- 今年のホルモン初めをようやく「焼肉 ポッサムチプ」
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- 今年も莫迦騒ぎが始まります「焼肉 ポッサムチプ」
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- 誘惑にはどこまでも弱く「焼肉 ポッサムチプ」
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- 新企画 第一回会合「焼肉 ポッサムチプ」
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- 新春恒例お江戸の旅〜その参〜「焼き鳥 西口やきとん」
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最近のあまりの飽食さ加減に、ちょいと減量(食事量)を考え中です。胃袋を縮小していこうという考え。食べない訳ではなく量を減らしていきましょうという姑息さ。なのでしばらくは焼肉断ちしようかと思っていたのです。ええ、一本のメールが入るまでは。悪の権化からのお誘いメールが入るまでは。
「おごる」と言われて黙っていられる訳もなく、行ってきましたポッサムチプ。こういう場合は間違いなく御料人様にもご連絡。総勢三名。本日もいただきます。で、飲物。私は別に酒は必要ない訳で、普通に中ご飯をお願いします。が、ほら、お付き合いってのがあるでしょ?なのでマッコリ。黒豆味マッコルリ(二東)を一本、三人で。
これがまた独特の風味なのです。なんだろうと色々と考えてみると、そう、アーモンドのPINOの味。そうかチョコレートとアーモンドの味なんだ。これがまた香ばしくて旨い。取り敢えずはご飯の前にこれで生を喰いますか。生の盛り合わせも美しくも旨いのです。ま、今回は約一名お腹の調子が悪い方がいらっしゃるので御料人様と二人で生。
相変わらずタタキが旨いですわ。レバーもハツも抜群に旨い。サガリの刺身も堪らんです。てな事いいながら塩焼き。タケノコ、アカセン、センマイ、アカカブと四種。アカカブはアカセンの分厚いところ。コイツらを次々と焼きながら塩でいただく。これが旨い。溜まらなく旨い。新鮮なホルモンは実に旨い。
そしてタレに移ります。タンとヒレと…なんだっけ?なんか旨い肉。タレで頂きます。ええ、しっかりとコチュで辛くして。でもってコイツでご飯を…。あ、そうだ。ご飯をストップしてたんだ。すみません、ご飯持ってきてくれますか?そう、中ライスです。今日は少なく食べるのですよ。
…あの。これっていつから中ライスと呼ばれるようになったのでしょうか?これてんこ盛りご飯ですやんか。めっちゃてんこ盛り。いや、いいんですけどね。喰えない訳じゃないですから。そう、喰えないんじゃなくて喰わないんです。でも、今更戻す訳にもいかないですから、ええ、仕方ないですねぇ(にやにや
もう、ご飯が旨い。これに合わせるように次の焼き物。外バラの芯とカメノコかな?なんかそんな感じの肉達。最近は名前を覚える能力が低下していますので、構いはしません。肉です肉。旨い肉。これもがんがんと焼いてご飯に乗っけてがんがんと頂きます。旨い旨い。ご飯と肉のコンボは最強。
で、最後はいよいよ辛口ホルモン盛りで〆る訳です。本日も小気味よくてんこ盛りのホルモン。内容は豪華。アカセンやサンドミノ、タケノコに小腸。実にスタンダードなメニューにプラスしてタン、ハラミ。え、ええ?このタンをホルモン盛りに入れますか?
もうね、すげぇ贅沢。贅沢の極み。で、これがまた辛いタレによく合うの。抜群に。ご飯なんてあっという間に無くなるね。だから量の配分が実に難しい。途中ぜんちゃんに一部のご飯を譲ったのでいよいよ難しい。とはいえ、最後の一口までご飯と肉で終われました。幸せな一瞬。喰いきった充実感。御馳走様でした。
いやぁ、やっぱり肉は旨いわ。毎日喰っても喰い飽きないね。なんなら明日も焼肉でいいですよ、ええ、全然構わない。
腹肉は「もう勘弁」とはち切れそうですが。
そろそろ大変な事になって参りました。
今回のお店:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
一週間のご無沙汰でした。色々と公私ともに忙しく、またモチベーションが上がらなかったために休んでおりました。更新意欲の減退の理由は、江戸の旅の最終食事が思いの外盛り上がらず、書きたくなかったからです。なので、無かったことにさせていただきます。で、盛り上がって参りましょう、焼肉。
諸事情に依りまして、くにきや・ポッサムチプに自分用ではない予約電話を入れまして、気分的に自分が喰う気満々に陥りました。こういう時には無理してでも喰います。で、金曜日にふられたからには土曜日にリベンジ。仕事はとっくに終わってましたが、席が空くまで事務所待機。「空きました」行きます!
いやぁ、今年のくにきや初めではないですか。これはアレです。ガッツリといきましょう。と思わせつつ。このところ、くにきやでの注文は「量を少なめに〜」というのが枕詞。しかしなぜかいつでも腹がパンパンになるまで喰ってます。どうやら「少なめ」という言い方に半端さが残っているという事が分かりました。
そこで。今回の注文。「生はどっさり多め。焼き物はビックリするほど少なく」お願いしました。どう?これ。取り敢えず少なくというから問題があるのです。メリハリ。人生に必要なのはメリハリなのです。「多い」と「少ない」に「どっさり」や「ビックリするほど」などの形容詞を付ける事で緩急も付けました。
で、やって来た生。もうね、莫迦かと。普段の六人前ですね。しかもサガリ刺付き。わははははは。いただきます。生旨ぇえええ〜。ハツもぶりっと、サガリはほろっと。ああ、たまらん。落としたホッペタを探さねば。そしていつものように生センマイは最高なのです。未だここを超えるものは食べた事なし。
そうはいっても、生ものですから日によって多少のぶれはありますが、それでも旨さに変わりなし。で、レバー。生レバー。ねっとりと絡みつくその食感。冬場はしっかりと旨さ爆発なのです。うう、旨いっす。結局、相当な量があったのですがあっという間に完食。つーか、普通に旨かった。お代わり欲しいほどに。
さて。当然ですが続いては塩。三種。イチボ、ツラミ、タンルート。おお、今夜のタンルート、いいねぇ。実に旨そう。イチボなんて分厚くって、もう、うわ〜ん。なのです。イチボはレアでどうぞ、とのこと。では早速焼きましょう。まずはツラミ。これがちりちりと焼けてくるところをくるりと巻いて一口。旨〜。浮き出した脂が食欲をそそる。
そしてタンルート。こちらもじぶじぶと脂が浮いたら喰い時。レモンなど必要なく一口。最高の旨さ。普通のタンより明らかにこのタンルートの方が好き。もう愛していると言ってもいいほどに好き。で、イチボの方も半分をレア。残りの半分をウエルダンでいただく。二重の旨さで幸せ。旨ぇええええ!
