肉。この店の特長は、肉が立っている、ということでいいんでしょうか?うん、きっとそうだ。この見事なサシ肉。美しく支え合っております。これをいつものようにミディアムで焼いて一口。更にウエルダンで一口。旨い。
塩でということなので、最近マイブームの「山葵塩」で。サシ肉は、この山葵塩かポン酢で食べるのがいいですねぇ。更に、日替わりでスジ系の肉を塩で。旨い。これも山葵塩とポン酢で。
このタタキ用のポン酢が重宝します。さて。ここでハラミ。これがカイエンペッパーで実にいい感じに味付けされています。以前から、一度試してみようと思っていた、例の企画を発動するにはちょうどいい按配。
「すみません、御飯の小をください」と。そう、白ご飯と焼肉です。過去何度か試してみようと思いつつ、なかなか実行出来なかった企画。しかも、今回はニンニク焼きもあるのですから完璧です。
旨い。本当に旨い。大人になってから久しぶりに白飯+焼肉ってのを喰らいましたが、これは捨てがたい快感。やはり白飯とタレ焼肉の相性は抜群ですね。酒だけが全てではないことを久しぶりにガツンと知らされました。
ちなみにこの後に珍味盛りをハーフで頂きましたが、その時には御飯はなくなっておりました。故に試すことが出来ませんでした、残念。ま、次回は中御飯で頂こうと思っていますので、それまでのお楽しみということに。
いやいや、やはり旨いですわ焼肉。実は、八月末の焼肉の日から宇都宮・東金の旅までの一週間。8/27・28・29・9/1・2と狂ったように焼肉三昧だったのです。そのために旅先で体調が崩れたのかも、と不安に駆られてしばらく敬遠しておりました。
しかしそれが全くの杞憂と分かりました。うん、旨い。で、体調もすこぶるよろしい。結局は、旅疲れによる疲労だったようです。焼肉には全く罪はなし。ええ、一件落着の大岡裁きです。でも無茶食いはいけないZO(はぁと)
いやいや、今回も御馳走様でした。実に満足の焼肉でした。あ、そうそう。8/29の焼肉の日企画で出された「牛スジ肉の炊き込み御飯」は、メニュー化するかどうかの瀬戸際のようです。
もしもポッサムチプに行かれる方は、是非「あの炊き込み御飯が食べたい」と訴えてください。もしかするとレギュラーとして、いつでも喰えるようになるかも知れません。まだ食べていない方も是非。炊き込み御飯、最高!
今回は白飯がうまかった話のはずだったのに…。
ご飯ものは焼肉に合うということで、どうかひとつ。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
結局、眠りについたのは深夜というよりもほとんど朝。で、軽く仮眠状態でもそもそと動き始めます。というのも、最終日は我が最愛の御料人様と合流なのです。前日、あまりの体調の悪さに「もしかすると、神戸へ直帰の可能性あり」とメールしてましたので、それを撤回しておかねばなりません。
起き抜け早々「復活!!!」のメールを送って新幹線を押さえにかかります。お昼は浜松で鰻の予定だから。ほら、昨日の鰻を逃しているので、この日は何としても!ということで。
無事に連絡も取れ、では浜松へと行きましょうか。で、時計を見ると新幹線の時間まで余裕で一時間以上。う〜ん。こういう時は歩きましょう。と、馬喰町から東京駅までてくてくと歩くのです。
途中、納豆巻きをコンビニで購入。本当に食べられるのか確認したところ問題なし。よし!今日は昨日までの分もしっかりと取り戻しましょう。
で、その後、全く問題なく東京駅、そして浜松へと。途中で御料人様と新幹線合流。前日までの不運とは雲泥の差、っていうか、あまりの快調さに逆に不安を駆り立てられたり。
さて。そんなこんなで無事に浜松へと到着。早速目星を付けていたお店へと電話。お店の状況を確認。満席。うん、ありがち。早速お店へと直行、名前を告げると一時間待ちだそうで。待つのも鰻の楽しみ、とはいえさすがに暇。デパートで涼みながら待ちましょうか、そうしましょうと移動。が、さすがは浜松ですねぇ。
もうね、道々に鰻店。駅前は鰻の匂いで充満しているのです。私達の普段の行動をご存じの方ならば恐らく予想されていると思いますが、予約した時間まで別の店で摘む、という選択肢。ええ、考えましたとも。
