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2010年7月14日 水曜日
初めての札幌旅行・初日後半「しら菊、闇市、コピティアム」
さて、到着早々のお昼からフルスロットルでスタートしました札幌の旅。思いっきり寿司を喰ってしまったのでこれから先、どこに行こうか迷ってしまいます。うーん、よし!夕飯(晩飯ではない)は寿司にしよう。ええ、連続で寿司という莫迦さ加減。私、北海道は釧路しか知りません。あ、釧路近辺の白糠や厚岸には行きましたがいわゆる道東の一部だけしか知らないのです。どちらかというと地方都市である釧路に比べて札幌はまさに都会。活気溢れる大都会なのです。ということは当然ですが同じ寿司でも選択肢が一気に増えるのです。お店の数は当然ですが、その使い方まで多種多様。
高級寿司から回転寿し、宴会用の寿司店など需要があれば供給もある、まさに北海道のメトロポリス札幌の寿司事情。お昼に伺いました「佐藤」は、丁寧な下拵えとネタのチョイス、そして手に入りにくいちょっといいネタを扱っているタイプのお店。寿司や魚に詳しい人には実に楽しい良いお店でした。しかしそれだけで札幌の寿司を分かった気になるのも如何なものか。
ま、それほど大層なお話ではないのですが、違うタイプのお店にも行ってみたいということで。以前、これまたお仕事で御料人様が札幌に来た際、ひとりでふらりと入って気に入ったお店があるというのです。それも今回泊まっているホテルのすぐ裏手に。お店の名前は「しら菊」。では早速はいってみましょうか。こんにちは。
お店は八席のカウンターと二階に座敷があるようです。このお店、御料人様曰く"普段使いに良いお店"なのだそうです。ほう、それは楽しみ。まずはヱビスビールで乾杯して、さて何をいただきましょうか。【ツブ貝】を造りでお願いしましょう。といきなりツブ貝二つ開けちゃいました。あ、一人前というのを忘れてました。
やって来た造りは予想通り大盛。ま、大丈夫でしょう、いただきます。うは、これは旨いわ。こりっとした食感と磯の香りが口に広がる快感。肝も濃厚で旨い。これは早速日本酒が欲しくなってしまいます。続いてはお店のお勧め【ボタンエビ】の造り。あ、こちらも二人前だ。でもエビミソが二つあるのでコッチの方がよかったです。
こちらのエビミソは生のまま。これまた日本酒が欲しくなっちゃうのは仕方のないところ。うん、ビールを中瓶にして正解でした。では日本酒をいただきましょう。相変わらず痛風一直線なメニュー構成を続けますよ。【いくら】をそのままで。ちょっとだけ添えられた大根おろしがマッチします。そして更にいただくのは【塩水ウニの造り】です。
海ぶどうも添えられていてまさに酒の肴。旨いなぁ。そろそろちょっとだけ握って頂きましょうか。お店に入った時から気になっていた【炙りサーモン】を一貫ずつ。炙ってあるので身の締まりもよくほんのりと甘味も増している感じ。やはりこちらのお店もシャリは柔らかめですね。そして更にもう一貫。白身が欲しかったので【ヒラメ握り】を。
北の魚だからなのか身のしまりが良いですね。きゅっと旨味がつまっている感じ。濃厚な旨味というよりも優しい旨味が凝縮というイメージ。いやいや、大変美味しゅうございました。最後に【ホタテのヒモのお吸い物】で〆ました。このお吸い物が旨かったです。ホタテのヒモがきゅっと結んで入っているのも可愛い。ちょっとした気遣いが良いですね。
もうすっかりと堪能してしまいましたので魚は喰わなくてもいいかなぁ。それでもちょっと呑むくらいは行きたいのですすき野へと向かってぼちぼちと歩き始めました。
実は昼の間にすすき野の路地や繁華街を歩き回っておりまして。その時に見かけて気になっていたお店へと行ってみることにしました。何が気になっていたかというと、お店の前に立っていたノボリ。「肉刺し専門店」なのだとか。そりゃあ行かないわけには...ねぇ。昼間、仕込み中の所で声をかけると六時から開店です、とのことなのできっと大丈夫でしょう。
ええ、大丈夫でした。七席のカウンターと外に置いてあるテーブルで10人少々がキャパというところでしょうか。福々しいお兄ちゃんが一人で回しているお店だそうです。取り敢えず生ビールがサッポロだったのでそれをいただきます。【付き出し】は生のホルモンの和え物ですか。ちょっと味付けが甘めですがビールには合いますね。
