- 焼肉の日に企画を考える
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- → てつや at 08/30 (00:28)
- 焼肉の日2004を考える
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- 夏の野菜を考える。
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- 猛暑と坊主と酔っぱらいを考える。
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- → てつや at 08/03 (10:54)
とうとう上陸しました大型台風16号。各地で結構な被害が出たようですが、大丈夫だったでしょうか。私への被害は、物置の扉が何度も開いては、ばだんばだんと音を立て、そのたびにバルコニーへ出て閉め直さなければいけないという程度でした。しょぼいです。
さすがに台風の直撃ということで早めに帰宅したのですが、ここでちょっと困ったことになりました。車で自宅近くまで送ってもらったので買い物が出来なかったのです。
実はこのところの外食ラッシュで、自宅の食料が底をついてしまっていたのです。あるのはお好み焼に使った「あぶらかす」の残りだけ。これをそのままというのも悪くはないのですが、何とも胸焼けしそうで止めておきます。
で、家の中をひっくり返して、乾燥ワカメやひじきなど見付けましたがイマイチ腹の足しになるとは思えません。困ったなぁと思っていたところ、ツナの缶詰が出てきました。うん、いかにも台風を演出する小道具です。
早速これを開けまして、マヨネーズであえます。これをつまみに焼酎を炭酸で割って呑みましょう。なかなか微妙にジャンクで素敵です。
ここで気がついたのですが、最近の飽食に対する戒めとして、昼食のカレーの量を減らしていたのでした。もともと小さなサイズ(300円)を注文したのですが、更に量を減らして頂いたのです。
まったく、こういうときに危機管理が出来ない人間はいけません。こんな事なら昼食をしっかりと食べておくべきでした。そうすればツナ缶だけでも問題なく過ごすことが出来たというのに。
ええ、明らかにツナ缶だけでは足りていません。なんというか焼け石に水といった感じです。ああ、腹が減った。こういうときは水っ腹に限ります。麦茶をごくごくと。
しかしこれも失敗でした。まさに一時の足しにしかならず、寝ようかという頃にはすっかりと空腹が襲ってくるのです。仕方ありません。こうなれば酔っぱらって寝ちまいましょう。先日購入した「与那国 花酒」を呑みましょう。
って、これがまた60度の泡盛。きっついのですよ。でも既に酒はこれしかありません。ままよと呑んで口から火やら何やら吐きながら布団に入った訳です。
そしてここで我が家の唯一の台風被害である「物置の扉がばだんばだん」攻撃を受けたのです。酔った身体と心で何度も扉を閉め直しているうちに「あ”−面倒だ」ということになり、その辺にあった紙袋から取っ手のヒモを引きちぎり、あらん限りの力で扉の引き手を縛り付けました。うん、大丈夫。これでゆっくりと寝れますよ。
でも朝見てみるとしっかりとヒモはほどけておりました。あんなに何度も何度も結んだというのに。
教訓:酔う前に縛れ。(酔っ払いはひもを結ぶことが苦手のようです)
もっともくくりつけたことで満足したのか、すぐに寝付きましたけれどもね。
やはり私たちの焼肉熱におびえたのか、台風は上陸しませんでした。こんなに熱いバトルが繰り広げられたというのに…。とまぁ適当な書き出しですが、昨日はがっつりと焼肉に浸って参りました。
当然のように焼肉の日は「くにきや」さんへと赴きます。もうある意味決定事項です。予約も入れてありましたから、どんな肉が出てくるのかが楽しみです。どこまでも楽しみです。
さて、予約を入れた時間にお店に着いたのですが、いきなり予約で満席の張り紙。やや、これはもしや、私を驚かそうと世間の焼肉好きの面々がお店を借り切って…、などという妄想とはまるで関係なく、普通に各テーブル予約で一杯のようでした。いや、クラッカーと「焼肉の日おめでとう!」の歓声で迎えられると思っていただけに拍子抜けです。ま、そんなことは起こる訳がありませんが。
早速席につきまして、まずはビールを頂きます。「まずはこれで」といつものようにキムチとナムルを頂きながら、刺身が来るのを待とうと思った刹那、いきなり盛り合わせの肉の刺身が。おー、流石に予約が早かったので、既に用意されていた模様です。イタダキマス。
今回は、ハツ刺・生センマイ・生レバに加えてサガリ刺。サガリの刺身ですよ奥さん。いきなりの暴挙といっても過言ではないのですが、まずはサガリから喰っちゃいます。もうね、口の中でほろほろと崩れる肉の旨味。何というか、私たちの焼肉の日のために、これだけの肉をご用意頂いていたのですよ。なのに、なのに私の人徳の無さが祟って人集めが出来なかったのです。本当に申し訳がないのです。なので、普段の1.5倍は食べましょう。
と、そんなことを考えていたのですが「タンユッケは、一人一皿お持ちしましょうか?」とのお申し出。いや、もう、是非に。ふたりぼっちなのですが、本来2〜3人で一皿のタンユッケを一人で一皿。何と言いますか、がっつんがっつんに頂いちゃいます。うーまーいー。
思わずすすってしまおうかというようなタンユッケ。タンモトの甘みが実に旨いのです。あれですよ、なんでみんなこのタンユッケを食べないのかと。今回の「焼肉の日2004」では間違いなく用意されていると、前もってお知らせしたにも関わらず。あ、私の人徳の無さが原因でした。海より深く反省します。
そんな風に軽く反省したところで、いよいよ焼モノへと移るのです。はい、今回の肉。特上カルビ・赤センマイ・サンドミノ・タンクリ・ハツ、そしてお主人命名「鮑の地獄焼風タン」です。特上タンの芯の旨い部分だけを取り出したような見事なタン。もうね、これを食べられただけで思い残すことはありません。
今まで「タン塩はイマイチ」などとクソ生意気なことを言ったこともありましたが、これを食べればそんなことは口が腐っても言えませんし、言ったら口が腐ってしまいます。それほどのタン。とろけるとはまさにこのタンのためにある言葉です。頬とタンと舌と心がとろけます。とろーーーん。
タンのクリに至っては滅多に食べられないこともあって大盤振る舞い。いやぁ、本当に、来年は是非大勢でこの肉たちを囲みたいモノです。実に旨いのですよ、全てのメニューが。
極めつけは例の「炙り焼レバー」です。刺身で喰っても全く問題のないレバーを、炭火の上でわずかに色が変わる程度両面を炙って、塩ゴマ油で頂きます。まさに至福の味です。あー、毎日が焼肉の日ならいいのに。
さて至福の塩のひとときの後に控えるのはタレの焼き物。私の大好きな「香り立つカルビ」と、肉の旨味を実に感じさせてくれる「ゲタカルビ」、そしてテッチャンなき今その後継となった「そっちゃん(小腸)」が盛り合わされています。うん、そのまんま旨そうです。
でまぁいつものようにピビンパと一緒にチシャで巻きます。まきまきします。あ〜まきまき。カルビはこうやって食べるのが一番好きです。そしていくらでも食べられてしまうのです。あ〜まきまき。
これでいったん一通りが終わりました。普段でしたらここで終わるのですが、本日は焼肉の日。ということで追加をお願いします。はい、タレモノをがっしと。あ、ちなみにとっくの昔にビールからマッコリへと移り、それも無くなりましたので追加分は眞露のロックで頂きましょう。
やって来ました追加の肉。カルビ・そっちゃんはさっきと同じ。これにサガリとハラミ。あ”−−ハラミだぁ。喰うよー。まぁこのハラミの旨いこと。サガリの旨いこと。追加用にこんな良い肉をご用意頂きましたか。あぁあのまま終わらなくて正解でしたよ、馬ーーー、いや、旨ーーー!