しかし、さすがに昨日まであんなに壊れていたので、それは無謀と。はい、今回は大人しく時間待ちです。デパートの休憩所でゆっくりと時間を潰して、いよいよお店へと乗り込みます。
といっても、ちょっと早めに着いたので待合いで。そのすぐ横は生け簀。ほう、鰻が塩ビパイプに収まってます。うわぁ、旨そう。ちなみに、前日の牧場で牛を見ながら旨そう、と思ったことも独白しておきます。
結局、このまましばらく待っておりました。食事だけに仕方がないとはいえ、鰻の旨そうな匂いが充満する店内で待つというのはある意味拷問ですね。ああ、喰いたい、喰いたいという気分が最高潮に盛り上がった頃に席に通されます。
ま、まずは酒。前日までの不調を吹き飛ばすかのように日本酒。九月に入ったというのにまだまだ暑いこの日は、やはり冷酒がちょうどいいでしょう。で、やって来たのは浜松の地酒。これがまた旨い。
最近は焼酎よりも日本酒に心惹かれておりますが、この酒、旨いです。やっぱり、旅すればその土地のお酒を呑むのが一番ですね。キンキンに冷やしてある冷酒は、日本酒の香りこそ少ないですが、旨味と冷気で楽しませてくれます。
ここで肴は「肝焼き」でしょう。これがまた、ほろ苦くて冷えた日本酒に実に合うのです。ああ、ここまで来た甲斐がありました。鰻に辿り着く前に、既に満足中枢に刺激が走ります。ビビビッと走ります。
ふと隣の席を見ますと「カブト焼き」だそで、鰻のカマの部分を焼いてあります。うわ、アレも旨そう。どうしよう、スゲェ食欲が湧いてきたよ。そりゃそうです。昨日は昼にうどんを食べましたがリバース、そしてほるもんセンターでは味見程度しか食していませんから。
もうね、目一杯の食欲が湧いてきたところで「白焼き」の登場。いやっほ〜い!鰻くんコンニチワ!これは肉厚旨そうだ!これに山葵をちょいと乗せて、塩をちょいとつけて。あふ、旨い、これは辛抱堪りません。
焼肉でいうところのサシ肉を山葵塩で喰っている感じ。でもサシそのものはきっちりと炭火で落としてしっかり焼いて、それを一口で喰った時の感動に近いです。旨い。わしわしと喰いますよ。昨日の分も喰いますよ。
いやぁ、噂にたがわぬ旨さです。このお店、結構な有名店らしく、遠くからここをめざして来る旅人も多いようです。ということで、白焼きに満足しているところに、当たり前ですが「鰻重」さんの登場です。
待ってました!これ!肉厚。そして味が見た目よりも随分とあっさりしています。関東の味付けに近いのでしょうか。関西風の甘味がガッツリ、歯応えバリっというものではなく、捌き方も東京風。いや、これは旨い。
昨日まであんなに喰えなくて苦しんでいたとは思えないほど、がつがつと頂きます。が、それでもやはり普段に比べて速度が遅い。ががががっと喰えないのです。多分食道傷めましたね、昨日のナニで。
それでもゆっくりと味わいながらの完食。で、このお店の肝吸いが旨かったのです。昆布の風味がよい出汁でした。上品で、それでいてしっかりとした味に満足。最後は酒が残りそうになるほど、鰻に集中しておりました。御馳走様でした。
こうして、色々な意味で長い旅も終わりました。この後は普通に新幹線で、普通に神戸に戻って参りました。
今回は、本当に沢山の方々にご迷惑をおかけしました。粋牛さんでは18焼肉という無茶を、椎名さんにはあんなによくして頂いたというのにろくなお礼も出来ず、ほるもんセンターさんではせっかく用意して頂いたメニューを食べることも出来ず、そして東京のお友達には心配かけまくり。すみませんでした。
次回、またこういう機会がありましたら、完全に体調を整えて挑みたいと思います。喰いまくり、呑みまくりでも平然と翌日を迎えられるように。
そうすると、体重がリミットオーバーする訳ですが。
今回の旅行で太るどころか1kg減っておりましたが…。
今回のお店:うなぎ「あつみ」
静岡県浜松市千歳町70
TEL.(053)455-1460
いよいよ夢の「ほるもんセンター」へと到着したのですが、もう、最悪の体調(※詳しくは前日のひとり言で)だったのです。それでも、せめて肉の姿だけでも拝みたいという、体調不良を超える喰い意地な訳です。
取り敢えず、薄〜い焼酎の水割りを作って頂き乾杯。ここまで来る間に脱水状態だった体に染み渡ります。これはもしや喰えるかも、という甘い期待。そう、例え喰えなくても、喰いたいものだけ注文するという莫迦っぷりを発揮。