まずは【トドの刺身】から。ええ、いきなりクライマックスです。カレーでも缶詰でもない刺身。思っていたとおりかなり獣臭いです。ソルベなので大丈夫かと思いましたがなかなかの曲者ですね。続いては【エゾシカの刺身】を。こちらは馬肉と変わらないくらいでしょうか。というか、トドを喰ったあとなのでかなり許容度が上がっているような気もします。
そして【ラムの刺身】です。これは間違いなく旨いです。あっさりとしていながらもラムの旨味がしっかりと。臭みなんていうものはまるでありませんね。ふとメニューを見るとホッピーがあるじゃないですか!いただきましょう。実はこの日は7/10だったのですが翌々日の12日はホッピー生誕62周年記念の日だったのです。ええ、なんの語呂合わせもないですが。ついついお店の方にホッピーについて熱く語ってしまいました。(原さん、啓蒙活動しておきましたよ)
で、その時にお訊きしたのですが、何とこのお店開店三日目だったそうです。どうりで御料人様がネットでお店情報を検索かけても見つからないはずです。那覇に行った時にもいきなりオープニングパーティに紛れ込んだりと行く先々で楽しいことが待っているものですね。ということで御馳走様でした。ちょっと肉刺しだけ摘むのに良いお店でした。関西にも出店して頂きたいものです。
さて、無事に二軒目で肉も堪能させて頂きました。関西ではあまり食べることのない刺身だったので楽しかったですね。特にトドについては旅のいい土産話が出来ました。
このまま帰るのはちょっと勿体ないかな、ということで、ホテル方面に戻りつつ狸小路へ。こちらは一大繁華街。夜になると飲食店のネオンが輝きます。その中でも一際我々夫婦の目をひくお店が。「Singapore Style KOPITIAM」と書かれた看板。道端まではみ出したお客さん達。これが日本の風景とはとても思われないのです。そりゃそうか、シンガポールスタイルでした。
吸い込まれるようにお店の中へ。真っ赤な照明がいかにも東南アジアの夜の雰囲気です。まずはビール。当然シンガポールのビール【Tiger】をいただきます。そこそこ腹は膨れてますから目的は呑む方と雰囲気を楽しむ方で。それでもちょっと摘むものが欲しい。寿司に肉刺しと冷たいものが多かったのでちょいと熱い物を。
【肉骨茶(バクテー)】という土鍋に入った煮込み料理。骨付きの豚肉と漢方が入ったその料理は熱くてピリ辛。これがライトなTigerに実によく合う。旨い旨い。いつの間にやら店の外は外人さんの団体で大賑わい。店内もほぼ満席で本当にシンガポールの下町に紛れ込んだ気分になってしまいます。行ったこと無いけど。
いやー実に楽しいお店でした。料理も旨いし何といっても雰囲気がいい。札幌の街中をうろついていて気がついたのですがオープンスペースの飲食店が多いですね。狸小路など屋根がついている場所では大抵の店が店の外にテーブル出してますね。良い季節ですから外の方が気持ちいいですからねぇ。
こうして初日の夜は更けていきました。
さぁ、明日も朝から頑張ろう!
今回のお店:
すし処 しら菊
北海道札幌市中央区南2条西9-999
TEL.(011)221-6042
食酒場 薄野 闇市
北海道札幌市中央区南5条西2
TEL.(011)522-0831
Singapore Style KOPITIAM (シンガポールスタイル・コピティアム)
北海道札幌市中央区南3条西7-5
Tel.(011)219-7773
すし処 しら菊
北海道札幌市中央区南2条西9-999
TEL.(011)221-6042
食酒場 薄野 闇市
北海道札幌市中央区南5条西2
TEL.(011)522-0831
Singapore Style KOPITIAM (シンガポールスタイル・コピティアム)
北海道札幌市中央区南3条西7-5
Tel.(011)219-7773
2010年7月14日 15:00
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北海道でも「ホッピー」の啓蒙活動
をして頂き ありがとうございます。
【ホッピー社 創業100周年】と
【ホッピー生誕62周年】を知って
いる人は「日本広し」と言えど
ほとんどいないと思いますよ(笑)
「石渡 美奈」社長さん
にも お伝えいたします。
喜ばれるだろうなぁ・・・
いつも本当に ありがとうございます。
心より感謝を込めて
ついつい調子にのってしまいましたw
札幌でもホッピーが根付くと楽しいですよね!