ああぁこれで満足しました。というかもう入りません。胃袋のヒダにまで焼肉を詰め込んだかのようです。そして旨かったのです、もう最高ですよ。
案外今年は人数が少なくてよかったかも知れません、私自身には。久しぶりに肉肉肉肉肉!!という感じで喰いまくりましたよ。うん、何というか、もうしばらくは焼肉喰えなくてもいいかも知れない。そのくらいの満足度です。
こうして「焼肉の日2004」の幕を閉じました。いやぁ素晴らしい焼肉との出会いと戦いと感動でした。オリンピックなんか見ている場合じゃない。というよりも、次回から焼肉もオリンピック種目にすればいいのに。そうすれば、この感動を世界の人々と共感できるのにと考えずにはいられません。
TV中継で見ているだけの人は身悶える事でしょうが
日々練習を欠かしませんよ、日本代表選手として。
今回のお店:炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
本日は関西に台風上陸との噂でしたが、どうしたことか南の海上で停滞している模様です。どうやらやはり、焼肉の日には台風ではなく痛風が猛威を振るうことに決定したようです。よし、タンユッケを食い散らしてやる。
そういえば、韓国のスターでいらっしゃるペ・ヨンジュ様の誕生日が奇しくも8月29日の焼肉の日だそうです。もっとも焼肉の日は日本独自の記念日ですから、韓国とは全くの無関係だとは思います。
でもですね、せっかくなのですから焼肉店などでヨン様を勝手にイメージキャラクターにしてしまうのも一興だと思うのですがいかがでしょう?例えば焼肉の日にはヨン様グッズをお支払いの額に合わせて配るとか、勝手に「韓国のヨン様を想って焼肉で誕生日会」だとか企画は出来そうですよね。
特に今年は本当に大流行なようですから、便乗しないのは勿体ないことです。焼肉店にしてもヨン様を応援している訳ですから、怒られることはないと思うのですよ。いや、もっとも「ヨン様来日」などと嘘をついてはいけないでしょうが。
そうですよ、台風も焼肉の日を前に様子をうかがっているというご時世、ヨン様が突然現れて日本でバースディパーティなどもあながち只の嘘とは思えませんからね。是非とも来年の焼肉日には本当にヨン様を迎えての誕生日会を実現させて頂きたいですね。大手焼肉チェーンなら不可能ではないと思うのですよ。
その際には是非、企画立案ということでヨンでください
「呼んで」が「ヨンで」になっているのは変換ミスです、直しませんが(オヤジっぽく)
いよいよ「焼肉の日2004」が近付いてきたと思ったら、台風までやって来ている模様。嵐の予感は焼肉と台風と痛風の三つ巴。特に痛風が暴れ回りそうな予感がひしひしと。
とまぁ、不安一杯な今年の焼肉の日。言わずもがなメンバーは二人きりで決定でしょう。夕方くらいから喰ってますから、もしも気が向いた方は是非とも「くにきや」さんへ来てください。おそらく珍しい肉が食えるのではないでしょうか?暗にプレッシャーをかけてみたりします。
さて、以前の貧乏暮らし系のひとり言の頃に比べますと最近は食べ過ぎで、一番の話題は「痛風」になりつつあります。「痛風 焼肉」で検索をかけるとブッちぎりでリストアップされる我がサイト。そろそろ痛風の話題と焼肉を切り離しましょうか。
このサイトの名前ですが、なぜ「罠」なのかという疑問メールを頂いたことはありません。ないんかい!ないのです。きっと誰も興味がないのでしょうね。寂しい限りです。
「罠」なんですが、「.net」のNETを「網」と訳してですね、網に罠的な意味合いを重ねてみたのですよ。それで「pulgogi」→「焼肉」、「net」→「罠」と至極単純なお話なのです。
これが適当につけた割には、こうも長年やってますと愛着もわいてきます。今更他の名前にするつもりはないですが、別サイトを開くというのも面倒になってしまうのです。で、ついつい焼肉以外の事もココに書いてしまっています。
特にここ2〜3ヶ月は焼肉以外のものをずいぶんと食べていますし、書き込んでいます。その辺りは上記のような理由だからとご勘弁ください。焼肉の日を前に、取りあえず最近では焼肉の「罠」にはまっていない事を言い訳しておきます。あ、でもですね、私の焼肉師匠見ていて思ったのですが、
「痛風こそが最大の焼肉の罠」かも知れませんね
そういう意味で「痛風」は避けて通れない話題です
最近はすっかりと早起きなのですが、眠りにつくのが同じ時間なのでちょっと眠いです。あれですね、狂ったような熱帯夜ではなくなったので、寝やすくなったのも一因です。朝暑くて起きることが無くなったのですね。ああ、秋はそこまでやって来ています。食欲の秋。
とまぁ時候の挨拶などしてみたり。昨夜は久しぶりに春櫻亭に行ってきました。このところお店が長期休業でしたので心配していたのですが、またオモニの体調がよろしくなかったようです。暑かったですからね。
そんなこんなで前回から食べたかったチョンガーキムチを食べにいった訳ですよ。ところが、韓国から野菜が入っていないのだそうです。余りの暑さのせいでしょうか。う〜ん残念。それでも今回は新しいメニューに挑戦です。
まずは「スンドゥブチゲ」を。寄せ豆腐のチゲだそうです。夏の暑さの中でチゲ、いいんですよねぇ。そしてチヂミを。今週はお好み焼強化週間ですから。ま、偶然ですけれども、きっちりと沖縄・韓国のお好み焼を食べている辺りに食に対する真摯な姿勢というものが垣間見えます。
このスンドゥブチゲ、実に旨い。普通の豆腐チゲもいいのですが、この寄せ豆腐と玉子が辛いスープの中で絡み合っている様が実によいのです。旨いのです。辛いのです。酒がすすむのです。すいません、チャミスルーください。
そしてチヂミも旨い。お好み焼とは違った旨さがあって、実に酒の肴。いくらでも呑んで喰えます。辛めのタレがまたよいです。うん、白いご飯が欲しい。
最近はまっているチョル麺も頂きましょう。これがまたしっかりとした麺で、辛くて旨いのです。もう、辛いの大好き。なのですが、今回はスンドゥブチゲを食べた後だからか、それともたまたまそういう味付けか、余り辛さを感じませんでした。いや、十分辛いのですが、それ以上に辛いものを食べた後だったからか、最初に食べたときの辛さを感じなかったのです。う〜ん、謎ですね。
最後にチャンジャをつまみながらお酒を飲んだ訳ですが、このチャンジャが問題です。たびたびここで書いていますが、魚の内臓は痛風によろしくありません。あえていうなら最高に駄目みたいです。なのですが、唐辛子というのは痛風予防になるので食べた方がよいらしいのですよ。
となると、このチャンジャの立場は実に微妙です。タラの内臓と唐辛子で作るこの魅惑の塩辛は、いったい痛風に対して悪魔なのか天使なのか。考え方によってはプラスマイナス・ゼロとも言えるのですが、あえて決定しましょう。事の善悪はきちんとしなければいけません。
赤い悪魔が天使の微笑みでつま先に激痛を与えるであろう
【黙示録 8章29節】
取りあえず食べ過ぎには注意することにします。
今回のお店:韓国居酒屋「春櫻亭」
兵庫県神戸市中央区中山手通1-13-14
※閉店されました。
2〜3年前まで時々伺っていたお店のご主人が引退されたと聞いていたのですが、お店は続いているとのこと。娘さんが後を継いだそうです。でもまぁ、おとなしく家に籠もるような方ではないので、そろそろお店に出てるのでは、という予想の元、行ってみました。
平日ということもあってお店はがらがら。何となく入り辛いといいながら、ずんずんと奥に行くと、やはりいらっしゃいました、おとうさん。ジッとしてられないようですねぇ。
カウンターのど真ん中を二人で陣取り、早速ビールを頂きます。以前に来たときには置いていなかった芋焼酎も並んでいます。突き出しには水菜を炊いたものを。ああ、以前より味が濃いめですね。きっと娘さんの味付けなのでしょう。
さて、どうしましょうか。何かありますか?「え〜と、鱧、シマアジ、あとは岩牡蠣かな」とのこと。じゃあ岩牡蠣で。そして松茸が山盛りなのですがそれを頂きましょう、土瓶蒸しでお願いします。
と、さっきまでテーブルでテレビを見ていたおとうさんがやおら立ち上がります。うん、やはり調理はおとうさんですね。岩牡蠣を開いて捌いて頂きます。お〜これは立派ですねぇ。味の方もしっかりとしています。流石に富山で食べた物と比べるとあれですが、新鮮で美味しい牡蠣です。
そして土瓶蒸し。この季節ですから中国産だそうですが、香りはしっかりとありますしまるで問題ありません。ああぁ美味しい。おとうさんが腕を奮ってくださるならば鱧も湯引きでお願いします。
実はこのおとうさん関西料理界の重鎮だそうで、よく大きなパーティの裏方をされているそうです。うむ。さすが、美味しいです、鱧。身はふっくらと甘いのです。つまの茗荷もよく合います。夏の魚という感じですね。
さてこの辺りで既に日本酒「瀧鯉」になっているのですが、焼酎も気になります。次は焼酎を頂きましょう。なので小蛸の煮付けもお願いします。で、その原酒と書いてある焼酎をお願いします。同行者様は「藤の露」を注文しました。この原酒は実にキツイ。40度近くあるそうで、こんなの呑みすぎると酔っぱらっちゃいますよ。
さらに藤の露。これは麦焼酎なのですが、五年貯蔵のためなのか芋焼酎のような風味を持っています。どちらもクセはありますが非常に美味しいですね。なので鱧の南蛮漬けください。
さていよいよ〆としまして「鯛の酒蒸し」を。鯛のアラを酒蒸しにしたモノをポン酢で食べるのですが、松茸と出汁だけで十分にいい味になってます。実に旨い。酒がすすむ。魚が旨い。酒がすすむ。の繰り返し。頭の骨をバラバラにしてしゃぶり尽くしてごちそうさま。
どうしておとうさんが店に出なくなったのか聞いたところ、利き腕を骨折されて包丁が持てなかったそうです。最近ではだいぶ良くなったのでまたお店に出られているらしいのです。本当に身体だけは十分に注意してこれからもお店を続けてください。