ああ、もう堪らんですよ。では次の肉を待ちましょう。え?これで終わり?うわぁ!ビックリした。本当にビックリするほど少ないね。いや、自ら望んだ事ですから、何一つ問題ない訳ですが。では追加注文致しましょう。我が最愛の御料人様御所望のタンルートを追加で。いやっほ〜。一皿並ぶと嬉しいねタンルート。
がんがんと焼きながら。そう、例の片面焼けたら次の肉を置く、という無限ループのスタート。ところが、このタンルートってヤツは焼けるのが異常に早い。食べるペースも異常に早くなる。あっという間に完食。しまった。これはいけない。肉を追加だ。ということでタレも頂きます。
香り立つカルビとハラミを。しかもハーフ&ハーフというどこかの生ビールのような注文方法で。いや、普通に両方とも一皿ずつ喰えるんですけどね。さすがに最近の飽食のために、腹肉がジーンズに抑圧されている訳ですよ。だから、ここは抑えておきます。大人の対応として。はい、私も大人になりました。特に腹回り。
で、このカルビとハラミ最高ッスよ。ハラミのほろりとした食感。カルビのこれでもかと香り立つ旨味。サシの肉も旨いですが、カルビの脂はどっしりと腹に来る存在感。これがたまらなく旨いのです。ああ、幸せ。幸福と書いて幸せ。実は腹八分目、いや、七分目。ここでピビンバやクッパを頼みたいくらいなのです、が。
本日の命題は喰いすぎない、ですからこれにて終了。御馳走様でした。大満足。このところのストレスが全て開放されました。やはりここは私の帰るべき故郷。例えどこへ行っても必ず戻ってくる渡り鳥なのです。
ええ、あちこちのお店を渡り歩きます。
渡り鳥の概念が間違っておりますが。
今回のお店:炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
お江戸の旅は、最終話があるのですが一旦お休み。というのも、日曜日に焼肉喰ったから。このひとり言で「焼肉喰った」なんていうのは全く普通の出来事。なのに割り込みするのはなぜなのか。ええ、莫迦な喰い方したので自慢です。自虐自慢。
今回の集まり。「ご飯てんこ盛りの会」です。てんこ盛りご飯を食べる会。そのまんまの名前。曰く、
・基本的に酒無し
・ご飯は大盛り以上。※推奨てんこ盛り
・肉とご飯のコラボレーションを楽しむ
以上の異常さを楽しむ会。もうね、勢いだけでやっちゃったのです。不惑を過ぎてご飯てんこ盛りなど言い出すのは勢いがなければ不可能。
こんな莫迦な企画に乗ってくれるお店はご近所ポッサムチプ。すみませんご迷惑おかけします。で、迷惑なメンバーは御近所さいとーさん、大阪の刺客ゆうちゃん之助さん、私。それを見守るのは御料人様、さんとー婦人と愉快なお子様たち。大人五名子供二名の大所帯。
で、いつものようにナムルキムチの後にやって来たのが「いなり寿司」です。え〜と。趣旨が分かってますか、ご主人?最初に飲物は?と聞かれて「ご飯てんこ盛りで」とお願いしたじゃないですか。
なんでいなり寿司が10個?人数は子供入れても7人ですよ?わははは。迷惑メンバー男三人は責任を持っていなり寿司二個ずつ喰ったよ。これが旨かったんだ。牛スジコンニャク煮、神戸でいうところのスジコンの炊き込みご飯でいなり寿司。
あのね、これがあるなら生ビールかマッコリにしたよ。が、後悔先に立たず。企画のためならエンヤコ〜ラ。というか、この時点では空腹も絶頂ですからぺろりと頂きましたがね。当たり前の事ですが。まずは一皿完食。今回は既に見切りました。ええ、絶対に、最後、腹がはち切れます。
取り敢えず、酒を呑まない男三人。お茶で乾杯。お茶で生盛り合わせ。未だかつて考えられなかった取り合わせ。それでも粛々といただきます。おお、酒無しで肉を喰うと、それはそれで旨いじゃあないですか。ちなみに。本日朝から全くアルコールを摂取しておりません。完全休肝日でもあるのです。
そしてタタキ。ハラミタタキは無敵の旨さ。堪らなく旨いのは相変わらず。そしていきなりの焼き物登場。そう、ご飯のための肉。イチボをタレで。あ〜ん、旨そう。これは素晴らしい。これをてんこ盛りご飯で食べるなんて。何て幸せ。が、肝心のご飯はまだやってこない。どうした。ま、取り敢えず焼き始めましょう。
と、そこへ登場はご飯…ではなくタン。超厚切りのタンモト。特上タンになるのかな?今回の予約はさいとーさん。「ご飯にあうお任せ」というテーマでお願いしたのですが、そこで出てくるタンにしては上等すぎませんかね?何となく、予想としては漬け込んだカルビやハラミ。卵で食べる赤身肉を想像していたのですが。
さて。いよいよご飯が登場。もうね、莫迦かと。阿呆かと。三人前のてんこ盛りご飯。どれだけの食べ盛りなのかと。アタクシ不惑組。惑うことなくてんこ盛りご飯ですわ。あ〜あ。本当に莫迦だわ。三つ並べたら実感しましたね。そりゃあ某所で募集かけても誰も参加しなかった訳だ。
で、そのご飯。取り敢えず三人で乾杯!ご飯乾杯!溢れるご飯で乾杯!取り敢えずキムチで一口。やっぱり白いご飯は旨いわ。肉で更に一口。つーか、三口くらいで普通の茶碗一杯分くらい喰ったね。そのくらいの勢いでないと喰えない予感がひしひし。超特上のタンで白飯。この贅沢。わはははは。
さらに追い打ちをかける火肉山。いつものヤツ。今回も立っていなかった。いや、立たなかったんでしょう。過去最大かも知れない火肉山の登場。あー。ちょっと質問。ご飯はてんこ盛り頼みましたが、誰か火肉山もてんこ盛り頼んだんでしょうか?いいや、焼いちまえ!当然網には乗りきらないので切る。
がんがん焼いて切ってひっくり返して、さあ喰うぞ!というところに次の一品。スジ味噌汁。ああ、こ、これは!ずず〜と頂くとまぁ、旨い旨い余りの旨さに一気にご飯がすすむのです。が、あまり勢いづいて喰っちゃあいかん。万一ご飯が足りなくなってもお代わりできないからね。さすがに。
そして続いての肉。フランクと外バラ。脂しっかり。これが白いご飯に異常なまでに合うのです。もう火肉山からフランク、外バラへのシフトが思いっきり喰いますよ、白飯流し込みますよ、まさに白ご飯は飲物ですという勢いで喰いますよ。がふがふがふ。そこへやってくるホルモン盛り。うわぁ、ホルモンの宝石箱やぁ〜。
つーか、何という量。何という種類数。これは二キロくらい?てんこ盛りホルモン?大皿にみっちりと敷き詰めて盛り上がるホルモンの塊。てっちゃん、小腸、センマイ、アカセン、上ミノなどの一般的なホルモンと同じくらいの勢いで、ハチカブ、ハツスジ、脂付きハツ、尾肉、ネクタイなどなど。これは喰いきれるのかなぁ?でも喰うよ〜♪
…まさかね。まさかここで更に肉追加なんて。一体誰が想像したでしょう?私達の想像はの限界は「最後にスープカレーが出たりしてw」くらいまで。ここでハラミ、ツラミ、サガリがやってくるなんて。わはははははは。驚きを通り越して笑いしか出てこない。
ご店主から「大丈夫ですか?」と声かけられも「無理かも知れません」と力無く答えるのが精一杯。でも喰う。粛々と喰う。ここからは自らの限界に挑戦するモーレツしごき教室な訳ですよ。横を見るともくもくと食べているゆうちゃん之助さんには既に白飯は無く、前を見れば黙々とお子さんの残った中ライス半分でホルモンを食べるさいとーさん。我が御料人様も平然と食べている。
この時点で私の敗北は決定。それでも喰える限り食い尽くして御馳走様でした。肉完食。驚いた。感動した。信じられない。一人に付き1kgは肉があったよな。米は二合近かったよな。いなり寿司喰ったよな。喰いきったよな。
戦いきった充実感。皆で手を取り合ってよかった、よかったと号泣。などということは当然なく、御馳走様でした。さすがにデザートのアイスクリームはお子様に譲っておきました。不惑組としましては、惑うことなくデザート放棄。ぜったい別腹じゃない、今だけは。
まるでサムゲタンの鶏のように腹に米と具を詰め込んでお疲れ様でした。第一回「ご飯てんこ盛りの会」は無事に終了致しました。第二回があるかどうかは全くの不明ではありますが。ええ、次回の会合の予定は決めていません。
取り敢えずあの時は、喰う話はしたくないほど満腹でしたから。
久しぶりに死兆星が見えるほど喰いました。しばらく会合はお休みです。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
さて。明けて日曜日。私はこの日に神戸へと帰ります。なのでお江戸の町をぶらつく事にいたしましょう。といっても、基本的にぶらつくのは旨そうな食い物を探して彷徨う訳ですが。では、極々軽く朝食を済ませて出発。目指すは浅草。