ああ、喰いたい「ガツニンニク」を。これね、以前喰ったのですが、ニンニクがががっと効いて実に酒の肴。大好きなの。本当に、出来ればお土産に持って帰りたいくらい。でも、この先まだまだ旅が続くので無理。
で、食べようと思ったのです。せめて一口くらいは、と。あのね。生まれて初めて分かった事があります。「食べたくても食べられないつらさ」ってやつ。旨そうなの。で、旨いのも分かってるの。でも喰えない。
うん、これたまらんです。本当に見てるだけ、匂いをかぐだけ。それでもゆっくりと座っていれば、その内少しはマシになるだろうと、焼ける肉を眺めるのです。う〜ん、いい匂い。これだけ休んだんだから、ねぇ?
そろそろちょっとくらいは、ってんで、まず神戸では滅多に食べられないであろう「ウチワナンコツ」を一切れ。口に放り込むと、もう、至極の旨さ。あふぅ、旨いよぉ。が、如何せんここからが問題。
全く飲み込めない。あ〜、これは辛い。でも少しずつならなんとか。ということで、決めました。取り敢えず、喰いたいものだけ一切れだけでも頂きます。当然、そうなれば喰うのはカルビ。何と言っても先ほど見てきた「椎名牧場」の肉なのですから。
このカルビはモモ肉を使っているそうです。確かにサシの具合からいえばカルビと言えなくもない。関東では「脂のサシ具合でカルビとロースが決まる」そうです。部位というよりも肉質で決める。
なるほど、それならば確かにカルビとロースの違いってのは難しい。私の認識としては牛の上半分がロースで下半分がカルビです。肩・背・尻から腿にかけてがロース、バラ辺りをカルビだと思っていました。勉強になります。
で、このカルビ。この日は万全の体調でなかったので、イマイチどちらと判断しがたかったですが、いわゆるロースらしい味・歯応え・香りがなかったのでカルビでしょう。はい、カルビとロースは自分で決めます。
あと、どうしても喰っておきたいのはタンルート、豚タン、そしてツラミ。全部、本当に一切れだけ。もっと喰いたい、でも不可能。辛い。本当に辛いのです。喰えない苦しみってのがこれほどとは。
ということで、ほとんどを椎名さんと東京のお友達にお願いして待望だった「ほるもんセンター」参りが終わりました。終わってしまいました。ああ、次回は、次回こそは必ず体調万全で伺います。そして片っ端から喰いまくります。取り敢えず御馳走様でした。
ご店主さま、本当にすみませんでした。わざわざメニューを組んでくださっていたようなのですが、私があまりに壊れているために食べることが出来ませんでした。これからは体に無理のない移動方法で来ます!
あの青春18切符ってのが、なぜ18切符なのか分かりました。私のような年寄りでは体力が持たない。これは色々な意味で気力体力共に充実している若者特権なのかも知れません。とまぁ、そんなこんなで、ちょっとですが肉喰って酒呑んだら随分と体も楽になりました。
東金の駅まで椎名さんに送って頂き、また列車の旅が始まります。といっても、後はホテルで寝るだけ。で、ここで重大な事実。というのもあまりの体調不良さに、いつ列車から飛び降りる羽目になるか分かりません。
なので21:30を過ぎた時点でホテル押さえておりません。ははは、どうしましょう。どうしましょうもこうしましょうも、取り敢えずは東京方面、行けるところまで行きましょう。で、列車に乗って上京物語。
幸い、体調の方はぶり返すことなく大丈夫。無事に東京付近まで着きました。この間、ケイタイでホテルの空き情報など探しましたが、東京近くについたのは23:30を大きくまわっておりまして。最早飛び込みにかけるしかない。
幾分復調したとはいえ、さすがに野宿はキビシイので、ビジネスホテルがありそうな馬喰町で下車。ここで東京のお友達ともお別れ。また会う日まで!今度は体調整えて遊びましょう、と笑顔でお別れ。そしてボクは途方に暮れる、のです。
ええ、地下から上がってみれば街は真っ暗。どうやら裏手に出たようです。灯りを求めてうろうろとしていると、ふとめの前にビジネスホテル。ええ〜いと飛び込んでみれば空室ありで大助かり。いや、本当に大助かり。
ということで何とか宿を確保して明日に備えます。明日は普通に新幹線移動ですから大丈夫でしょう。取り敢えず元気に朝を迎えられることを祈りつつ就寝。オヤスミナサイ。
夜中に腹が減って寝られませんでしたが、何か?