そうでないと、私が旨いモノ喰えませんから
食い物に関しては利己主義者です、私
このままでは普段の焼肉よりも少ない人数での「焼肉の日2004」開催となります。是非ともご参加お願いします。もう、寂しいのなんのって...。
といいながら、昨日は沖縄料理を。「urara」さんへ。雨が降っていて湿気が多く、どうも湿度が高いと沖縄やベトナム料理が欲しくなるのは、南の血が騒ぐからでしょうか?神戸生まれですが。
さて、早速ビールをください。ヱビスビールをお願いします。その間にメニューを探しましょう。っていうか、ラフテーだよラフテー。煮込んだ豚肉が喰いたかったのです。サラダはどうしようかと言いながらゴーヤチャンプルー。野菜は大切ですよ、プリン体対策には。
そして前回から気になっていたヒラヤーチーをお願いします。沖縄風お好み焼だそうで、これは是非とも。お好み焼強化週間ですから。粉モノ大好き。取りあえずこれで。
ここで突き出しにタラバガニの和え物。おー、何とも嬉しいですねぇ。蟹ってのは蟹缶や蟹かまぼこを含めて好きなのです。あの食感がね、繊維っぽいのがね。でまたこれがビールで旨い。程なくラフテーがやって来ます。これもビールが旨い。
本当ならORIONビールにする方がいいのでしょうが、この後泡盛を飲む気満々なのでヱビスにしておきます。一人で一本呑むと腹がふくれるので。
さて、そろそろ泡盛かなというタイミングで「いつも来てくださってありがとうございます、これサービスです」と頂いたのは鹿の刺身。おー、これはー、旨いよぉ。ありがとうございます。獣系の刺身は野趣溢れた香りがよいのです。ショウガを少し使うのは臭み取りというよりは、生姜の香りを楽しむため。うん、泡盛、え〜と「どなん30℃」くださいな。
がつんと来る肉の味に負けないどなん。本当は花酒が欲しいところですが、このところ酒で記憶が無くなりがちなのでやめておきます。この辺りは冷静に。
そしてやって来ましたチャンプルー。ニガウリの苦さがしっかりと苦い、ああゴーヤだと思わせてくれるチャンプルーは泡盛に合いますな。うん、合う合うってなもんですよ。最近の苦みの足りないゴーヤチャンプルーよりはこちらの方が泡盛に合いますね。苦みが少ないときはビールの方がすすみますが。
と、ここで前回からの宿題のヒラヤーチー。見た目はチヂミみたいです。これにツケダレ。醤油っぽい味。さぁ早速頂きましょう。ほうほう、ネギと唐辛子が旨い。これはいいですね。ちょっと家でも作ってみたくなります。白いご飯が欲しくなるのは関西人の性ですね。
この辺りで泡盛のお代わり。同行者様もグラスが空いたので「於茂登(おもと)」と「菊之露(きくのつゆ)」を頂きます。
泡盛って比較的味にばらつきがないというか、クースーなどは別として若いモノは味に大きな差が無いと思っていたのですがそうでもないのですね。於茂登はちょっと甘みを感じ、菊之露はすっきりとした印象。ふむ、こうやって呑み見比べるのはいいかも知れません。もっとも大抵こういう事をしながらへべれけになるのですが。
最後に、脂っこいモノが欲しくなったので「グルクンの唐揚げ」を。これがまた旨い。ばりばりと頭まで喰っちまいますよ。残るのはわずかに太い背骨だけ。唐揚げにすると魚ってのは違う旨さがありますねぇ。
ってな感じで本日はごちそうさまでした。痛風だのダイエットだのといいながら、本日もしっかりと食べました。でもあれですよ、沖縄料理って長寿料理なんでしょ?これで長生きが出来ると思えばね。
肥満は万病の元ですが
ああ、やはり太ってはいけません、太ってはいけません。
今回のお店:沖縄料理・創作家庭料理「urara(ウララ)」
兵庫県神戸市中央区中山手通
いよいよ焼肉の日も一週間を切りました。なのでカウントダウンに現在の参加人数とメールアドレスを載せておきます。ま、おそらくは特に参加者無しと思いますが。はい、都会の孤独にはすっかりと慣れました。コンクリートジャングルには、優しさの花は咲きません。
さてそれはさておき、久しぶりの土日の連休。久しぶりなので家の掃除などを徹底してみたり、お好み焼を作ってみたりと比較的のんびりと過ごしました。最近はすっかりと早寝早起きが身に付いていまして、休みといえども8時や9時に目覚めます。
非常に健康的に聞こえますが、寝起きにいきなり焼酎の炭酸割り、いわゆる酎ハイを飲んでしまう辺りに病巣が潜んでいます。そんなに濃くしないから大丈夫、という基本的な姿勢を疑われる有様です。
そして更に問題なのは、この二日間絶え間なくほろ酔いだったことでしょう。はっきり言って朝から晩まで呑んでましたよ、もう全くの困りものです。しかも、お好み焼の買い物ついでに酒のつまみなんかもあったものですから、喰っちゃ呑み喰っちゃ呑みの繰り返し。
いったいこの生活のどの辺りに「ダイエット」という命題が隠されているというのでしょう。むしろ奥深くに封印されてしまっているかのようです、これはいけない。
という訳で、これからの休日は「朝から麦茶漬け」だとか「浴びるように水を飲む」などの真の健康的生活を目指さねばなりません。何ですか、水や麦茶の利尿効果は痛風予防にもなるのですって?それは好都合、この際心も体も綺麗に流してしまいましょう。
湧き上がる食欲を抑える方法を模索しながら
水などを飲みすぎると、逆に腹が減りませんか?胃が拡張されるのかな?
昨日は久しぶりに自宅でお好み焼を作りました。というのも、普段から私のお好み焼は世界一だと豪語していたところ、是非喰わせろとのお達しがあったからです。ええ、いいですとも作りましょうとも。
まずは朝、寝起き一番生活協同組合にてキャベツを購入してきます。そして四分の一をひたすら刻みます。ざくざくと。大体5mm〜1cmくらいに。そして水で洗った後、ザルのまま冷蔵庫で寝かせます。こうやって適度にしんなりとさせた方が生地になじむのです。
そして出汁をとります。今回はお好み焼用だけなので雪平鍋で必要分だけ。沸騰したお湯に鰹節を適量放り込み、火をゆるめて4〜5分、これで完成。実に簡単。でまぁ冷ましながら、空いた時間でお買い物です。
今回、ソースを切らしていましたので、本来でしたら電車で三駅ほどのところまでバラソースを買いに行きたいところですが、面倒というか掃除洗濯で疲れ切っていたものですから近場でオリバーソースなど。実はこのオリバーソースも神戸のソースなんですね。
そして「あぶらかす」を入手。更に長いも、小麦粉、玉子などの必要な材料と豚肉を購入。これで一通りそろいました。
さて帰宅してからは、出汁をとった後の鰹節を煎ります。これで香ばしさをつけて生地に混ぜ込むのですよ。煎り終わったものをすり鉢で粉末にしておきます。次は長いも。大和芋や自然薯なども使いましたが、入手の容易さと適度な水っぽさがお好み焼に合うということでこれを使います。
これもおろし金でおろした後、すり鉢でふんわりとなるまであたります。これで下ごしらえ完了。粉を出汁で溶き、作った粉鰹を入れ、刻んだあぶらかすとキャベツ、長いも、玉子を適量入れて混ぜます。実に簡単。あ、このときに軽く塩コショウしておくと生地の味にしまりが出ます。
さぁ焼いていきましょう。フライパンに油を引いて焼くのです。このときにサラダ油を使うのですが、実は豚の脂で焼くと表面がかりっと焼けて旨いのですよ。でも、ないですよねヘッドとかって。なのでラードで代用するか、先に豚肉の脂身が多い部分を炒めて、その脂をフライパンに残しておいてサラダ油を足してやると結構使えます。ちなみに、二枚目からは、一枚目を焼いたときの脂を利用しちゃいます。二枚目の方が美味しかったりするのです。
さて、豚肉を乗せるときには基本的に大きさは3cm四方くらいに切っておきます。この方がテコで食べる場合も箸で食べる場合も食べやすいのです。よくお店で長いままの豚バラスライスを使っていますが、うまく切れずにバラバラになってしまうことないですか?私はよくやります。なので切っておきます。主婦の知恵。
そうやって焼き上がったお好み焼にソースを塗って出来上がり。実に簡単です。ちなみにここまでの課程ででた生ゴミは長芋の皮のみ。キャベツはきっちり芯まで使います。地球にも優しいのです。
さぁそれでは頂きます。どう?旨い?そう旨いですか。じゃあ私も。…ん?なんだ?ちょっと思った味になってませんよ。ああ、これは調子に乗って「あぶらかす」を入れすぎました。一枚あたり20gほどいれたのですが明らかに多すぎ。脂が勝ってしまっています。そのために苦みもあります。
う〜ん、やはりこのところのブランクのせいでしょうか、納得できるものになっていません。お客様は機嫌よく食べてくれていますが、私のベストのお好み焼ではないのです。よし、さっそくリベンジしなければ。本日よりしばらくお好み焼強化月間とさせて頂きます。
こうやって必要以上に食べ過ぎることになるのです。
ああ、ダイエットは遠くにありにけり。
このところ焼肉店の新規開拓が御座なりになっていましたので、久しぶりの突撃です。というか、まったく新規開拓していなかったのかと問われればそんなことはないのです。ただ、普通に美味しかったり普通に美味しくなかった場合は、私の主義として特にコメントしていないのです。で、久しぶりに書いてみようという気になった、非常に良いお店でしたよ、昨日は。
場所は神戸市、兵庫駅から徒歩数分。というか、むしろ駅前。そこに焼肉店があるという情報を同行者から聞きいってみた、という案配。辿り着いたそこは、明るくて活気にあふれていました。お客も店の方も若く、瑞々しいのですよ。
結構一杯かな?と思ったのですが、旨い具合に一席空いていましたのでそこに腰掛けます。ほうほう、ガス火の無煙ロースターですか。お座敷がちょうど宴会の始まりだったらしく、無駄に声の通るお調子者さんがいたりして賑やかでした。というか単純にうるさい。ま、それは置いておきます。