何と言いますか両国から浅草はぶらぶら歩くのに実に適しているのです。前日に莫迦ほど呑み喰いしてますから、適度にカロリー消費する事が大切。ふらふらとアッチコッチと歩きつつ、でも昨年のお江戸旅行で歩いたコースとほとんど変わらないという成長の無さを露呈しつつも本日の昼食、鰻店発見。
思い切り「うなぎ」と書いてあるにもかかわらず、店名は「鍋茶屋」という素敵さ。無駄にこういう事に敏感なアタクシドモは躊躇無く暖簾をくぐるのです。こんにちは。おや、お客さんいないのね。
テーブル席で腰掛けて、さて、ではビールを。おや、御料人様はいりませんか、そうですか、では一人でいただきます。あれですね。ちょいと酒ウケに出てくるサーモンなども旨いんですね。ま、鰻は長丁場。ゆっくりと待つといたしましょう。
最初に出てきたのは肝焼き。かなり大振りに串に刺さっております。かぶりつけば鰻肝の苦み。これがビールに合うのです、旨。店名を見て、もしかすると…という危惧が全くの杞憂に終わりました。旨い。
そして、お茶が旨い。大抵、こういうお店のお茶って、無くなると急須を持ってきてテーブルで注いだりするのですが、どうやらかなりきちんとお茶を入れている様子。入れているところが死角になっていて見えないのですが、間違いないでしょう。旨いもの。
とまぁいよいよ鰻へと突入する訳ですが。ここまでに20〜30分。注文を受けてから捌いているのかどうかまでは私の莫迦舌では分かりませんが、少なくとも蒸し置き焼置きではなさそうですね。で、白焼き。
もうね、山葵とほんの少しの醤油だけでいただくと、鰻の脂が実にいい香り。あふう、お江戸の鰻は旨いなぁ。とろけるように口の中で無くなっていく白焼き。ああ、もう溜まらないわ。やっぱりビールではなく日本酒にしておけばよかった。
まぁ、いくら旅とはいえ、午前から日本酒は人として如何なものか。うん、ビールで我慢我慢。と、とうとうメインの鰻重の登場。うわ、これは立派な鰻じゃないですか。見頃に重箱に敷き詰められたご飯と鰻。
さぁ早速いただきましょう。ふんわり、ほっこり、口どけまろやか。あう〜〜ん、旨、旨すぎる。お江戸の鰻は抜群に旨いですわ。いつも東京に来た折にはあちこちで鰻を食べますが、今まで外れた事がないですね。
基本的にどこのお店も旨いです。神戸では、たまに「あれぇ?」と思うお店もありますが、東京はほぼ間違いなく旨い。やはり東京は鰻ですね。浜松に行っても静岡に行っても神戸に帰っても、やはり鰻ですね、といいますけどね。
いやぁ、大満足。吸い物の肝はやや小ぶりでしたが、肝焼きで堪能してますからそこはイイとしておきましょう。御馳走様でした。さて、では行きましょうか。今度は夜の食事を探して彷徨う事にいたしましょう。
動物の行動原点は“食べ物探し”ですから。
ま、ケダモノ並に喰っている私達は人間の部類に入るのか疑問です。
うなぎ「鍋茶屋」
東京都台東区西浅草3-16-3
TEL.(03)3844-3337
東京ではメジャーなのに関西ではほとんど扱う店がないという一品。ええ、言わずと知れた臭いヤツ。「くさや」を食べたいと思った訳です。やきとんのほんの少し前に通りがかった居酒屋さんに、私が憧れて止まない「くさや」の文字。はい。ハシゴ行って参りました。
相変わらずですが、見かけたら入らずにはいられない自分の意地汚さ。ナガシマさんアマグリさんを巻き込んでの東京くさや体験させて頂きました。つーか、実は自宅にくさやの缶詰あるんですけどね。開けるのが怖いので放置しているんですよ。
で、お店のメニューにあるんだから、喰ってもいいんでしょう。ということでご注文。すみません、くさやください。「大丈夫?食べられる?臭いよ?」と念押し。ここで東京のご夫妻が力強く「好物です」とおっしゃって頂いてようやく注文。
先ほどからすっかりと日本酒気分ですので熱燗を注文。この熱燗が圧巻。湯煎で燗するのですが、温度計を突っ込んで付きっきり。酒の温度に大変気を遣われている。嬉しい。あのね、日本酒ってのは吟醸だの純米だのと大層なものばかりでなく、我ら庶民が愛飲するのはキクマサなどのお酒。
それでもこうやって、大切に燗して頂けるとそれだけで、その酒は宝物。冷蔵庫で適当に保存されている高級酒よりも愛情がこもっているってもんです。酒の味は愛情が二乗するのです。あ、今うまいこと言った。
でまぁあれですよ。他にもきっちりとご注文している訳です。氷下魚(こまい)と、もつ煮込み。さっきさんざやきとんを喰ってきたというのに、まだまだ食欲が収まっていないこの莫迦共。氷下魚が旨い、もつ煮が旨い。
燗酒に煮込みや干し魚は合わない訳がありゃしない。堪らん。二軒目なのに全然普通に喰っている自分の胃袋も愛おしい。とまぁ機嫌良く喰っているところにいよいよ「くさや」の登場。おお、待ってました。
やって来たのは、うん、干物だね。結構大きな干物。へ〜、本場物はデカイですねぇ、と、東京組にお聞きすると、大抵はほぐした状態で出てくるとか。そうなんですか、これはラッキー。こういう「そのまんま」ってのは素敵じゃないですか。
早速いただきましょう。うん、臭いです。確かにこれは臭い。なんだこれ、何かの匂いに似ている。あーあれだ、動物園の象の檻の臭い。でも喰えば旨い。もうね、半生のくさやを四人がかりでわしわしと喰らう。
好き嫌いのない莫迦が四人揃うと本当にハイエナです。あっという間に骨のみの姿。うはぁいいなぁ。こういう頭の悪い感じの飲みが大好き。頭悪いついでにタコブツとするめ醤油漬けをいただきましょう。
このタコブツもなかなか。更にするめの旨さは素晴らしい。というかですね。このお店、基本的に肴がデカイですわ。氷下魚が三尾、モツ煮は大量、タコブツは山盛り、するめやくさやは丸ごと一匹。こりゃあ豪快だわ。
マジでこの辺りに住んでいたら、おいちゃん通っちゃうね。というか、神戸に引っ越してこないかね?日本酒をですね、覚えている限りは二合を三本は呑んだんですよ。で肴はしっかりとこんな感じで注文したのにお代の方は一葉さんを切っております。
イイ!これはイイ!「東京で旨いもの喰うと高い」というのが相場でしたが、これからは違います。「キミタチの探し方が悪いんだよ」と言えます。だってあれですよ。二軒ハシゴして、大満足の味と接客で一人サンゼンエンちょっとですよ。
もうね、次回の江戸旅行の足場が決まりましたね。浅草橋最高です。すっかりと悦に入ってホテルへと戻ったのでした。
さて、明日は何を食おうかと夢みながらオヤスミナサイ。
旅はまだまだ続くのです。
居酒屋「弥三郎」
東京都台東区浅草橋1-11-5
TEL.(03)3861-1004
あっさりとしたトンカツの後。取り敢えずホテルでチェックインしてから歩いて散策に。まるっきり目標無しには歩けないので、取り敢えずケイタイで検索。方向だけ決めて早速歩き始めるのです。
で、ちょっと歩いたところに猪鍋のお店を発見。牡丹鍋とかシシ鍋というのはよく聞きますが、こちらのお店は「山くじら」と。なるほど、お江戸の時代におおっぴらに喰えない猪をくじらと見立てましたか。
お店の前へと回り込むと満席の札。これは残念。道を挟んで向かい側のどじょう鍋の店を見かけたのでそちらを見てみると、ほう、「ナマズ鍋」ですか。コレは気になる、心惹かれる。しかし、まぁ、せっかくなのでもう少し歩いてみましょうか、と御料人様と二人して出た結果。
つつーーと行くと、天麩羅、中華、などなど。イマイチぴんと来ないのでそのまま歩き続けて、結局一駅歩いて浅草橋に到着。居酒屋などを覗きながら、さてどうしましょうか。出来れば神戸に少ない「やきとん」とかがいいですねぇ。と、目の前に看板。
「西口やきとん」って。やきとんですやんか。いいですやんか。でも立ち飲みはツライよねぇと店を覗き込むと奥の方にテーブル席。一応通り過ぎて、大通に出たものの、気になるのはやきとん。よし決定。ここにしましょう。
店に入って驚いた。一品100円が主な串の値段。ではがっつりと頂きましょう。レバ刺1串100円。串。レバ刺が串。うは、これこれ。これぞ東京やきとんの妙。いただきましょう。でガツ刺が50円。わはははは。
当然注文。これが、味噌でいただく刺身。このレバ刺が旨いんだ。あのね、過去いろいろな豚のレバ刺喰いましたが、これは史上最強じゃないですか?いや、豚ですよねこれ?あまりの旨さに牛なのか豚なのか判断がつかなかったのです。堪らん。
さらにガツ刺。こちらは幾分小ぶりなのですが、味噌で喰らうとその淡泊な味が冴えてくるのです。わははははは。素晴らしいぞ、コノヤロウ。ええぇ〜い、この勢いで焼き物もいっちまえ!と、カシラにガツにシロを塩とタレで一本ずつ。