ほとんど喰ってなかったので…。ご心配かけましたがこの時点で食欲も復活しました。
今回のお店:炭火焼き「ほるもんセンター」
千葉県東金市東岩崎1-15-103
TEL.(0475)55-7141
青春の旅二日目。実質、この日のみが「青春18切符」の旅です。つまり、一日中電車に揺られてほーやれほ、なのです。で、起床。前日、26時まで呑んでましたので、ま、普通に宿酔でしょう。
と、思ったのですが。これがですね、どうやら違うらしい。この体の気怠さは、もしや風邪でしょうか? とはいえ、ここは遠く離れた大地。西へと向かって進まねば何一つ解決しない訳で。取り敢えず駅前で風邪薬を購入、一気飲みして18切符の旅がスタート。
ご存じかと思いますが、この「青春18切符」ってのは特急・新幹線が使えません。いわゆる快速・急行・普通列車での旅。当然ですが宇都宮から東京まではしっかり時間がかかります。取り敢えず上野までの列車に飛び乗って。
上野駅まで約二時間弱。しかもひとりぽっち。別に一人が辛いんじゃないのです。退屈。シートにぐったりとした体を埋めて、そのまま二時間。新幹線なら45分。うん、これは確かに大変だ。ま、半分寝てましたが。
なんやかんや言いながらも、列車はひた走ってくれる訳で。予定時間に到着。お疲れ私。降り立ったところで、今回一緒に遊んでくれる東京のお友達と合流。
本当はこのまま上野の鰻店に喰いに行く予定だったのですが、私の体調があまりに悪すぎたので急遽東京駅へ移動してそこでうどんなど頂きました。ま、何か喰っとけば体調も戻るでしょうという甘い判断。
ええ、ダメでした。この後、千葉へと向かって更なる列車の旅に出たのですが、もうね、40分ほどかけて千葉駅に着いた頃にはへろへろ。取り敢えずトイレへ。ああ、さっきのうどん君久しぶり。と、まぁ、そんな感じ。
いや、宿酔とか、そういう普通の状態じゃないの。なんだこれ?風邪?乗り物酔い?ありとあらゆる体調不良が一気にのし掛かったような不調さ加減。これで更に一時間以上の列車に乗るという、ほとんど自殺行為。でも乗る。次の予定は、これまた以前から非常に楽しみにしていたのですから。
ようやく目的地「干潟駅」まで到着。本当はここにつく前に先方に連絡しておかねばならなかったのですが、あまりのつらさに電話出来なかったの。だってずっとトイレに引き篭もってましたから。それでも駅からようやく電話入れまして。
今回お邪魔しますのは牧場。以前、京都の「南山」さんで頂いた八千代黒牛が忘れられず。例の牛肉試食会で名刺交換させて頂いて「機会があれば是非とも牧場に行かせて頂きます!」と宣言していたのですが、それがとうとうかなった訳です。
自動車で駅まで迎えに来て頂き、いよいよ牧場到着。牛!牛!牛!牛!が〜♪もうね、壮観なのです。ここでは約750頭のF-1牛が飼われているそうで。750頭といえばそりゃあもう広大な土地が必要です。
当然放牧ではないですが、それでも一頭あたりの牛舎は広い。よくテレビなどで見る牛舎に比べると、割合自由に牛が動き回っています。で、牛がでかいんです。まず最初に見たのが、二日後に出荷されるという牛。なので当然目一杯デカイ。
このデカイ牛がいずれ自分の口に入るんだなぁ、などと感慨深く。で、施設などもいろいろと見せて頂きました。飼料の配合、籾殻の処理施設、入手方法など、ああ、ここの牛なら間違いなく健康なはずだと実感しました。