まずは生ビールをお願いして「お先に生ものを」とのこと。ふむ。いいですね。飲み物と一緒に比較的早く提供できる生ものやキムチなどの注文をとるのですね。このやり方は素晴らしい。どうせ二度手間ですが、少なくとも付きだし代わりに生ものをいただけるのですから。
そこで、ユッケ・生レバー・チャンジャ・白菜キムチをお願いしておきます。程なくビールが運ばれてきました。そして生レバーが。おー、なかなか角の立ったレバーです。口に入れると、臭みも苦みもなく良い生レバーです。これを塩ゴマ油で美味しくいただきます。これはなかなか良いですよ。
そしてユッケも運ばれてきます。ふむ。これはどうでしょう。肉の部位としては、ロースや一部カルビも入っているのかな?もしかするとランプも含まれているかも知れません。こういう風に、色々な部位を混ぜ込んでいるのも決して嫌いではありませんよ。何というか、牛一頭喰いました、みたいな感覚が楽しいのです。
ただ、惜しむらくはタレの味が私好みではありませんでした。醤油味が強く、ちょっとくどいかな、と。これは個人の好みですから、良いのではないかと思います。むしろ、最近の若い年代を対象にしているお店では主流のように思います。
そしてチャンジャは普通に辛くて美味しい。もはや辛いと旨いは同義語になりつつあるのです。うん、ビールがすすむね。
さて、今回の肉になるのですが、メニューには「テッチャン」「ホルモン」「脂付ホルモン」と絶妙に注文に困る書き方がされています。こういう場合は基本的にお店の方に聞いてみましょう。すみません。
「脂付ホルモンは脂のついた大腸です」なるほど。ではテッチャンとホルモンの違いは?と思ったのですが、面倒になったのでそのまま「脂付ホルモン」をお願いします。そして、ハラミも塩で。タレはツラミとカルビをお願いします。
さて、このお店の名前「ポッサムチプ」というのですが、ポッサムの名の通り、サービスでチシャと諸々のセットをいただけました。これは今だけなのかいつもなのかは分かりませんが、非常に嬉しいのです。
もう、巻いて食べてなんぼ、の世界に生きている私ですから、こういうサービスは何物にも代えられません。素晴らしい。そして、薬味についても「プッコッチ」や「スライスニンニク」などを追加でお願いできるのですよ、しかもこちらは無料。素晴らしい。無駄がない。こういう合理的な制度は非常に賛成です。
で、やってきたのは塩もの。ハラミと脂付ホルモン。ふむ。見るからにテッチャンじゃないですね。これは小腸。なるほど、ホルモンとは小腸だったのですね。というか、同行者様に「きっとホルモンは小腸だよ」と言われていたにもかかわらず、敢えてホルモンに走ってしまった私は、ネタに困って強引にオチをつけようとしているようです。
まぁ、美味しかったのですけれどね、非常に。基本的に、ホルモンは新鮮だったと思います。脂がたっぷりとのった小腸は、古くなるとどうしても臭味が出ますからね。そんなことは全くなく、非常に美味しかったのですよ。
ハラミに関しても、本当にほろほろと崩れそうに良いハラミでした。塩で食べるのがいいですね、実に肉の味を感じます。
そしてタレもの。こちらは基本的に巻いて食べるつもりでしたので、チシャとプッコッチはこのために手付かずです。さて、まずはカルビ。そのままタレにつけて頂いてみましょう。うん、やはり私好みのタレではないですね。甘くてくどい感じが残ります。
それでも肉質は抜群です。適度なサシと赤身のジューシーさは非常にバランスがとれています。更にこれをチシャ・エゴマの葉・プッコッチ・辛みそで巻いて頂きましょう。おーーー!
エゴマだと思ったら紫蘇でした。ビックリした。メニューをみると確かにチシャ・大葉・ゴマの葉の盛り合わせになってました。エゴマのつもりだったので驚きましたが、これはこれで美味しいですねぇ。うん、でもエゴマの方が好き。
そしてツラミ。ツケダレが好みでないからと、そのまま喰ったのですが正解。私的には大正解。これは旨い。モミダレの方の味は私の好みですね。旨い、やや辛いという。という訳で、以後のツラミはツケダレなしで。あ、ツケダレが不味いとかという意味じゃないですよ。あくまでも好みの問題です。
これはしばらくマメに通って、タレの持ち込みオッケーとなるように努力してみましょう。うん、相変わらずの強引さです。
という訳で、かなり良い店との出会いがありました。多少の好みの問題はありましたが、接客、肉質、価格(酒などがかなりお安い)などどこをとっても高レベルでしたよ。ただ困ったこともありました。ええ、プッコッチ(青唐辛子)を食べ過ぎたのです。
今現在、トイレで苦しむはめになっています
辛過ぎるものはほどほどに食べねばいけません。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
ここだけの話なのですが(という書き出しですが、インターネットは世界に向かって発信しております)、いまだに飽食が続いています。何というか、昨日は沖縄料理、本日のお昼はベトナム料理。確かに暑いときには暑い地域の料理が旨い。だからといって食い過ぎ。
何といいますか、痛風だとか糖尿だとかという病気を気にする前に、肥満に注意すべきだと、私の中の小さな神様がおっしゃっていますよ。まぁ、実際には肥満というほども太っている訳ではなく、どちらかといえば痩せすぎから標準体重になりつつあるというところです。
問題は、その付いてきた肉のほとんどを腹部が受け持っているということでしょう。早い話が腹が出てきた、と。これはいけません、私は痩身の美青年として世の中で通っているというのに。あ、通っていませんか。ただのガイコツ野郎でしたか、失敬。
まぁ美青年は全くの嘘ですが、細いイメージを植え付けてきた訳ですよ。なのに、腹が出てるなど言語道断。何としても引っ込めなければいけません。さてどうしたものか。
痛風予防にしてもそうですが、基本的に食事制限をする気がないのです。ええ、全く。喰いたいものを喰うのが基本的人権。それ以外はみんなオマケのようなもの。なので喰いながら痩せるという、どう考えても自己矛盾の中でのダイエットを敢行しようとしている訳です。まさに男気。
さて、そうなるとですね、明らかに必要なのは運動。誰が何と言おうと運動しなければ仕方がない。そうしなければ美しい身体を維持できないのですよ。あ、既に危ない方向に進みつつある身体ですので、元の場所に引き戻す必要があるのですよ。うん、自覚はありますよ。
唯一の運動であるところの「通勤で歩く」ということになると、せっかく整備して素敵に走るようになったバイクに乗れなくなってしまうのです。これは辛い。だからといって、夜ランニングなどは酒の入った身体に危険きわまりないのです。明らかに不審者と間違われますから。ただの走り回る酔っ払いですから。
さぁどうしたものでしょう。取りあえず腹筋マシンでも買い込んでみましょうか。特に腹の辺りを集中的に運動すればいいのでしょうから。そんなもの無くても腹筋なら出来るだろうと、世間の方はお思いじゃないでしょうか?はい、その通りです。でもね、やはりただ腹筋だけ、となると気分的に乗らないじゃないですか。
例えばマッシーーンがあれば、その道具を使っている感で比較的楽しく腹を鍛えることが出来ますよね。これが何もないと、あの中学時代の無意味に部活動で筋トレさせられていた忌まわしい思い出に苛まれるのですよ。ああ、忌まわしい。
という訳で、腹筋マッシーーーンを手に入れるべく、努力をしようと思います。例えば、粗大ゴミの日に捨てられたその手のものを物色するとか、知り合いで使わなくなったものを譲ってもらうとか。ええ、買いませんよ。絶対に買いません。
どうせ、一週間持たずに飽きてやめますから
自信を持っての三日坊主です。
昨日もここで書いていたように、焼肉の日には焼肉の会を執り行います。はい、決定事項です。場所は元町・くにきやさんにて。内容は当日のお楽しみです。参加希望の方がいらっしゃいましたら、メールでお知らせください。
とまぁ毎年書いていますが、今までご一緒したのは去年の「いかりん」さんのみ。今年もおそらく身内だけということになりそうです。それはいい。うん、その辺のうらさみしいのも織り込み済みの焼肉の日です。
世間の皆様は如何に過ごしているのでしょうか、焼肉の日。むしろそんな日であることすら知らないのでしょうね。特に今年は日曜日ですから、職場で「お、今日は焼肉の日ぢゃないか。皆の衆ちょつと肉でもつついて、かへらないかね?」などという事も無いでしょうし、ましてや「おたうさま、けふは焼肉の日ではございませんか。」とのたまうおぜうさまも…。
何か虚しくなってきたのでこの辺りでやめておきます。
という訳でして、本当に募集しているのですよ、一緒に焼肉を食べてくださる奇特な方を。こういう機会はなかなか無いですからね。是非とも私にメール(tetsuya@pulgogi.net)を送ってください。悪いようにはいたしません。
痛風の危険がほんの少しだけ見え隠れしているだけです
特に今回はいい感じでいけそうです、痛風の神様
やはり、久しぶりに旅になど出ますと色々な事が起こります。こういう刺激は非常に楽しいものです。何といっても旨かったし。そりゃね、多少は酔っぱらいすぎましたよ。それでも地元でぐだぐだ言っているよりはずいぶんと健全です。うん、また行きたい。
本当なら、その地方の方とご一緒に、お薦めの焼肉店など回ってみたりしたいのですが、これもなかなか思うようにはいきません。特に私のように、予定も何もなく行き当たりばったり、目についた店で呑んで呑まれて呑まれて呑まれてしまっているようでは、せっかくセッティングして頂いてもボロボロにしてしまいそうで自分が怖いのです。