旨い!これは旨い。大振りにカットされたホルモンの旨さ爆発。中でもカシラの旨さは異常なほど。はまる。これは久々にはまりまくる。塩で食べるとホルモン自体の旨さがしっかりと味わえるのですが、タレで喰うと更に調理によって旨味を引き出すのです。
こりゃあいいわ。うはぁ、てなことを言っているとナガシマさんアマグリさんご夫妻から連絡が。「どこですか?」「浅草橋の西口にあるやきとんです」「え?」「いや、浅草橋の西口」「なぜそんなところに?」みたいな会話。
どうも、この辺りは地元の方のテリトリーのようで、神戸からふらりと夫婦が一見で来る場所じゃないみたいです。とはいえ、さすがは平成バカ田大学の「総長」と「総務部長」です、誘導なしで見事にお店へと辿り着かれました。
さて、では乾杯。私は生ビールからホイス割へとシフト。せっかく旅行に来たのなら土地のお酒を飲むのです。ホイスはお酒じゃないですが。というか、ホイス割とやきとんという取り合わせが溜まらなく素敵。
さてここでドンドンと追加注文。先ほどの生レバや串に含めて、よく分からないメニューも。「赤獅子」「白獅子」とか「フランスパン」とか。残念ながらパンは売り切れ。で、謎のメニュー赤獅子と白獅子。
赤獅子はハツと獅子唐、白獅子はカシラの脂と獅子唐。これがもう、アータ旨いんですよ酒の肴。特にカシラの脂。これが最高。昨日からの脂切れが一気に解消されんがばかりの勢い。つーか箸がとまらんです。箸はもらってませんが。
基本的に串のメニューばかりだからなのか、箸が必要ない。レバ刺すら串だから。で、そのまま行きますよ、つくね!うずら!ソーセージ!と。あのね、旨いわ。ソーセージなんてもう一度ビールに戻りたい衝動を抑えるのに必死。
ウズラの気高さは、もはや私に日本酒を頼めと言っているようなもの。すみません、日本酒を冷やでください。この日本酒が泣かせる。250円。小皿に置いたコップになみなみと溢れかえった酒。ええ、酒に溺れます。
更に皿ナンコツ。これがまた堪らんですよ。決して濃すぎない味付け。これをちびちびとつまみながら日本酒。あふう。幸せの骨頂なのです。ナンコツといいながら煮込まれたそれはほろほろと実に旨いのです、あうあう。
この後は厚揚げだとかキツネという名の薄揚げ焼きだとか、がんがんと喰いまくり。あと、よく分からない煮込みやサラダなど頭悪い事この上なしな注文の仕方。いやぁ満喫です。素晴らしいお店。はっきりと言っておきましょう。次回のお江戸の旅にも必ずここに来ます。はい、間違いございません。
さて、すっかりと堪能しまして御馳走様でした。お勘定をというだんで、御料人様とアマグリさんがおっしゃるには「オリジナルTシャツ」があるとか。これはもう買うでしょう。というのも、お店のお兄ちゃんが来ているシャツ。コレが素敵。
背中にホルモンの説明と店名入り。買います。ください。ということで自分のお土産付きと相成りました。いやぁ御馳走様でした。見事にやきとんを満喫させて頂きました。神戸でやきとんというと城戸さんしか思い浮かばないほどお店が限られる。どうせお江戸の旅をするならこういうお店は楽しくて実によろしいです。
で、先ほどお店の詳細を調べている時に気付きました。そう。私が大好きな東京の呑みWebサイトであるところの居酒屋礼賛さんでも紹介されているお店じゃないですか。いつか機会があれば行ってみようと思っていたお店です。
やはり良い店というのは忘れていてもいつかは辿り着けるものなのですね。ある意味貴重な体験をさせて頂きました。ああ、満足。さて、では次のお店を目指しましょうか。
神戸でも東京でもハシゴ喰いというカルマからは逃れられません。
常に胃袋の限界に挑戦致します。
焼き鳥「西口やきとん」
東京都台東区浅草橋4-10-2
TEL.(03)-3864-4869
さて、二日目は土曜日。いたって軽い朝食をいただいて、向かうはとんかつ。ええ、東京といえばとんかつと言っても過言ではないのです。あと、東京といえば鰻、なんてのもありますが、何はともあれトンカツから。
本日見事な日本晴れ。こんな日は実にトンカツが旨いのです。例え暴風雨でも旨いですが。ということで、聖地(何の?)秋葉原に降臨。以前アマグリさんから教えて頂いたトンカツのお店「丸五」へと。
え〜と。まったくどこなのか調べていませんでしたので、御料人様にお任せ。きっと辿り着く事でしょう。果たしてその通り、無事に辿り着きました。でも開店時間にまだ間があるのでその辺りを散策。ほう、これがアレですか。なるほどコレが、ほうほう。と探索。内容は推して知るべし。
そしてお店へ。開店間無しなのでテーブル席確保。え〜とせっかくなので特ヒレかつと特ロースかつを定食で。あ、それとビールをお願いします。いいですねぇ旅は。昼間っから酒を呑んでも後ろめたさがありません。
で、ちびちびとビールを呑みながら揚がるのを待つ。この待っている時間も御馳走ですわ。そいして一刻後やってきましたトンカツ二種。色はさっぱりきつね色。揚げ加減はかなりしっかりと揚がってますね。
二人で仲良く半分こしまして、まずはロースから。うむ。あっさり。実にあっさりとしたロース。もっと脂の滴ってもよさそうですが、肉汁も少なめ。旨味がない訳ではなく、肉自体があっさりしていますね。
脂がかなり落とされているのもあっさりさに拍車をかけているみたいです。で、好みとしては珍しくヒレかつの方でした。肉厚な分肉汁もしっかり。芯の部分も良い感じで浅いピンク色。肉質はかなり柔らかいので好みではないのですが、でも旨い。
後からアマグリさんたちから聞いて分かったのですが、どうやらお店が改装されたのに伴ってトンカツ自体も変わってしまったようです。以前はかなり黒くてコッテリとしていたそうです。う〜ん。そっちも食べてみたかった。
とはいえ、その辺りは好みの問題でもあります。ただ、前日にコラーゲン中心にあっさりと韓国スープだっただけに、トンカツで胃もたれ寸前のコッテリさを求めていた胃袋には物足りなかった。足りなかったという事は、夜に引きずってしまう訳です。
夜はいつものようにヤッチマイました。
予想通り、今回の旅日記も長くなりそうです。
とんかつ「丸五」
東京都千代田区外神田1-8-14
TEL.(03)3255-6595
先週金曜日から宣言通りに東京へと行っておりました。お久しぶりのお江戸。ま、到着したのが金23:00と、わりと遊ぶのに限られてしまう時間帯。なので、いつもの両国ではなく、眠らない街である赤坂に宿を取りました。
というのも、ここ何年か、行こうとしても行けていなかった一龍別館。こちらでソルロンタンが喰いたいということになりまして。この所の「体に優しい食事ブーム」が続いているから。
ソルロンタン。ご存じ牛骨スープ。白濁のスープを雪に見立てる実に趣のあるメニュー。しかもこ一龍別館は年中無休二十四時間営業という、コンビニも真っ青な働き者。おかげで深夜に到着してもゆっくりと食べられるというもの。
で、お店へ。飲み物はマッコルリ。え〜と。表記がマッコリだったりマッコルリだったりと時々変わるのは、そのお店の呼び名に近い方を選択しているからです。ものは同じ、いつのも二東の紙パック。容器はコジャレてますが。
さて。このお店の特徴としまして、最初にキムチやナムルなどの総菜が大量に出てくる。あっという間に並べられる小皿たち。これでとりあえず酒を呑みます。うまうま。特にアミの塩辛にニンニクを和えたのがお気に入り。
今回注文したのは二品。ソルロンタンとソユック。ソルロンタンはちょっと後からにして先にソユックから。こちらは茹で牛。和牛と銘打ってますが、ここまでしっかりと蒸してあればよくわかりません。でも味の方は旨〜〜〜〜なのです。
サシではなく、脂やスジの部分がすっかりとゼラチン状態。旨い。これをチヂミに使うような辛口タレでいただくと、もう、堪らんですよ。う〜、マッコルリがすすむ。つーかもう止まらない。
とまぁすっかり堪能しましたので続いては本命のソルロンタンを。白濁スープと白飯。基本的な食べ方としては、ご飯をスプーンですくってスープに浸す。で、それを喰う。もしくはスープにご飯をそのまんま投入。。
で、私の場合。このスープにキムチを放り込む。もしくはキムチの漬け汁を入れる。するってぇと辛みが適度に増して、さらに白飯に合うのです。御料人様は白飯はいらないそうなので、ほとんど全てを一人で。大丈夫。全然オッケーですよ。
というか、ご飯をすくう→スープに浸す→喰う→ご飯をすくう→スープに浸す→喰う...というのを止め処もなく続けてしまう。キムチで赤く染まったスープは、それはそれで実に旨い。あ、ちなみにそのまんまのスープでもいただきました。あっさりと美味しかった。