いわゆる肉生産工場的な施設ではなく、牛が牛として育てられていました。これって素晴らしいことですよね。ええ。例えば、牛糞は籾殻を納めてくれた農家へと、その量に応じて肥料として納めているそうで。
つまり、この牧場の牛糞で作った肥料で育てられた稲の籾殻が再びこの牧場の牛の口に入る。この間に危険な薬品が存在しない以上、もっとも確実に健康的な餌で育っている訳ですから。よかった。やっぱりここまで来てよかった。
F-1牛ってのは黒毛和牛の雄とホルスタインの雌との間の仔牛。純血の黒毛和牛は、それはそれで当然旨いのですが、このF-1は一味違います。というか、ホルスタインから搾乳するための副産物なんですよね。
なので価格も純血に比べれば当然安く、仔牛も素牛よりも小さな頃からこの牧場で育てているということで、今問題になっている飼料なども一切使用していません。あの京都で衝撃を受けた肉が、こうやって育っているなんて。
すっかりと感動。椎名さんからは「何でも聞いてください」と言われるのですが、もう、全てが初めての見るもの聞くものですから、質問そのものが思いつかない。だって牛を見ながら「どのあたりがトモチマキですか?」っていうのもおかしな話。
その後は、直販所の方も見せて頂き、すっかりと牧場を満喫していよいよ約束の地「ほるもんセンター」へと向かいます。ええ、そうです。今回もホルモン喰いまくります。…そう、この時は思っていました。
というのも、牧場でしばらく休んでご案内頂きまして、すっかりと体調が戻ったつもりになっていたのですがとんでもない。ええ、まるでダメでした。
ほるもんセンターまで自動車に便乗していったのですが、もうね、走り始めてしばらくした頃にはすっかりと不調。ああ、そうか、そういえば子供の頃から乗り物苦手だよなぁ、特に自動車は…。
大方の予想通りに最悪の状態。もうね、へたすりゃあ昨日の焼肉までコンニチワしてしまいそうな勢い。何度も車を止めて頂き、道端へとダッシュ。うん、無理。今回は絶対に無理。自慢じゃないですが、まるで死体の様相でお店へと到着したのでした。
教訓:子供の頃の悪夢は大人になっても希に甦る。
ああ、本当になんてこった…。
今回お世話になった牧場:椎名牧場
千葉県旭市井戸野2700
TEL.(0479)63-8402
ちょいと足を伸ばして行ってきました宇都宮。ずっと以前から「機会があればきっと伺います」と言い続けていたのですが、それから幾年月。ようやくその「機会」というヤツがやって参りました。
金曜日の午後。神戸空港より機上の人。いやいや、何とも相変わらずアクセス便利な空港なので、取り敢えずビールでも呑みながら出発待ち。あ、そうそう。今回初めて「非常口席」ってヤツになりました。
「足下の広い席がありますが?」といわれて、ああ、それはありがたい。それでお願いしますって事に。確かに広い、足下広い。ま、リクライニングしないんですがね。そこはそれ、仕方がないけど。でも、それはそれで辛かった。
で、東京経由で宇都宮を目指すのです。羽田から東京モノレールで。あ、そうそう。今回は結局一人旅となりました。楽しい。一人で飛行機、一人で東北新幹線。なんだか初めてのお使い気分で。
当然ですが、初めての東北新幹線。どれに乗ればいいのか分からない。分からないけど取り敢えずこの辺だろうと待っていたら、アレなんですね。二つの新幹線がくっついているのね。どっち?どっちに乗るの?