でもあれですよ、オフ会とかしたいですね。本格的な焼肉オフ。呑めや唄えの大騒ぎ。ま、オトナですからそんなに騒ぎませんが。心の中で野生の私が騒ぐことはあるかも知れませんが。
さて、そうこう言っている間にまもなく「焼肉の日」がやってくるではありませんか。8月29日。運命の日。たとえ痛風でも思い切り肉とビールの摂取を許された「約束の日」なのです。ええ、お医者さん非公認ですがね。
昨年は「関西焼肉ドットコム」のいかりんさんたちとご一緒させて頂きましたが、今年は全く何も考えていませんでした。もう北陸の余韻で一杯一杯の脳味噌でしたよ。へしこと日本酒の海にぷかぷか浮かぶクラゲのような私の脳味噌。酢味噌か酢醤油で美味しいかも知れません私の脳味噌。
そんな訳で昨夜「くにきや」さんへ予約をお願いに行って参りました。人数は当然不明ですが、取りあえず“タンユッケ”のみはお願いしてきました。たとえ日曜日でも、最高のタンユッケをいただけるものと確信しております。
そこで、こうしてはいかがでしょう?「焼肉の罠スタッフと食べるタンユッケの夕べ」です。これならばオフ会などという嬉し恥ずかしかったり、後ろ暗かったり、面映ゆかったり、背筋がもぞもぞしたりという小恥ずかし感が薄れるのではないでしょうか。
だってあれですよ、「くにきや」さんの超絶妙なタンユッケを食べることが出来るのですよ。今現在、タンは稀少部位になりつつあるというのに、思う存分満喫することが出来るのです。もうね、例え体調が悪くても、医者からホルモン止められていても、女房子供泣かしてでも食べる価値ありというものです。
という訳で、来る8月29日(日)は「焼肉の日記念:焼肉の罠スタッフとタンユッケを囲む夕べ2004」を開催することにします。え?さっきとタイトルが違う?囲むだけかって?ええ、タンユッケの量が足りない場合は囲むだけで食べませんから。
見ているだけで出てくるヨダレでビールを呑みます。
私信:「くにきや」さん何とか人数分、タンユッケお願いします。
そんなこんなで満喫してきた北陸の旅も終わりが近付きました。特急で大阪を越え、地元神戸に帰って参りました。食い物ばかりのお土産物を仕事場の冷蔵庫につっこんで、さぁお疲れ様でした。
といいつつも、すっかりと夕飯時。遠足は家に帰り着くまでが遠足です。ということは、まだ北陸の旅は続いているということですか。すなわち、旨いモノを喰らえと、神様はそうおっしゃっているのですね。分かりました。
早速「くにきや」さんへ予約です。30〜40分で伺います。はい。とまぁタクシーを駆使して元町まで。でですね。ここで重大な失敗。お土産物を全て忘れてきました。仕事場に。「くにきや」さんへの分まで。なんてこった。
再びタクシーに乗り込んで土産物を取りに戻り、お店へととんぼ返り。全く何やってんだか、タクシー代で酒代が賄えるよ。
そんな訳で、旅の締め括りはやはり焼肉。元町・ベトナム料理から始まって、元町「くにきや」さんで焼肉の〆。まさしく食い倒れの旅。いつものように、満腹になるまで焼肉をほおばります。
ちなみにこの日のお薦めは、軽く炙るだけで食べる大振りの塩レバー。というか半生レバーですか。これをゴマ油と塩で、レバ刺しの様に食べるのです。旨かったです。これはレギュラーメニューに是非お願いしたいところです。
こうして本当に旅は終わりました。同行者様お疲れ様、ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。そして、一週間以上も書き続けた私、よく頑張った。
次は秋か初冬に行くぞ北陸、待ってろ旨いモノ
次回はもう少しまとめられるように努力してみます、無理だと思いますが
さて、件のお店を後にして、ぶらぶらと花火見物。実に夏を感じます。ぶ〜らぶらと歩いていると、大通では思い切り花火が見られます。素晴らしい。普段の花火と言えば、人混みと喧噪しか感じませんが、こうもゆったりと見ていられると気分がいいですね。
こうして、ほのぼのと溺死体になることもなく夜は更けていったのです。ええ、翌日のために体力の温存です。明日は歩きますよ、間違いなく。
という訳で、翌日は金沢観光に出発します。もちろんお土産というか、自分のためというか、旨い物を喰うためです。今回の目的は「ふぐの子」です。残念ながらお店で食べることはなかったのですが、近江町市場へ行けばきっと手にはいるはずです。よ〜し、電車の時間まで散策するぞー。
とまぁ気合いを入れて、駅に荷物を預けてとぼとぼと向かうのです、暑いけれども。いやー、本当に暑い。北陸の夏は暑いのですね。勝手なイメージで涼しいと思いこんでいた私の完敗です。坊主頭にジリジリと日差しが迫ってきます。
途中、ちょっとしたアーケードや地下道に助けられながら、ようやく着いた近江町市場。ま、分かってましたけどね。日曜日だし。店はほとんど閉まっているし。うん、鮮魚は今回買いませんから。乾物ならきっとお店も営業していることでしょう。
予想通り、何軒かのお店は営業していました。日差しを遮る屋根があることも幸いして、市場中を歩き回ったのです。うん、味見もしましたよ。沖漬け・イカの塩辛・墨づくり等々。今回のお土産としましては「ふぐの子」「鯖のへしこ」「青のりの佃煮」「金時草」「どじょうの串焼き」などを購入。それをぶら下げて、兼六園へと足を延ばすのです。
ですが、その前に飯飯。ここはやはり寿司でしょう。といっても、先日も寿司でしたから、お昼ということも考慮に入れて「回転寿司」など。実に素晴らしい考え方です。いわゆる倹約家?あ、あれだけ飲み食いしておいて言える立場じゃないですか、そうですね。
とまぁ、軽く反省などしながら市場の中の開店寿司店へ。考えてみると私、人生で二度目の回転寿司ですよ。最初に行ったのは、回転寿司なる物が世に出始めの頃に好奇心で。その時のことを余り覚えていないところを見ると、たいして美味しかった印象がなかったのでしょうね。うん、間違いなく。
過去を振り返りつつも、こういう場所の回転寿司は、地元のネタを使って美味しいと、物の本で見たことがあります。期待せずにはおられません。ということで頂きます。
実は朝食も食べていなかったので、非常に空腹だった訳ですよ。なものだから、一気に食べた訳でして、写真なんか撮ってられない、順番なんか覚えてられないのです。ですから、順不同、思い出した順に書き出してみましょう。
鰯・びんちょうまぐろ・ぶりタタキ・マグロたたき・梅貝・甘エビ・しらうお・白海老・あおりいか・イカ納豆。もしかすると書き漏らしがあるかも知れませんが、まぁこんな感じ。そして、甘エビだけは「地の物と普通の物がありますが?」という質問付だったので、すかさず「地の物」と答えたことだけは付け加えておきます。
結果、回転寿司侮り難し。普通に旨かったです。黙々と食べ続けるほど旨かったです。やはり、北陸ということもあってか、地物っぽいネタは非常に良かったです。全国的にどうなのか、これも調べる価値ありと確信しました。確信犯です。
さて、そしていよいよ兼六園へ。兼六園といえば日本三名園のとして名を馳せている訳ですが、春の桜、秋の紅葉、冬の雪吊りを見事に外しての真夏の訪園。あまり日陰もないので一周回ることにはすっかりと体力を奪われておりました。
ああ、日陰と冷たいお茶が欲しい…、と見ると茶屋があるじゃないですか。これこれ。露天は勘弁、屋根付きで。すみません、旅の者ですがお茶を一杯。ってな感じで、ずいーっと奥に通されました。あー冷房だ。あー涼しい。文明万歳。
人工の風に癒されながら、抹茶とお菓子を頂戴しまして。ここでは熱い抹茶ですが、冷房で人工的に作られた快適空間において、そんなことは何も苦になりません。むしろ、もっと暖めろというところです。
こうして、すっかりと人心地を取り戻し、再び灼熱の地を徘徊することになるのです。が、一度天国を見てしまうと、もはや後戻りは不可能です。物産店を覗き、タクシーにて再び近江町市場へ、お土産の買い足しに。何度彷徨いているのか、この不審者は。
そして最終的に金沢駅へと帰って参りました。あとは特急サンダーバードで帰途へ着くのみとなりました。ま、その間にもコインロッカーの場所を忘れたり、最後の土産物を探して歩き回ったりと、小さなトラブルはあったのですが、大まかには良し。結果オーライ。さぁ神戸へと帰りましょう。
電車の中ではきっちりとビールを呑み続けましたが
結局、旅行の間中アルコールは抜けませんでした
今回のお店:廻る近江町市場寿し
石川県金沢市下近江町28-1近江町市場
TEL.(076)261-9330
金沢の街は空が高いのです。余り高い建物がないので、空の高さと広さを感じます。もっとも、暑さに耐えきれずやや日が傾いてからの出発ですが。
これから向かう店は、同行者様が以前に行ったことがあり、なかなか雰囲気も味もいいと言うことで決まりました。と言うよりは、私が相変わらず半死人なため、店を探して彷徨くことが不可能なのです。申し訳ない。
30分ほど歩いたところにその店はありました。ここもカウンターだけのお店。富山のお店よりは広い作りです。で、カウンターの端に座ります。「いらっしゃい」。いらっしゃいました。よろしくお願いします。
えーと、私はビールで。ええ、流石に日本酒はちょっと。ビールで頂きます。ビールと共にやってきた突き出し。これは。枝豆は分かるとして、この黒いのは何ですか?「金沢名物のどじょうの串焼きです」。おー。なるほど。柳川鍋は食べたことありますが、串焼き。いいですねー。苦みが何とも酒欲を誘います。
で、この海藻っぽいのは?「金時草(きんじそう)です」。おー、これも名物ですか。なるほど。とろりとした食感がたまりません。モロヘイヤみたいです。旨。これも酒欲をそそりますねー。