でまぁあれです。いつものように喰って呑んで喰って呑んで喰って...を繰り返し、すっかりと満腹。っていうか、大量のスープとマッコリ。腹がたぷんたぷん。さすがに御馳走様でした。実に大満足の夕食でした。
さて、ではホテルの戻りましょうか。と歩き始めたのですが、そうそう、そういえばこの辺りは韓国料理や焼肉店が多かったのでした。次回のために是非とも街を散策しておこうではありませんか。
ま、焼肉の匂いに吸い寄せられそうになったけどね。
「取り敢えずホルモンだけ」と口走るのは莫迦の象徴。
韓国料理「赤坂一龍/別館」
東京都港区赤坂2-13-17
TEL.(03)3582-7008
新年開けてから既に三回の焼肉。全てポッサムチプという偏った行き方。でも近いから仕方がないのです。そろそろ我が心の故郷くにきやさんへと心はわさわさ。ああ、焼肉喰いたい。てなことを言いながら、先日は中華料理。海月食堂へと。
休日に食べれなかったのでリベンジですリベンジ。よくある話ですね、私達には。ということで御料人様と二人仲良く。正月以来喰い過ぎ街道爆走中なので、今日こそは優しい中華で胃腸を休めましょう、というコンセプト。コンセプトと現実にギャップがあるのはいつもの事なので、まぁ、そんな感じ。
つまり喰いたいものを喰う。すみません、体に優しいピータン豆腐ください。ほら、優しいでしょ?豆腐ですよ豆腐。木綿豆腐とピータン。これがまた絶妙に合うのです。旨い旨い。堪らなく旨い。豆腐を小さめに箸で切ってピータンをどっさりと乗せて喰う。あふう、堪らん、これは旨い。紹興酒がすすむのです。
更に鶏のガーリックチップ炒めにいこうかと思ったのですが「鴨、ありますよ」といわれれば、それお願いしますとなるのは当たり前。鴨が葱を背負ってってのはありますが、こちらでは葱が鴨を乗せてやって来ました。おお、いいね、これ。ほら、体に優しい鴨葱ですよ。鴨の方はいかにも鴨肉。鶏肉に比べて脂少なく淡泊。だとおもったら、何と旨味は基本的に葱が吸いこんでるとは。なるほど材料の妙ですね。
シャンツァイと一緒にいただく鴨と葱。ああ、旨い。紹興酒がすすむ。ぐぴぐぴ。え?御料人様は紹興酒いらない?では頂きますぐぴぐぴ、ああ、旨い。で季節の野菜炒めもいただいちゃいましょう。本日はレタス。へぇ、レタスの野菜炒めってのは旨いんですねぇ。これって火の加減が激難しそうですが。水浸しになりそうで。こういう料理はプロに任せるのです。あ〜旨い。
そして本日のメイン料理。お粥。これが旨いんだ、体に優しいし。がっつりと頂きますよ。薬味なんて躊躇せずに全部放り込む。そいでもってわしわしと混ぜてわしわしと頂くのです。あ〜旨い。これこれ。これこそが本日求めていた優しさなのです。もう、貪るように喰いまくり。七草粥は今年もきっちり喰いましたが、やっぱりこちらの方が旨いですわ。
いやぁ満足。と、御料人様がデザートを所望。マンゴープリン。私ね、そういえばまともなマンゴープリンを食べた事がなかったかも知れません。コンビニなんかのカップのものしか。おう、これは頂きましょう。うん、ちょっとでいいからね。分けてね。って、何これ、旨〜〜じゃないですか。あうあう。これはいい!
マンゴーの濃厚な味が堪らんですよ。どうしよう、もう一つ頼もうか、とか思ったのですが、いやいや、今回は体に優しく、そして軽くダイエットも兼ねております。だから鶏のガーリックチップ炒めも我慢したんだから。ということで御馳走様でした。
いやぁ、やはり中華料理はいいですね。特にテーマを持って喰えば実に満足度が高い。「辛い四川に挑戦!」とか「新年、カメの紹興酒を昼間から」とか楽しく美味しく頂けます。焼肉だと「どれだけ喰えるのか耐久レース」の呈がありますが。
さて、今夜から東京へ行ってきます。帰ってくるのは日曜日の夜。しっかりと旨いもの喰ってネタを仕入れて参ります。
それ以上にお江戸の脂肪も仕入れて参ります。
いいんです。旅行は帰ってきてダイエットが終わるまでが旅行だから…。
今回のお店:chinese cafe「海月食堂」
兵庫県神戸市中央区相生町4-8-12
TEL.(078)361-1858
正月の風物詩といえば、私達にとっては初詣よりも「えべっさん」なのです。商売繁盛の神様を敬うのは関西人の基本。そんな訳で例年通りに行ってきました柳原恵比寿。
去年のお飾りを納めて今年の分を購入。大黒さんへのご挨拶も忘れずに。今年は特に大きな問題もなく、無事に終了。さてこれからはお楽しみタイム。雑踏に流されながら屋台を楽しむのです。
こういう場合、外れた場所の方がサービスがよかったりするじゃないですか。なので焼肉師匠と二人、まずは「神戸牛串」を。句読点が難しい。神戸、牛串です。決して神戸牛ではなく。で、私は今回は止めておきました。500円もおこづかいがない。
安いものがいいな、とそんな私には「イカ焼き」が。一番小さなゲソを200円。おやつは300円以内ってのを忠実に。やはりちょいと外れた場所はサービスが良い。デカイ。これは嬉しい。しかもタレをどっぷりと。うは、オオスギ!
味の方は、まぁあれです。屋台の味。懐かしき昭和の味。がつがつと喰いながら歩いていると、私のジーンズが汚れている。まったく。最近の子供ときたら、ひとさまのジーンズを汚して黙って行っちゃうんだね。うん、汚したのは私。子供並み。イカ焼きのおっちゃんタレつけすぎです。
そしてお約束の「つぼ焼き」を。一昨年の失敗を繰り返さないように、しっかりと確認しながらお店選び。大丈夫。このお店は大丈夫。サザエじゃなくてオオガイ。これが正しいつぼ焼きです。
日本酒にしようかとも思ったのですが、この日の寒さはかなりゆるめ。しかも歩き回って喉が渇いたのでビールで。御師様は日本酒ワンカップを冷や。男らしい。では乾杯。旨い旨い。いつものつぼ焼き。御師様が御家族へのお土産を購入してお疲れ様でした。
で、自宅。本日は御料人様はお仕事の集まりで食事はいらないとか。と思っていたらメールにて、急遽夕食が必要に。ありゃ。屋台で終わらせるつもりだったので何も無いよ。こういう時には別館我が家へ。ポッサムチプ。
本日は軽くお願いします。とスタート。最近の注文は主にこれです。どうせ多くなるけどな。予定調和な。まずは生からスタートはいつも通り。タタキや牛刺を機嫌良くいただきつつ。ケータイの方にメール。ほう、こまつ一派がえべっさんに来てるのですか。何?焼肉喰いたい?では仕方がありません。ご一緒しましょう。
でも自分たちの分は先に喰いますよ。続いてのユッケ。これがまぁ、ハラミのユッケですわ。もうね、こんなのとんでもないですよ。がっつりと混ぜてわっつりと喰らう。旨い。ハラミ特有のほどける舌触りで、それをユッケなんだから、もう、堪らんぞ。卵黄との融合で更に旨さが増すのです、旨。
塩焼きも盛り合わせ。この辺りは新鮮さで喰わせてくれますのでいつものように。いつもながらに旨い旨い。さて。ここで新肉。アカカブ。こ、これは例のアレですか。アカセンのカブ。肉厚で美しいピンクの上質ホルモン。いい、これはいい。そして本当に旨い。脂がじゅわっと焼けて口に広がる甘さ旨さ。歯応えは肉厚な分しっかりと。噛むほどに旨味増すそのジューシーさ、じゅる。
いやいや、素晴らしい。機嫌良く喰っているところへ辛口のホルモン盛り。うむ。これで一通りだね。普段なら御料人様とふたりこれで終わるんですが、ここへこまつ一派参戦。人数が一気に五人に増える。当然彼らはここからスタート。さあ喰え、どんどん喰え。とっとと追いつけ、旨いぞ肉。ナムルも旨いよ。
さて。ようやく追いついたね、と。あれ?旨そうな肉喰ってるじゃん。あ、そうか、私達はホルモン中心でお願いしたからね。メニュー違うのね、うんうん。ま、気にしないよ。あ、伝票は別にお願いね。人が旨そうなものを喰っていると妬むのは、競争社会で生き残るために得た私の知恵なのです。それでは次の肉。
え、え〜?何ですかこれは?火肉山(かざん)?いや、何だか層になってるよ。え?「火肉山ミルフィーユ」ですか?うわぁ!一番外側のハネシタを網へ。その下はサーロインですか。更にこれをよけると最後にカメノコ。うわぁ、すげぇよ。こんな莫迦肉久しぶりに見たね。もうビックリ。インド人もビックリ。ヒンドゥ教徒は牛喰わないけど。
でまぁ焼いていく訳ですよ。がっつりと焼いて、がっつりと喰う。基本に忠実。旨い。タレと肉のバランスが最高。で、今気がついた。白飯喰うの忘れてた。ああ、肉のインパクトでそこまで頭が回らなかったよママン。いやぁ大満足。旨かった。もっと喰えるけど、これ以上喰ったら色々な意味で大変な事になるから止めましょう。ということで御馳走様でした。
屋台で喰った後にこれだけの贅沢。もうしばらくは外食禁止かな?うん、無理だけど。絶対無理。むしろ近々、焼肉に行きそうな気分です。