とまぁ、機嫌もよくあたふたした後に、駅員さんに尋ねて無事乗り込み成功。今回は時間もないし自由席。余裕で座れたので問題なし。いやいや、こういうノープランも実に楽し。
いろいろあって宇都宮へと到着。さあて、それではホテルへ荷物を放り込んでお店を目指しましょう。そう、あの「炭火焼肉 粋牛」へと。
え〜と。迷いました。相変わらず、だいたいあの辺り、という目測はことごとく外れ、行き過ぎて、戻ってきて、近所の洋服店の店員さんに訊いて、その人もよく分かってなくて、でも焼肉の匂いを頼りに探したのに、近所の鰻の方に気をとられていて。それでもようやく発見。
こんばんわ〜。今日はよろしくお願いします〜。という会話でスタート。何といっても20時到着という、一番立て込んでいる時間帯ですから挨拶もままならない。で、勝手に呑んで喰いますので、よろしくお願いします。
生三種。「ともさんかく」「タン」「レバー」を頂きます。タン刺。このカットは初めて見ました。片側を残して包丁を入れる。これいいッスね。薄く切られがちなタンモトを、こうやって包丁は入っているけれども一切れ、という素敵カット。
肉の旨味も素晴らしい。関西でもなかなかお目にかかれないクラスの素晴らしいタンモト。牛肉大量消費地から来ているというのに、ホルモン系の鮮度と扱いの巧さに驚いている場合じゃない。うん、それにしても旨いタン。
で、レバーもいい。ねっとりと旨味が口腔内にまとわりつく、この生の肝の旨さは堪らんですよ。あふあふ。で、ともさんかく。ポッサムチプでたまに頂いている肉刺ですが、これも全く見劣りしない、いや、それどころか見事なサシ加減。
ぶっちゃけ、関西の方が牛肉の扱いが巧い思っておりました。なので、いくら頑張っていると言っても、そこはそれ、絶対的な牛肉の流通量による質の差があると思っていたのです。が、とんでもない。
これって、言ってみれば、関西でそれなりの有名店でそれなりのお値段で提供されている肉とまるで変わらない、どころか物によってはこちらの方がいい肉です。それを感じたのは続いての塩のホルモン。
ミノサンド、ギアラマウント、タンルート、脂付きハツ、丸腸。今、これだけのホルモンをこれだけの良物で揃えるのはなかなか出来ませんよ。丸腸、脂付きハツの旨さは、もう言うまでもなく、ミノサンドの脂加減も素晴らしい。
ミノサンドは、脂にいわゆるアンモニア臭がつきやすいので、扱いの程度を測るのに分かりやすい。つまりこの粋牛では、ホルモンの扱いは超一流ということでしょうね。神戸から宇都宮まで来た甲斐がありました。素晴らしいお店です。
そして何と言ってもギアラマウントの素晴らしさ。アカセンの分厚いところ。これをただカットするにとどまらず、肉厚故の固さを、見事に包丁でカバーしてあるのですよ、ええ?何この芸の細かさ。
ギアラ(アカセン)の分厚い部分は旨さと固さが売りのような物。なのでお店ごとにカットが異なるのです。例えば薄く切ってみたり、一切れを小さくしてみたり。が、ここ粋牛では料理長の「肉はがっつり」という信念の元(いや、そんな信念があるのか知りませんが)に大振り。
しかし、これを鱧の骨切りの如く包丁を入れることで見事に食べやすいホルモンへと昇華しているのです。ああ、これを一人で喰っているという罪深さに頬を涙が伝います。私の回りの焼肉好きな莫迦共に喰わしたい。本当に喰わしたい。
きっと今の私の気持ちが分かってもらえると思う。もう、何と言って褒め称えようか、どんな賛辞を送ろうか、そんな気持ち。ただただ旨さを共有したいのです。ま、今回は独り占めなんだけどね。仕方ないね、へへへ。
おっと、忘れるところでした。粋牛名物の「酢ダレ」です。京都の米酢をベースに作られたこの酢ダレがホルモンに実に合います。さっぱりとして、レモンのような柑橘の強さもなく、塩との相性は抜群。
これで丸腸を喰った日にゃあホッペタの一つや二つは落ちるってぇものです。ええ、落ちました。落としましたとも。とまぁ、ここで口直しにチョレギサラダ。なるほど、こういう野菜の食い方もありですね。