ご注文はですね、(半死人で)よく分からないのでお任せします。造りと焼魚で。はい、お任せに限ります。やって来ました造りの盛り合わせ。イカ、カンパチ、ヒラメに甘エビ、しめ鯖。鰯のタタキはポン酢でどうぞ。頂きます。おー旨ー。何とも魚が旨い。とろけるように旨い。とろけるのは私の鉛の身体。あー堪らんす。
「焼き魚です、まずは甘鯛」まずは、まずは、まずは!旨。「骨まで全部食べられますよ」ええ、骨まで皮までぺろりと、旨。上品な塩加減といい、淡泊な白い身に香り立つような甘鯛。旨。日本酒呑みて。
続いてはハタハタ。これも綺麗な魚ですよ。コイツも背骨ごとばりばりと頂きますよ、旨。なんじゃこりゃ。どれだけ旨い。これだけ旨い。うん、そんな感じ。魚に対する褒め言葉を余り知らない私ですので、言えることはこれだけ。“喰え、いいから喰っとけ”ですよ。四の五の言うより喰えば分かる旨さ。あー日本酒欲しい。
さて、ここでちょっと箸休めな感じで「赤貝のぬた」ですよ。もうね、ぬた好き。大好き。しかもこれが甘すぎず、実に程良いお味なのです。よく、やたら砂糖甘いぬたがありますが、これは違います。まさに酒の友。あ”−日本酒が欲しい。
そして「鯖のへしこ」がやって来ます。「日本酒に合うんだけどね」はい、日本酒ください。もう大丈夫。もう生き返りました。こんなもん、日本酒なしで喰えないですよ。旨そうで。あ、お酒は常温でいいですよ。燗にするのはもったいないです。
で、この“へしこ”ですが、鯖を三枚に開いて、ぬか漬けにしているそうです。あれですよ、ふぐの子を同じ、例の酒の肴です。では、早速お味見を。って、旨。塩辛くて日本酒がすすむすすむ。…けれども前日の反省から、飲み過ぎませんよ、ええ。多少は学習しているのです。
最後に、メニューで気になって仕方がなかった物。“万十貝”をいただきます。えーと、これは的貝の当て字でしょうか?聞くと「まんじゅうがい」だそうです。ほうほう、どうやって食べるのでしょうね。っておもっていると焼くそうです。うむ、焼貝。いいですね。じゃあその間にお酒のお代わりを。
やって来たのは二枚貝の焼貝。味噌味ですか、あーいい香り。一口食べると、得も言われぬ美味。いやーーー、なんですかこれは。酒酒、日本酒ちょうだい、ってなものですよ。生きてて良かったよ、生き返って良かったよ。
これで、お店のメニューで気になっていた物は全て食べさせて頂きました。うん、死ぬほど満足。あー、と外では何やら花火の音が。ほう、本日は花火大会ですか。どうやら、道すがら見ることが出来そうなので、このままお暇しましょうか。ごちそうさまでした。ほろ酔い加減でお店を出て花火を見ながらホテルまでの帰路に着くのです。
って、結局日本酒呑んでるじゃん、私
まぁおとなしく呑んだので、自分的には結果オーライの方向で。
今回のお店:寿司「八起寿し」
石川県金沢市長町1丁目3番地51号
TEL.(076-265-7639)
昨日の酒は旨かった。そして清々しい朝に、死体が一つ。私、死体。溺死体(死因:酒に溺れた)。鉛の身体。以前の鋼の身体が鉛の身体に。重い、重い。でもホテルのチェックアウトはやって来ます。死体一丁放り出し。
同行者は所用でここで別行動。もはや鉛の溺死体となった私に出来ることは、公園のベンチで寝ることだけ。もう、いきなり熟睡です。あー富山の木陰は涼しいな。という体たらく。2〜3時間寝ていると、なにやら遠く方でごろごろごろと怪しげな音。よく見ると雷ですよ、雷雲ですよ、きゃーー。駅ビルへと避難するのです。
で、涼みつつも立ち読みしたり、便所を借りてゲゲゲのゲ、夜は墓場で運動会、だったりしながら再び同行者と合流。特急にて次の地である金沢へと向かいます。向かいます、あれ?駅の張り紙。「豪雨のため電車が止まっています」止まっています、私の思考も。
あー、あの雷雲はこちらに来なかったのに、アチラで悪さをしていたのですね。こりゃ参った。どうしようと思ったらちょっと遅れているけれど特急は走っているとのこと。同行者様が聞いて来てくれました。もう、鉛の身体と脳味噌の溺死体ではそんなことは思いもよらず。
ようやく約束の地・金沢へと向かうのです。ええ、次に待ちかまえる未知なる味のために。きっと富山にはなかった素晴らしい魚と肴に会えるはずなのです。あー、嬉しいな、どんどん呑んで食べるぞ。うえっぷ。
明らかに乗り物酔いではない酔いっぷりで金沢の地に立ちます。取りあえず、厳しいまでの日の光の中、ホテルを目指します。何とか涼しい日陰で休みたいと、私の身体の中に巣くう酒の虫たちがざわめきます。ざわざわと。
今回のホテルは実にわかりやすい立地にありました。もうね大通に面しているのですよ。なもんだから直射日光避けられず。酒と日差しに干されながらぼろぼろと歩くのです。ようやくたどり着いた頃には既にボロ雑巾の身体に成り下がっていました。あ、溺死体からいえば成り上がりですか。
取り急ぎ水分の大量補給をして、1〜2時間柔らかいベッドに横たわります。これでようやく鉛が剥がれ落ちました。夕刻17:00を待って金沢の味を求めて旅立つことにします。
相変わらず半死人の身体ではありますが
まぁ、日本酒は控えることにしましょう
ようやく入ったお店です。しかも今回の希望通り、非常にいい雰囲気です。まぁ、私のいい雰囲気というのは微妙かも知れませんが、とにかく綺麗にしてある白木のカウンターと10席足らずのこぢんまり感。落ち着けそうです。
早速、今回の主題である「岩牡蠣」を。あ、ビールもお願いします、今日は暑くて喉が渇いたのです。
やって来たのは大振りの貝殻に乗った待望の岩牡蠣。いつもは写真に納めてから食べるのですが、今回は脳味噌からそんなことは吹っ飛んでいました。いきなりがっつく。無くなる。あー。えーと、もう一つお願いします。今度は写真を忘れずに。
牡蠣以外の造りは梅貝と赤イカを。あー綺麗なお造りですよ。こりゃ旨そうだ。特に梅貝の身はぷりぷりと堪らんです。うん、生きててよかったよ。さて、それでは魚を焼いて頂きましょう。煮魚もよいのですが、ここは姿を楽しみつつ焼き魚。キンキも有りますが是非とも「ノドグロ」を。
ご存じの通り、普段は肉ばっかり喰っている訳で、魚のことはよく知らないのです。ノドグロ、見た目はスマートなキンキという感じです。何でもこちらの方の名物だそうで。まぁ、今の流通なら東京大阪辺りなら問題なく食べられそうですが、きっとお値段がねー。っていう間に、目の前でオーブンに入れられ焼はじめです。うん、待ち遠しいさ。
でその間に鰯の造りなどで日本酒を。せっかくなので地元のお薦めのお酒を聞いてみると、これ、と出された冷酒。ほう、見たことのないお酒です。聞けばラベルのデザインはご主人が書かれたとか。頂きます。うんうん、原酒というだけあって度数は高め。
辛口と言われていたのですがそんなに辛くなく、実に日本酒の旨味がしっかりと味わえます。こりゃ旨い。富山の酒は富山の魚に実に合う。あーもう今日は酔っぱらっちゃうよ。後はよろしく。
などと言っていますと、ノドグロが焼き上がりました。うん、ノドグロだ。喉が真っ黒。そのまんまの名前ですね。冷める前に頂きます。おー、旨い。こりゃ旨い。淡泊なようでしっかりと味わいがある、これはいい!!よい!酒がすすむ。酔っぱらう。あー極楽。
これもどうぞ、と出されたのは大根おろし。ぺろっと舐めるとこれが辛い。辛味大根だそうで。一緒に鯛の昆布締めも頂いて、辛味大根おろしと一緒に頂きますと、得も言われぬ美味しさ。絶品。酒がすすむ。酔っぱらう。あー天国気分。
若い人向けにちょっと凝ってみましたという一品。酒盗にマヨネーズを少し和えてまろやかにし、蒸しアワビの上に乗っかってます。乗ってます、ってか蒸しアワビ。これは旨そうだ、と思うまもなく口の中へ。おっ、旨!なるほど酒盗の独特の生臭さが消えて、これは実に味わい深い。堪らん。酒がすすむ。酔っぱらう。あ”−−。
なんだかいつの間にか、お隣の席の余った酒までもらったり、ご主人がお酒を開けてくれたり、これこれと出されたのはトラフグの唐揚げだったり。もう一度ビールが欲しいよ、って言ってる尻からイカと唐辛子の炒め物。おーこれで日本酒呑んじゃうよ。あー旨い。辛い。酒がすすむ。酔っぱらう。な”−−−。
最後に獅子唐と茗荷の焼き物をつまみながら、ご主人から濁り酒呑ませて頂いていた辺りからすっかりと記憶がございません。もう、何というか、神戸の恥を富山で晒してきた模様です。非常に申し訳ございません。全く不徳の致すところでございます。
でもね、旨いんだ。魚が旨いのは当たり前、肴も旨いのは至極当然という、まるっきりの一見の観光客にここまでしていただいて。本当に御馳走様でした。お土産に辛味大根まで頂きまして。遠い記憶の彼方では、その大根を肌身離さず持ったまま酒をあおり続けていたようです。うん、もう死んでもいい。
ま、翌日は宿酔で死んでいましたが(予定通り)
マジで呑みすぎだって、いくら旨いからって…
今回のお店:日本料理「おら」
富山県富山市総曲輪
“北陸の旅”と銘打ちながら、なぜか神戸元町のベトナム料理から始まりましたが、いよいよ出発です。旅立ちです。
大阪発のサンダーバード27号に乗り込みます。何となくサンダーバードといえば2号が好きなのは少年の心を忘れていない証拠です。ま、映画のサンダーバードに27号があるとすれば27人兄弟ということで、おそらく日本のテレビ局が「大家族特集」として取り上げることは間違いありません。
いかんいかん。こんな道草を食っていては、本日の予定が終わりません。
さて、乗り込みましたサンダーバード。当たり前ですが本日は旅行。仕事で移動している訳ではありません。すみません、売り子のオネーサン。ビールください。ツマミはいいです。ビールだけ。てな調子で富山に着く頃には数本の缶ビールが空いておりました。
いよいよ富山に上陸。時間は18時前。何はともあれ荷物をホテルへ放り込みに行きましょう。で、ホテルはどこだ?