ここの更新をするたび焼肉の魔力に惹き込まれます。
まさに「焼肉の罠」そのものなのです。<自分でかかる駄目猟師。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
本日、ちょっとした用事でハーバーランドまで御料人様と二人、仲良くお出かけ。ああ、そういえば成人式なんですねぇ。振り袖のおねぇちゃんが湧いておりました。最後のお正月気分を盛り上げてくれるのは成人式の晴れ着ですか。
で、その後、お昼を食べようと海月食堂へと向かったのですが、残念ながらタイムアップ。ランチタイムをオーバーしちゃいました。それならばと、ポッサムチプに行けなかった年末に、なぜか通っていた新開地のインド料理店。そのすぐ裏手にある、ずっと気になっていたカレー店に行ってきました。ほら、インド料理ではなく「カレー」が食いたい時ってあるじゃないですか、今日がその日。
お店の名前は「だいこくかれー」、細い路地をちょろっと入ったところ。これがまた素晴らしい立地、そして店構え。狭い間口に心が惹かれるのは、こういう店が落ち着くからに相違ありません。というか、お店に着いたのが14:25と、ランチ終了五分前。危険信号がちーかちか。
さて、お店の中はというと、これがまた外見とは全く違って、実に美しく手入れの行き届いたカウンター。お座敷もあるようですが、お昼は使っていないようです。出てらっしゃったお母さんも、しゃんとした品のある美しさ。うん、いい。お店に華があって素晴らしい。
しかもメニューは基本的にワンコイン。ビーフカレー、エビカレー、カツカレーなどなど。それにトッピングが各100円とこちらもワンコイン。さすがは新開地、リーズナブルという点では言うことなし。で、メニューは当然カツカレー。
今回は祝日、しかも閉店間際ということもあったのですが、他に客なし。だからなのかは分かりませんが、トンカツは注文を受けてから揚げはじめるという嬉しさ。あのね、揚げたてのトンカツでカツカレーってどんだけ嬉しいか。しかも、肉を叩いて衣を付けるところかは始まるなんて。
じゅうじゅうぱちぱちと豚カツが揚がる音を聞きながら待つ身には、やはりアルコールが恋しいのです。すみません、ビールください。え?お昼は無いんですか、そうですか。ま、無いものは仕方がない。
そして待つことしばし、やってきましたカツカレー。おお、芳しきカレー。カレー自体はいわゆるホテル系のカレーの味ですか。さらりとしたカレーにとんかつが実によく合うのです。カツはさすがに揚げたて。さくりとしております。
とんかつは薄手の関西風。カレーには分厚いカツよりこのくらいの方がよく絡んで旨い。ああ、幸せ。この幸せをワンコイン(500円)で手に入れられる幸せ。人は焼肉のみに生きるに非ず。まさにこの瞬間にとんかつとカレーの偉大さを思い知らされます。
そして御料人様。こちらはビーフカレー。ごろりとした牛肉が。カレーは同じものですが、この煮込んだ肉が入っていると実に旨そうなのです。で、取りあえず牛肉を一つ頂く。じっくりと煮込まれた牛肉は、もうそれだけで一品料理。ああ、コレを肴にビールが呑みたい。
サラダやスープなども100円ということなので、次回はそちらもお願いしようかと思います。ええ、このお店、必ず次回があります。むしろ超お気に入りです。カレーマニアの方にとっては色々とご意見(辛さ調節、オリジナリティなど)もあるでしょうが、ここは私にとって思い出のカレーなのかも知れません。
幼き頃、両親に連れられて行った今ではどこだったのか分からない洋食店。そこで食べた幸せが凝縮されたカレーと同じ懐かしさ。ああ、きっとまたこのお店へと帰ってくることでしょう。ポッサムチプの誘惑に負けずに新開地まで辿り着けば。
焼肉・とんかつ・カレーと子供の好物がそのままなのは如何なものでしょうか。
そして痛風の敵だったりするのですが…。
今回のお店:カレーハウス「だいこくかれ−」
兵庫県神戸市兵庫区新開地2-7-4
TEL.(078)577-7797
今年の屠場もようやく開いたようです。つまり、今年のホルモンがようやく食べられるという幸せが訪れたのです。「幸福」と書いて「しあわせ」、もしくは「ホルモン」と書いて「いきがい」と読ませるほどの勢いで行ってきましたポッサムチプ。
いやいや、もはや「行く」という概念が薄れてしまっていることに驚愕です。だって、集合住宅の玄関出たら20秒で着くんだから。「我が家の離れ」または「我が家別館」というのがふさわしい。でどのくらいふさわしいかというと、前もって予約してました。全然我が家じゃないな、うん。
というのもホルモン入荷は6日です。と宣言されたらそりゃあ喰いに行くでしょう?それも開店と同時。17:00スタートという待ちきれない子供のような予約の取り方。しかも、当日は五分前から店の前でスタンバイ。今回も、焼肉初めと同じメンバー。私、御料人様、さいとーさんという焼肉莫迦三人衆。
ちなみにさいとーさんは三分前に到着。はやる心は皆同じ。ホルモンに真摯に向き合う莫迦三人。では「たのうもう!」と、早速。予約時にも言ってますが、更に念押しを忘れずに。「すみません、本日はホルモンの生を中心に、赤肉少なくお願いします」と。まぁほとんどの場合、「ホルモン多く」の方は通っているのですが「赤肉少なく」が通っていない。
つまり私たちに対しては、出せば喰うだろう、的な思惑で扱われることが多いのです。果たしてその通りなのですが。ええ、今回もガッツリと頂きましたとも。と、今回も既に前置きが長すぎる。まぁそのくらい心待ちだったと思ってくだされば間違いがない。さぁ喰うぞ!取りあえずマッコリくださいな。
まずは刺身二種盛り。心から待っていました生レバーとハツ刺。ああ、これこれ。この二品が夢に見るほど喰いたくて仕方がなかった。まずは生レバー。さっくりと歯応え、ねっとりと甘味。これぞ旨い生レバーの醍醐味。鉄臭さや生臭さとは全く無縁の激旨レバー。これを塩胡麻油で頂く至福の時。
生のレバーの旨さを極限まで表してるね。さすがは初荷のレバー。しかも一番客。超一番乗り。本当は仕込み時を狙って味見に行ってやろうかと悪魔の囁きが聞こえたのですが、それはあんまりなのでやめました。そんな料理作っているお母さんから味見と称して酒のあてをせしめるお父さんのごとき所行はよろしくない。
そしてハツ刺。もはやこのハツ刺は日本一といっても過言ではないでしょう。年間90回を超える焼肉回数を誇る私の、もっとも行きつけとなった五十数回を記録したポッサムチプ。その中でも絶賛以外の何物でもないハツ刺。コレを喰わずに2007年が迎えられようか。あ、迎えましたけどね。うん、気分の問題。
さらに生は続きます。ハラミ刺、タン刺、赤身刺、ミノ湯引、生センマイとの五種盛り。生センマイこんにちは!君とはずいぶん久しぶりだね。かれこれ十日ぶりかしら?そしてタン刺。君の姿を見ると心躍るんだよ。つーか、もうどうでもいい。片っ端から箸を付ける。旨い旨い旨い旨い生肉最高生肉最高生肉最高。
タン刺のキメの細かさ、ハラミのサシ加減、生センマイの鮮度、ミノ湯引きの湯通し加減、全てが旨さへと直結。旨い。赤身は腿肉ですね。どの辺りかな?刺も少なく赤身の旨味だけで。ハラミとタンに刺がしっかりしている分、ここであっさりと食べさせるのですね、そうですね、粋な事しますねぇ。
さて、続いては塩焼きで。こちらもまずはホルモンから。小腸、ミノサンド、尾肉、脂付きハツ、ハツスジ、センマイのヒダ。全て本日入荷の最新ホルモン盛り合わせ。さぁ喰うぜぇ!センマイのヒダは軽く炙ってレモンダレで。これ旨い。未だかつて喰った中で一番旨い。つーか鮮度が最高。
さすがにセンマイのヒダは、わずかに鮮度が落ちただけで特有の臭みが出るのですが、コレにはそれが全くなく、代わりに甘味が感じられるのです。なるほど、これは旨いですわ。焼きすぎるとあっという間に縮んで固くなるので、本当に軽く炙って頂きます。あふぅ、堪らん。いやいや、他にもホルモンしっかりとありますから。
小腸や尾肉はもういうまでもなく。小腸の脂は酸化全くなく実にさっぱりと甘く。尾肉は筋張って歯応えしっかり、そして旨味はかむほどに染み出してくるという素晴らしさ。塩で食べても旨いとは、見事な鮮度としか言いようがない。
脂付きハツは、ほとんど生で喰えそうな旨さ。焼くのが惜しいですが、脂部分は火を通してこそ旨さがアップするのです。しっかりと焼きながらガッツリと頂きます。がぶり、じゅわぁ、というコンビネーションで、口内幸福現象が巻き起こり。ああ、堪らんぞ。これにハツスジを加えると心臓丸ごと頂きます!な気分。旨い!