肉が続くのもいいですが、途中に野菜を摘むことで更に肉に対する欲求が高まります。で、肉。赤い塩肉。ここでもと「もさんかく」そして「あたま」ん?あたま?しまった、どんな部位か聞くのを忘れました。
どこだろう?まぁいいや、またコメント欄に詳細を書いて頂けることでしょう。それに期待して、この先の肉の部位は適当です。間違った知識は間違った人間を育成しますから。と、間違った焼肉の食べ方(喰いすぎ)の私が書いています。
で、塩焼き。旨い。普段からポッサムチプで色々な部位を喰ってますが、ここ粋牛でも見事な捌き方で見事な旨さ。サシが強い肉の食べさせ方の巧みさが、さすが山千海千の料理長。まったく隙のないメニュー構成。
ナムルとキムチの盛り合わせもここでやって来ます。なるほど、サシで辛くなる頃に野菜で気を散らす作戦ですね。まんまと引っかかりますが。この盛り合わせ。中でも葱とニンニクの和え物が塩赤肉に合いましたねぇ。
そしてタレへと突き進む訳です。が、ここで私自身に変調が。いつもならこのくらい(既に300g超ですが)は普通に食べているのですが、かなりきつく感じるようになってきました。なんだこれは?何があった?そう、この時に気付くべきだったのですが...ま、それはまた別のお話。
ということでタレ肉は半分残してしまいました。おかしい。こんなに旨いのに。なぜ?なぜ喰えない?あああぁ、勿体ない。それでもホルモン。ホルモンは別腹ですよ。ええ、頂きます。あの〜量は半分でお願いします。
こちらは何とか完食。丸腸の旨さは、例え苦しむ胃袋でも拒否することなく収まるのです。この揉みダレが旨いんですよね。片っ端から焼いて喰う焼いて喰う、酒呑む、の繰り返し。ビールからマッコリ、焼酎湯割、日本酒へと。
そして最後の最後にテグタンスープ。これ最高。旨い。堪らなく旨い。この店が近所にあったら、これと白飯だけで腹がはち切れるまで喰いたいと思わせる見事な旨さ。辛くて具沢山。これに白飯浸しながら喰ったら最高ですよ。
すっかりと御馳走様でした。この後、お店の方と座敷でゆっくりとお話ししつつ日本酒を楽しませて頂きました。旨かった、楽しかった、本当に来てよかった素晴らしい日となりました。あ、賄いもちょいちょいと摘ませて頂きましたが、旨かった。普段から旨いモン喰ってるな、おい。という感想。
さて、それではすっかりといい時間になりましたので、おいとまさせていただきます。お勘定を。え?マジですか?いや、ありがとうございます。え〜と。では「青春18焼肉」ということで。
ええ、実は今回の旅。全編を「青春18切符」で旅する予定だったのです。さすがに社会人として三日間全部は無理と判断。で二日目のみの青春。それを記念して、粋牛さんで「青春18焼肉」を企画して頂きました。
ま、内容は推して知るべし。今回限りの超太っ腹企画です。本当に御馳走様でした。旨くて旨くて、次回はいつ向かおうかと画策中です。今度は一人ではなく、何人かで喰らいまくって、完全肉制覇を目指します!
ええ、この時は本当にそう思っていました。
翌日、まさかあんな事になろうとは...。
今回のお店:炭火焼肉「粋牛」
栃木県宇都宮市曲師町5-4 中村園ビル2階
TEL.(028)614-3838
八月は見事なまでのイベントラッシュに疲れ果てました。ええ、心底疲れたのです。こういう時にはふらりと一人旅に出るのが一番の休養。
というのも、我が最愛の御料人様は、土日と仕事関係で外泊。ではこれに絡めて私もちょいと旅に出て参りますよ。ということになりました。本日、東京へと行った後、ずっと行きたくて行きたくて仕方のなかった宇都宮へ。
ええ、焼肉喰いに行ってきます。焼肉イベントで疲れたのに焼肉で回復させようという言語道断な旅企画。もはや狂っているとしか思えません。
それに、それだけで終わるとは到底思えず。きっと○○○や○○○○や○○なども喰ったりすることでしょう。その上、もう一カ所、行きたくて仕方の無かった場所へと行くことも決定しておる次第です。
ああ、なんだ、もう一度夏休みがやって来たみたいじゃないか。ということで、しばらく神戸を離れることになりました。楽しみ楽しみ。
多分プラス2kgで帰ってくると思います。
何を喰おうかという検索で、ただいま大忙しなのです。