実はですね、今回のホテル、ネット環境を重視したのです。半分は仕事のメールチェック。そして後の半分は優しさで出来ているのです(バファリン)。その為に、やや難しいところに位置している模様です。
しばらく歩き回って諦めて電話での誘導でたどり着いたホテルは、オトナの飲食店が入っている雑居ビル。入口に「開店一周年記念」の花輪なんかがあったりして。えーと、取りあえずチェックインをば。部屋番号は424号室。ほほう。なかなかホテルで使うには勇気の必要な語呂合わせですな。
聞いてみると、深夜12時以降から朝8時までは4階にエレベーターが止まらないとか。色々な意味で深読みしてしまうのは私が臆病なのでしょうか?まぁもっとも、霊感の欠片も持ち合わせていないのですから大丈夫といえばまるで大丈夫。
さてさて、無事に荷物も下ろすことが出来たので、いよいよ夕食へと出かけましょう。と、一歩外に出ると、そこは呼び込みと海外から出稼ぎのオネーサンと酔っ払いの坩堝。まさに繁華街のど真ん中。取りあえず、道に迷っている間に見付けた「牡蠣」という文字が織り込まれた店名のお店を目指してみましょう。
しかし、富山駅の南側というのは実に活気がありますね。人の力が溢れているのが肌で感じられます。まさに熱気。暑苦しいまでの熱気。ただ単に暑苦しいのは熱帯夜のせいもあるのです。と、妄想にふけっている間にお店発見。ここですね。
ひょいと覗いてみた店は、靴を脱いで建物に入るという、実に割烹。今の気分には滅法合いません。どちらかといえば、こぢんまりと呑みたいのです。うん、違う店にしましょうか。でですね。隣の店を覗いてみたのですよ。すると、カウンターだけのまさに「こぢんまり」を絵に描いたような。引き込まれるようにその店の暖簾をくぐります。「二人ですが、いいですか?」
ここからが血も凍る「富山ナイト」の始まりです
いや、別に恐怖体験はしていませんが
さて、二泊三日の北陸小旅行から帰って参りました。この間あまりにネタが多すぎて、おそらく全てを網羅することは出来ません。というよりも、覚えていられる自信がありません。まぁ気長に頑張って書いてみます。
という訳で、去る8月6日の午後から始まりました。スタートは神戸元町。ベトナム料理店から。って、こんなところから始まりました。もう既に暴食。暴走開始、ぱらりらり〜。
前回、体調がイマイチのまま食べにいったベトナム料理ですが、今回は旅行の前ということもあって万全。なはずが、前日の焼酎の呑み過ぎで腹具合に若干の不安を残しています。ま、喰えば大丈夫。さて、本日は何を食べようかと。
ランチのメニューを手渡されたところ目に飛び込んだのは「ベトナム冷麺+生ビール:980円」などという代物。あ、それ。それください。だって、旅行ですよ。昼間から呑んでもいいのが旅行じゃないですか。周りはビジネスマンが居たりしますがお構いなし。なまー。
そして、“生”繋がりで「生春巻き」よろしく。あー、ビールが旨い。やっぱり昼間のビールに勝る物なしです。ウマー。そして、やって来ました冷麺。ほほう、見た目はそんなに中華冷麺と大差ないですね。
かき混ぜると、なるほど麺がフォーの麺です。平たいタイプ。コレにニョクナムと香草で味が付いています。更にはナッツが香ばしい。コレは旨い。実に旨い。乗っかっている海老や野菜類も豊富。実にバランスの良い旨い麺です。レタスも細く刻んであるので食べやすいことこの上なし。ビールに合いますね。
ここに、見た目真っ赤なヤンニョムの様相を呈した薬味を入れます。刻みにんにく入り。これが辛くて旨い、たまらん!という刺激。更に酢を少し加えると、夏に最適な冷麺。
さて更には生春巻き。彩りも美しく、ライスペーパーから透けて見える麗しさ。これに辛味のタレをつけて食べると、ビールに合う合う。あっちゅう間に飲み干しますよ。食い尽くしますよ。うー満足。
まぁ一つ気づいたことは、冷麺の上の具材と生春巻きの具材はほとんど同じ。麺かライスペーパーかの違いだけ。次回からは組み合わせを考えましょう。それでもこれからの旅の始まりに実に頼もしいスターターとなりました。問題があるとすれば、腹具合を考えなかった自分の愚かしさくらいですか。
いきなり不安な幕開けです。そしてある意味的中するのでした。
え〜と、間違いなく長丁場の幕開けです。しばらくおつきあいください。
今回のお店:ベトナム料理 龍子閣
兵庫県神戸市中央区元町通2-2-8
TEL.(078)331-0477
すみません、昨日はまるで実況中継をするかのようにひとり言に書いていたのですが、断念しました。残念です。
まぁ聡明な皆様には最初から分かっていたと思いますが、理由は、はい、アレです。ノ・ミ・ス・ギです。もうね、今日は朝から「ますのすし」を買いに行って朝飯にするんだ、などと前日からほざいていたのですが、それどころか、チェックアウトの時間に辛うじて起あがれたくらい。そんな不幸な自分自身を嘲笑するかのように、晴れ渡る青空。ピーカン。むしろカンカン照り。脳味噌ばーーん!