「タタキでございます」って。アナタこれ。ハラミをタタキにって。そんなぁ。ネギとニンニク、付け合わせの刻みチシャをくるりと巻いて食べると、もう鰹のタタキが喰えなくなるほどの旨さじゅわじゅわ。たれる、涎がたれる。喰いながら旨さで垂涎のメニューって。ああ、もう堪らん。すみません、マッコリもう一本。
いやもう無理。こんなに旨いのは反則。絶対に喰う方が負ける勝負ってどうかと思うよ。店の思うつぼにはまっても、こんな幸せなら構わないね、うん。てなことをごちていると、やってきたのはまるでステーキのようなフィレ。関東で言う「ヒレ肉」関西で言う「ヘレ肉」ですか、そうですか。
これ、この厚さでステーキ専門店で喰ったら、いったいいくらになるのでしょう?四〜五千円は下らないんじゃないかなぁ?そんな一品。いや逸品。既に三つに切ってくれていますから喧嘩しなくてすみます。あ、大きさについては多少のばらつきありますが、そこはそれ。オトナの対応として譲り合いの精神で、真ん中は私のもの。
さて。いよいよタレへと移ります。まずは外バラの芯。ってか、赤肉少なくってお願いしたのに普通に出てきてますね。まぁそれでも普段よりは少ないか。気を取り直して頂きます。これがまぁ、見事なサシ加減で。多すぎず少なすぎず。いい塩梅でサシてますから焼くのもまた楽し。そりあがる肉を見ながら今年は良いことありそうと、三人ほくそ笑んだりしつつ。で、タレですよ。すみません、中ライス二つ(私とさいとーさん分)くださいな。
さぁ御飯さえ来ればこちらのもの、え?何?火肉山(かざん)ですか、そうですか。小ぶりの火肉山いらっしゃいませぇ。先日の大物と違って、今回は少なくというのが通っておりました、実に可愛い火肉山。これがまぁ御飯に合う合う。堪らんですよ。ちょいと辛くしたタレによく焼けた肉をどっぷりと付けて喰う。く〜、幸せ。
あのね。もう止まらないよ、食欲が。続いてやってきた辛く漬け込んだハラミとサガリ。一気に御飯消費。中御飯じゃあ足りないよ。でも何とか最後まで持たすべく、微妙に量を調整しながら喰う炭水化物好き二人。しかし、御飯と焼き肉は合いますなぁ。と幸せ感じているところに最後のメニュー辛口ホルモン盛り。
さて。ここで御店主登場。お話を聞くと、赤センマイとテッチャンの入荷が遅れているとのこと。17:30に届くはずがまだ届かない。ではゆっくりと待ちましょう。何でしたら一度帰ってから届き次第もう一度来ますよ。とまぁお気軽な軽口を叩いていたら、気を遣って頂いたのか、それとも本当に試食なのかスジ煮込スープカレーが。
これは参った。なんとカレーと来ましたか。いや、ここまで至って冷静に御飯量を調節してきました。辛口ホルモン盛までなんとか持たせました。しかし無理。カレーに御飯は絶対条件ですから。すみません、中ライス一つお願いします。で、さいとーさんと半分こ。そしてこのスジの煮込みが堪らない。
とろとろにスープカレーで煮込まれたスジ肉。箸で崩れるほどのほろほろ加減。堪らん堪らんぞお。煮込み系はおでんからモツ煮までなんでも大好きロケンロールな訳で、しかも味付けがカレーと来れば完全メニューの完成といっても過言ではない。素晴らしい。是非この冬の期間限定メニューにでも取り入れて頂きたい。私は毎回食前スープ代わりにお願いします。
てなことを言っていると、どうやらてっちゃんアカセンが届いた模様。そこで、おもむろにぜんちゃんを呼び出し。「今届いたよ、新鮮ホルモン」「行く」「待つ」ということで。で、私たちはお先に頂きますよ。テッチャン、ぶりぶり、脂はやはり余りありませんが、テッチャン自体がぶりぶりに旨い。
そしてアカセン。これがア〜タ。過去に類を見ない美しさ。何ていうのだろう、ベージュの宝石といわんばかり。ぴかぴかのホルモンはもう、見目麗しく味旨く。ぶりっとした歯応え、じわっと溶け出すホルモンの旨味と脂。ああ、待っていた甲斐がありました。食の幸せを形にすると、きっとこのてっちゃんとアカセンになるんだね。
で、ここにぜんちゃん到着。一気に肉を注文。というか、席の確保時間終了まであと25分ですから。そんな時間に呼ぶ方も呼ぶ方だけど、タクシー飛ばして来る方も来る方だ。やはりみんな莫迦ばっかりだ。ということでご馳走様でした。いやいや、本当に大満足のホルモン初めを迎えることが出来ました。今年もよろしくお願いします。
多分、今年も50〜60回はお世話になりますポッサムチプさん。
今年はジム通いを本気で検討中でございます(太りすぎ)。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
今年も初外食は焼肉ポッサムチプでした。では第二回はというと、なぜかイタリアン。和食続きでしたから、ちょいと目先が変わって嬉しいものです。というか、三が日を寝正月で過ごしたために、体調を崩しそうな運動不足。それを解消のために散歩に出たのです。
で、小一時間ほど歩いたのでお昼でも、と。最初に考えたのは中華の海月食堂。しかし、正月営業しているというのに何の因果か定休日。では寿司でも。こちらも営業は翌日から。そうそう、つるっと行きたいね、と蕎麦へと向かえばこちらも閉まっている。
つるっと、というのがすっかりと頭から離れず。勢いパスタへと流れるのは当然。どうせなら旨いパスタが食いたいと、ちょいと足を伸ばしてペルドマーニへと行って参りました。ええ、ここなら確実に旨いパスタが喰えます。
正月四日は営業しているのかが心配でしたが無事に開店してました。ではいただきましょう。アンティパストの盛り合わせ。五種の前菜をつまみつつ、やはりここはアレでしょう。すみません、グラスワインください、赤で。
だって、休みでしょ?正月休みでしょ?呑んでも良いじゃあないですか。一杯だけね。仕方ないですよ、前菜が旨すぎるんだから。イカやタコを使った海鮮ですね。これはいい。ちょいちょいとつまみつつ。
パンは紅茶とクルミの二種。どちらも美味しい。クルミの方は、ちょっと塩っ気が強いですが、このパンでワインが飲めそうなのがイイ!呑みすぎないように注意しつつ。だって今日は一杯だけのお約束。
というところでサーモンのマリネとサラダ。サーモンのマリネはあまり得意じゃないのですが、それなりに美味しくいただき。ああ、これなら白ワインでもよかったかな。赤だと魚の生臭さを強調しちゃうねぇ。
で、本番のパスタ。まずは御料人様のほうから。ブロッコリーとアンチョビのオイルパスタ。とろりととろけそうなブロッコリー。アンチョビの塩っ気が実に旨い。パスタ自体のぴんっと張ったような食感も素敵。
そういえば、この所自宅でパスタを作ってませんでした。たまには作ろうかなぁ。でもこんな風に旨くは出来ないし…、などと一人ごちているところに私の料理。帆立とズッキーニのフレッシュトマトのパスタ。
うう、これは旨い。白ワインでさっぱりとした味付け。つるりと頂くと、得も言われぬ香りが拡がり、堪らんです。で、やはりワインは白にすべきだったと。これは確実に私のチョイスミス。アンティパストからメインのパスタまでほぼ全て海鮮でした。
ま、それでも非常に美味しくいただきましたからよしとしておきます。次回からはもっとメニューに気を配らねば。ということで御馳走様でした。いやぁ、お節で和食和食とまったりしていた胃腸が一気に活性化してきました。明日辺りポッサムチプで大暴れしてきましょうか。
あ、正月二日に行ったんだった。
そろそろホルモン解禁という、本当の正月明けです。
今回のお店:イタリアン食堂「ペルドマーニ」
兵庫県神戸市兵庫区中道通7-3-6
TEL.(078)512-5517
