お久しぶりです!「焼肉 ポッサムチプ」
先週は、カレーの呪いによって一週間のほとんどをカレーで過ごすという恐怖週間でした。週末土曜日にはカレーうどん、夕方に豚のカレー炒め、日曜の朝にはスープカレー(北海道土産)と更に追い打ちをかけていたりしました。が、ようやく日曜日の夜に焼肉。お久しぶりのポッサムチプでの焼肉なのです。なんと先月末以来の訪店。

こんなに間があいたのは初めてじゃないでしょうか?そのくらいのお久しぶり感。なんと三週間以上もご無沙汰です。今回は「御飯天骨盛之会」久しぶりの会合。といってもいつものように私、ゆうちゃん之助さん、さいとーさんのレギュラーに加え、会員ではない方々とさいとーさんご家族というメンバー。つまりは御飯をがっつりと頂く莫迦はいつもの三人。

まぁ、ナムルやキムチは普通にいただきました。ナムルは今回十種盛りと気合いが入っています。キムチは白菜とカクテギ。オイキムチが無かった謎を帰りに聞こうとしてすっかりと忘れておりました。とまぁこれから始まる狂宴の幕開けにはほんの些細な事です。ええ、まずは生ものから。いきなりのハートのタタキ。

食感はハツ、なのにタタキ部分(というのかな?)の火が入ったところがローストビーフ。これは新感覚の旨さ。ハートのタタキだけに心に響きます。旨!これはご飯が欲しくなる旨さ。そしてタタキの第二弾はラムのタタキ。ラム?ラムシンの事でしょね。こちらのタタキもあっさり。肉の旨味だけで喰わせるのでスライスニンニクと一緒に食べると旨さ爆発。

いやいや、このタタキはよろしいね。今回はご飯がてんこ盛りという事で、皆さんお酒を控えがち。でもそんなの関係なく私は生ビール。酒袋と飯袋は別なのです。という心の声が聞こえたのか早速飯ものが。サーロインの炙りにぎり。あうあう、とろける。サーロインちゃんが舌の上でとろけるのです。サシの旨味が炙られてとろけて流れ出す、旨ー!

生の盛り合わせがやって来ると、えーと、てんこ盛りはご飯ですよ?生ものというか、肉のてんこ盛りってのは。ええ、ものすげぇ量の生肉。しかも旨いと来てますから喰わずにはおられません。わしわしと喰う生レバーの旨さ。こりゃーたまらんわ。久々にポッサムチプの神髄を味わうのです。質・量ともに最高というこの贅沢気分!

ここでてんこ盛りご飯の登場。相変わらずの破壊力満点。一緒にやって来たのは「あぶらかす」の惣菜。スルメのキムチ風の味付けで甘辛い。これが滅法ご飯に合う。これだけで終わってしまいそうなくらいにご飯がすすみます。いかん、今回のご飯の友は別のあるというのに。そう、実は生盛り合わせと一緒にやってきたユッケ。

ご飯がやってくるまで保留にしていたのです。えへへへ。あつあつご飯にあぶらかすのキムチ(と呼んでおきます)としっかり混ぜたユッケを乗せて、そのままがふがふと掻き込めば最早最上級の幸せ気分。旨い!めったやたらと旨い!今後、独りでユッケとこのあぶらかすのキムチを持ち帰りにして自宅で丼にして喰いたいと本気で願う冬の空の下で。

さて。ようやくここから焼きものへと突入していきます。まずはタンの盛り合わせ。赤タンとタンの中頃のいわゆる上タンが適度に盛り合わせ。うむむ、これはタンの根元の特上部分とはまた違った旨さ。ご飯に合わせるにはこの方が断然旨い。いかにもオカズという趣き。もっとがっつりと塩を効かしてもいいかも知れません。ご飯用には。

そして脂付きのハツ。久しぶりの脂ハツ。一緒にやって来た小腸と一緒にガンガンと焼いていきましょう。どうせまだまだ肉は来るのだから、とっととテーブルを空けていかねば。ええ、予想通りやって来ました極上のヘレ肉。一切れがでかすぎ。まぁがっつりと喰らうんですけどね。あ、これ旨いわ。しっかりと肉の旨味を残した見事なヘレ。

ただただ柔らかいだけでなく、きっちりと赤身の旨味もあるのです。むむむ。ご飯に合うなぁ、というところでビールをすっかり飲み忘れている事に気がつく。あー、最初の乾杯で口つけたきりだったわ。そのくらい肉とご飯に集中していたのですね。ではそろそろタレものですからビールを飲み干してチャミスルでもいただきましょう、ロックで。

タレ肉登場。イチボ。美しい。しかし凶悪な大きさ。これ一体どれだけの量があるの?という恐ろしさです。でもご飯がある限り私は食べ続けます。タレで喰うイチボの旨さはご飯と相まって実に素晴らしい。サシの脂は白飯との相性が大変良いのです。が、続いてのサガリでもう。超ウルトラスーパーサガリだそうです。そんだけサガっているのかと。

これがまた旨味がみっしりとサシに詰まっております。旨い。堪らなく旨い。脂付きミノと漬けカッパ。ミノが旨い。むっちりとした食感が堪らなく旨い。ご飯、ご飯。てんこ盛りご飯が既に半分近く消費されてる。そりゃまぁご飯に合う焼肉というお願いでやって来たメニューですから、ご飯が無くなるのは至極当たり前。当然の結果。

このままホルモンで終わるのかと思ったら、なぜかとろけるカルビという狂気の沙汰としか思えないほど旨そうな赤肉が登場。ここで伝令が走ります。もうこれ以上は喰えません。辛口ホルモン盛りは勘弁してください、と。時既に遅し。てっちゃんとハチノスが辛くなってやって来ました。もう、さすがに今回は肉が残りました。申し訳ない。

というのも最後の最後にとっておきのブツがあるからです。そう、ポッサムチプ特製カレーが二種類という出血大サービス。ビーフカレーはカッパを使っているのでしょうか、赤身とスジとが適度に混在。端肉の寄せ集めかも知れません。これがまた恐ろしく旨い。結構な辛口に仕上がってますが、半端無く旨いのですわ。

そしてもう一品のガーリックカレー。こちらもそれなりに辛いのですが、ビーフカレーが大変辛いのでこちらは甘口に感じてしまうほど。そしてさらっとした舌触りがとても気持ちが良い。あー旨い。これならもう一杯喰えるかな?肉は無理だけど。というところで御馳走様でした。最後にアイスの口直しもいただいて大満足大満腹。

いやー久しぶりのポッサムチプでしたが、やはりいいですね。飛び込み独り焼肉が出来るのなら、毎日のように行ってしまいそうです。大飯とカルビとホルモンとナムルかキムチだけで定食風に喰えたらどんなに良い事でしょうか。そう、カレーライスがレギュラーであれば言う事なしですね。
あ、よく考えたらまたしてもカレーの呪いが...。
もはや取り憑かれたという次元では語り尽くせません。
今回のお店:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
2008年2月25日 15:10