当然のように駅ビルのトイレで、と、後はご想像通りの結末です。そして、更なる不幸は、デジカメ用のUSBケーブルを忘れたという事実。真実。あー。
という訳で、今回の旅の結末は後日、きちんと写真をまとめてからということにさせていただきます。ちなみに昨日は富山、本日は金沢。ええ、大丈夫です。同じ轍は踏みません。さて、それでは行ってきます。大丈夫、大丈夫です。
日本酒は二本でやめますから
って、もう呑む気だよ、私
さて、そんな訳で現在、車中です。はい、北に向かっているのです。何と言いますか本来は、冬に行くのをよしとされている北陸に、岩牡蠣喰いたさにこんな季節に。というか、お供の猿な訳です。桃太郎さんよろしく。吉備団子よりも岩牡蠣で。
そして、こんな真っ昼間(午後三時)にビールが傍らという、実に遠足気分。お弁当を食べないだけオトナになったと言うところですか。いや、子供はビールを飲んではいけません。よい子は真似をしないように。悪いオトナのご意見です。
と言う訳で、到着しました。ちょいと喰ってきます。
今回は適時ご報告させていただきます
かなり本気で喰う気です
最近すっかりと旨い物ばかり喰っていたので、あらゆるものが腑抜けていました。ええ、もう世の中ふわふわと生きていけばいいや、的な。んがしかし、私が浮き足立っている裏で、やはり不条理が働いている模様です。
“米政府が自国産牛肉の対日輸出解禁を先行し、日本産牛肉の対米輸出解禁を後回しにするよう打診”などという余りにも虫のいい話が浮上。あのね、それってどういう事?と思うのです。ええ、怒りですね。
確かに、日本としては輸入再開したい訳ですよ。牛丼チェーンにしても焼肉店にしてもその他外食産業にしても。で、その為の交渉が現在政府間で行われているのですが、その席上での話だってんだから驚きです。
何?15年前と同じですか?また無理矢理自分たちの論理を通すのですか?あの「牛肉とオレンジ買わなければ自動車を買わないよ」というあの論理を。やっぱり、米国嫌いですわ。あれは世界の警察じゃなくて世界のヤクザですよ。ああ、最近の警察はヤクザと変わりないですか、そうですか。
日本は全頭検査してる訳ですよ。それに対して米国は抜き出しの検査ですよ。この両者を比べて、先行輸出するならどう考えても全頭検査した方じゃないですか。まるで意味が分からない。
食中毒の出た二軒の店があって、先に食中毒を出したJ店は用心のために業者の頼んで店の完全消毒と病院での店員の検査をしているのに対して、後から食中毒を出したA店は自分たちでそれなりに掃除して、ウチは大丈夫だからJ店より先に開店させろ、と言ってるようなものですよ。物の道理が通ってない。
実際、BSEのヒトへの影響はわかりませんし、全頭検査の必要性もあるのかはわかりません。しかし、それでも検査を断行した日本に対して米国のやり方はおかしいと思うのです。
日本向けの輸出業者が「自己負担」で全頭検査しようとしても邪魔をして、自国の産業を守るためと言いながら、日本に対して肉を売りつけようとする。どう考えても大手食肉企業に対して、全頭検査の負担をかけないための米国のやり口としか見えないのです。
ああ、もうね、世の中悪ヤツしかいないのかと。絶望ですよ。こうなったら国内で牛肉を自給しましょうよ。多少、というか結構価格は上がるでしょうが、15年前は基本的に輸入してなかったのですから。
焼肉が高級料理でもいいじゃないですか。またビフテキが御馳走だった時代に戻りましょうよ。なんというか、これ以上気分悪い思いしたくないじゃないですか。「BSE発生国(主に米国)からの輸入禁止」これで行きましょうよ。うん、上等です。
オーストラリアでBSEが発生しませんように、切に祈ります。
オージービーフのホルモンが流通しますように…。
世の中には色々と想像を絶する罠が仕掛けられている物です。いやぁビックリしました。こんな事もあるのですね。ええ、昨日のことなんですが…。順を追ってお話ししましょう。
8月2日は本年二度目の「土用の丑の日」だったそうです。前回の7月21日に鰻を食べ損ねただけでなく、まさか二度も土用丑があるとは知らず、今回も食べ損ねました。まずはこれが罠の序章。周到に張り巡らされた、その巧妙な手口には感嘆させられます。
そして、お食事のお誘いが来たのです。「何か食べたい物は?」その質問に関する答えは常に「鰻」です。もう、脳味噌の大部分、大脳皮質あたりはその殆どを鰻に犯されているのですから。では、参りましょうか。いざ鰻。
今回は元町商店街の路地入ったところにあるという鰻店に向かいます。大体の場所を目当てにうろうろうろ。はて、アレかな?うなぎ。でも暗いよ。何々?近寄ってみると暖簾はあります、が準備中。店じまい。えーと午後八時ですが。ギョーカイ用語で20時ですが。20時ってギョーカイ用語じゃないですね、フツー。
どうも本日たまたまなのか、そういうお店なのか。残念無念という罠。そういう訳で、おそらくもう一軒あったはずという不確定要素満載で西に向かって歩きます。ええ、歩きます。
そうやって約一駅ほど歩いたところにある高級鰻店。なのですが、高級です。金に糸目はつけませんが、つけますが。つけるのでやめましょう。更に一駅半ほど歩いて、前回行った「雄司」さんへ。
日本料理なら鰻はあるでしょう、夏だし。という甘い目測の元再び歩き続けて、これ以上歩くくらいなら帰ると口に出る寸前に到着。無事到着。ここまでの経緯から言えば、満席で入れません、というのが定石ですが、問題なくカウンターへ。これもどうやら周到な罠の一部だったようです。
何というか、普段はテーブル席が好きなんですが、この手のお店はカウンターがよいです、実に。カウンターの大皿を見ながら、本日は何にしましょうか。
「本日の肴」として小蛸煮付け、おばけ、小エビの唐揚げ、そして冷や奴を頂きましょう。まずはビールから。
この小鉢が旨い。どこまでも旨い。おばけは芥子酢味噌、ビールに合う、合う。小蛸も旨し、唐揚げは揚げたて。そして冷や奴は…。あ、本日も普通の豆腐。前に食べたとろとろの豆腐じゃありません。どうやら夏はないのかな?
そして鰻。鰻くださいな。鰺の棒寿司でも良かったのですが、前回の穴子の天麩羅が美味しかったので、本日は穴子を押し寿司で。
さぁ鰻、鰻。残念ながら焼置きしてあったようですが、念願の鰻ですよ、今年初(かな?)。もうすっかりと日本酒に変わっています。旨。
穴子の押し寿司もさっくりと頂きまして、本日はこのくらいで。ああ、満足しました。さて、ここで本日最大の落とし穴を発見しました。と言うよりは既に思いっきり落っこちていました。はい、メニューをですね、じっくりと見てみるとそこには驚愕の事実が!「自家製豆腐、400円」ええーーー!
「冷や奴」と「自家製豆腐」の二種類あるなんて…。
これで三度目のリベンジは決定しました。メニューはよく見ます、これから。
今回のお店:神戸料理道場「雄司」
兵庫県神戸市兵庫区大開通2-3-23
TEL.(078)578-8610
このところの、まさに飽食の日々をちょっとだけ反省を込めて、昨日の夕飯は質素に。私の場合、質素というと極論(絶食)に走りがちですが、今回はちょうどいい具合に頂き物のズッキーニがありましたから、コレを食べさせて頂きました。
普段、ナスやキュウリなどの和モノの野菜は調理しますが、この手の小洒落た食材は全くどうしたモノでしょうか、という感じでとまどいます。うん、野菜だし、見るからに新鮮だし、こういうモノは生に限る。
取りあえず5mmほどにスライスして、塩と胡椒とオリーブオイルで。えーと、旨いです。旨いですが何か間違っている感が否めません。何だ、どこが違う?
でも酎ハイのアテには程良い清涼感。涼しげに皿に盛られているのですから、今更後戻りは出来ません。そのまま一本頂いてしまいました。ごちそうさま。
まず一つ気づいたこと。黄色いズッキーニのスライスは、そのまんまバナナみたい。なるほど、太さといい色合いといい全くのバナナ。違和感はコレですか。バナナみたいなのに甘くないからなのか。
そしてもう一つ気づいたこと。ズッキーニは火を通して食べるのが普通。なるほど、だから生の茄子を囓っているような気がしたのか。って、すげー失敗じゃないか。いわゆる大失敗じゃないか。
いくら腹が減っていて、その上暑さで朦朧としていたとはいえ、調理し忘れ。取りあえず何でも生で喰うというのは、普段の生肉大好きの影響でしょうか?といいながら、結構美味しく食べられることが発覚。うん、超簡単レシピ(そのまま喰うだけ)。
す、すみません。せっかく頂いたのに。後一本ありますから、こちらはちゃんと料理しますから。はい、猿みたいに生では食べませんから。
マリネって火を通すと知った、2004年・盛夏。
やはり賄い料理がお似合いです、私には
久しぶりにひとり言を連休しましたが、死んでいませんよ。どうも私がここを書いていないと死んでいると心配くださるのですが、最近は元気です。ええ、むしろ食い過ぎ。
どのくらい非道いかといえば、金曜日は焼肉、土曜日は中華料理二軒はしご、日曜日は昼間からインド料理(ビール付)。とまぁ、ここまで書いて自分で驚きです。本当に食い過ぎ。これだけ喰えばこの夏も楽勝で乗り切れるだろうと高をくくっていたのですが、コレが何と昨日は熱中症だか暑気中りだかで寝込みました。ええ、インド料理を喰った後。
何というか、今坊主なのですよ。夏→暑い→髪の毛うっとうしい→切る→坊主。という極めて短絡的な思考のもと、バリカンばりばりと丸坊主。最初はよかったのですよ。洗髪も石鹸ですましてしまえるし、何よりも涼しい。
ところがですね、これが基本的な間違いがありまして。髪というのは保温のためにあるのではなく、直射日光から頭を守るためにあるようなのです。もうね、昼間、炎天下歩くと脳味噌沸騰ですよ。頭蓋骨と脳味噌の間で沸々している感じが…。コレはたまりません。
でも世の中よくできたモノで、髪の毛の方も色々考えているようです。なんだか伸びるのが非常に早い。普段の二倍(当社比)の勢いでわっさわさなのです。そうですね、一週間に3mm以上は伸びてるんじゃ無いでしょうか?
坊主から3mmっていうのは結構な長さですよ。なので見る見る伸びているように思うのですが、ここで、なんというか好事魔多し、ですか?
酒呑んで風呂に入る訳ですよ。で、風呂場の近くにバリカンおいてまして。酔っぱらった勢いで又髪の毛を刈ってしまうのです。何やってんだか、私。伸ばそうという昼間の私と、洗髪(もはやほぼ頭皮ですが)しようとすると鬱陶しく感じてバリカンを持ち出す夜の私のせめぎ合いです。
だいたい夜の方が勝っているようです。おかげで伸びては刈り、伸びては刈りの繰り返し。それでも徐々に3mmから12mmまで育てました。後少し。もう少しで夏の直射日光と堂々渡り合えるくらいまで伸びそうです。
今年の夏が終わる頃には…
むしろバリカンをしまい込めば良いのですが。