新年の焼肉開きはポッサムチプ。予告通りの有言実行。ま、この辺りは敢えていうまでもなく肉喰うことは幸せ也、の精神で。ほら、やはり正月ということで気持ちも胃袋も緩んでいるじゃあないですか。
六時のスタートを待ちわびつつ、お店の方へと赴けば、そこには既にさいとーさんの姿。はやる気持ちは皆同じ。ということで新年明けましておめでとうございますのご挨拶で乾杯。さいとーさん御料人様、そして私の三人でスタート。何といっても新年最初の焼肉ですから緊張の面持ち。
まずはいつものようにナムルとキムチで。そういえば野菜ものが圧倒的に足りていないからね。正月というのは基本的にお節を喰いまくるので、生鮮野菜が不足気味。だって蓮根、人参、牛蒡などがその多くを占めていますから。あとは練り物や魚類。ほら、どう考えても野菜はないです。
なのでしっかりとナムルとキムチ。これで三が日分の野菜を補給。ま、野菜ばかり食ってる場合ではないですが。だって焼肉なんだもの。ということで生盛り合わせの登場。さすがに新年ですから生で喰えるほど新鮮なホルモンは無いのです。赤身を刺身で頂きます。塩と山葵、醤油などお好みで。
そしてユッケ。今回は何とタンユッケ。玉子は前回に引き続き温泉玉子で。このタンユッケが堪らない。ホルモンの生が入らないからなのか、タンでユッケという豪快さ。くにきやのタンユッケとは、またひと味違った旨さなのです。うは、温泉玉子でいただくと実に濃厚。生卵を使わない辺りの工夫に脱帽です。
でタタキが。はははははは。ハラミをタタキ。もう一品はミスジだっけ?これを鰹のタタキ風にニンニクスライスをまいて。これがもう最高。赤い肉ってのはタタキにすると甘味が増すね。白ネギを薬味に一口で喰えば、一気に広がる肉の旨味。これがニンニクと相まって旨さ倍増。堪らん。瞬殺。
ではいよいよ焼きものへと。最初の肉は…。うん、タンですね。しかも二種類。黒毛和牛とF-1のタン。タンの食べ比べという新春の贅沢。いやぁ初春を言祝ぎ、タンを愛でるのは実に幸せ。この世の幸福独り占め気分。ま、三人で喰ったので三人占めですが。でタン。旨い。当たり前。見るだに旨そうジャン。旨いジャン。
明らかに綺麗にサシの入ったタン。脂の旨味とタン自体の旨味。これが程度な塩加減で最高の旨味へと融合。世間ではこの塩加減のことを塩梅というのですね。旨い。それ以外の言葉はもはや必要なし。と。「店長からのお年玉です」ですと?うほ、これはミスジですかいな。見事な一枚物。
と思いきや、三つに切ってありました。しかし切り方が明らかに偏っている。半分に切って、その一片を更に半分。つまり1/2・1/4・1/4という変則的なカット。ほら、新春じゃないですか。私もまぁ立派なオトナです。ここは涙をのんでさいとーさんへと大きな肉を譲ります。これ旨いのです。
ミスジってヤツは本当にいい肉ですよねぇ、と、そこへやってきたのは寿司。はぁ?肉の寿司?こいつは春から縁起がいいやぁ、ですよ!しかも三種類の寿司。赤身、タタキの握りに手鞠寿司風。うわぁこりゃたまらねぇよ。タタキはハネシタ、コレが実に旨い。肉の旨味が酢飯に実に合う。
そして手鞠寿司。こいつが堪らない。肉と思いきや寿司。口の中がワンダーランドやぁ、という勢い。本当に堪らなく旨い。久しぶりにサプライズな喜びに包まれるのです。あふぅ。しかし、我々に襲いかかる旨さの絨毯爆撃。やってきたのは火肉山。久々に本気の火肉山。前回は立ち上がることは無かったのですが、今回は自立バージョン。
わっつりとハサミで切りながらの火肉山。燃え上がる炎。炎上!まさに大炎上!これこそが火肉山の所以、火肉山の醍醐味。そして旨い。クラシタ自身のサシと脂の煙でスモーク状態になった肉がたまらん!さすがに我慢できずに白飯喰ってますがね。白飯と火肉山は誰が何と言おうと最高の組み合わせ。
ここでようやくタレ焼き。あ、お年玉のミスジはタレでしたが。いきなり三皿を頂いて。巻ロースやらリブシンなどの赤身たち。当山ガッツリと頂く訳ですが、このなかで一番の突出メニューはゲタカルビ。一本。何?ゲタカルビが一本?分からん。しかも辛口で仕上げたその肉は見ているだけで垂涎。
御飯が、中飯が足りない。お代わり…しようかと思うだけど。いや、さすがに喰いすぎ。肉だけでも十分食い過ぎなんだから、この上炭水化物摂取は自殺行為。はい、やめておきます。そして最終肉。いつもの辛口ホルモン盛り。これを一気に喰らって…一気に…喰らって…。すみません、その肉は?
へ?ツラミですか。しかも生と焼と二種類。うわぁお。結構厚めのツラミ。これは美味。堪らん。スジっぽさが旨さの全てというツラミを生で。歯応えはしっかりと、それでいて旨味も感じるこのツラミ。旨い。焼けば焼いたでちりりと旨い。コレは最高の新春ですねぇ。
いやいや、本当に旨かった。さすがにホルモンを生で喰う訳には行かなかったけれども、それでもこれだけの肉をそろえて頂けるとは最高です。ご馳走様でした。今年も旨い肉が食えそうな、そんな予感で満たされた焼肉初めでした。
今年もよろしくお願いします!
まさに大満足のスタートです
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
あけましておめでとうございます。無事に新年を迎えられた幸せを噛みしめつつ、お節に箸がのびっぱなしの元日、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?私は既に体重が増えていることは明白です。
さて。年末の焼肉。ポッサムチプでの宴を報告しようと思った訳ですが、すっかりと年を越してしまいました。来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、昨年の話を引っ張ると記憶の糸がちぎれます。ええ、要は年末年始、呑み喰いすぎで記憶が飛びました。なので写真でのみご紹介させて頂きます。
まずは29日。2006年最後の肉の日。この日はかなり少ない量の焼肉でしたが、種類は豊富。少量多種という、実に贅沢な焼肉を堪能させて頂きました。
そして明けて30日。この日がポッサムチプの年納め。やはり同じように肉納めを考えるひとが多く、前日予約ではかなり無理がありました。なので開店と同時、17:00スタートで一時間という制限付きながら何とか入店。
もう今更肉の紹介はいいですよね?ね?というか、まぁある程度は覚えてますが、今回は正月ということで手抜かせていただきます。あ、そうそう。ハラミのタレ焼き。カイエンペッパーで実に旨かった。これだけは覚え書きで。
で、実はこの日さいとーさんにエスコヤマのロールケーキを頂きました。え〜と。お歳暮ということでよろしいのでしょうか?いや、久しぶりの甘いものは実に旨かった。というか、このケーキ自体がビックリするほど旨かったです。
ま、我が最愛の御料人様がお作りになられたクリスマスケーキには愛の込め方がわずかに及びませんが、それでも愛情たっぷりの美味しいケーキでした。さいとーさんありがとうございます。で、ここであったが百年目。来年早速焼肉初めをご一緒しましょう、と固く約束。
ええ、行きますよ。新春焼肉初めはポッサムチプで。開店は、え〜と、ああ、二日ですね。ではその日に行きましょう!
二日連荘で中二日休んで新年焼肉という莫迦。
今年も見捨てることなく、よろしくお願いします。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
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