- お誕生日おめでとう、私「焼肉 ポッサムチプ」
- → アマグリ at 04/25 (18:23)
- → ながしま at 04/25 (23:40)
- → おっちゃん at 04/26 (09:35)
- → てつや at 04/26 (12:09)
- → Sean at 04/30 (19:15)
- 大丈夫、喰ってますよ「焼肉 ポッサムチプ」
- → クマ at 04/23 (23:54)
- → てつや at 04/24 (18:51)
- 一人焼肉もまたよろし「炭火焼肉 くにきや」
- → 添乗員 at 04/17 (12:26)
- → ゆうちゃん之助 at 04/17 (12:42)
- → おっちゃん at 04/17 (19:03)
- → てつや at 04/19 (12:56)
- → Earthfeeld at 04/21 (21:07)
- ふらりといつものように「焼肉 ポッサムチプ」
- → アマグリ at 04/14 (11:19)
- → おっちゃん at 04/16 (14:08)
- → てつや at 04/16 (14:33)
- 七厘で焼鳥「焼鳥 とり徹」
- → kiteン店主 at 04/12 (15:09)
- → びわんちゅ at 04/13 (08:59)
- → てつや at 04/13 (10:47)
昨日は私の誕生日だった訳で。ええ、もういい加減、目出度い年齢でもありませんし、むしろ脳味噌と胃袋の加減がオメデタイと言われるほうが多いですが。そんな訳で、唯一神であるところの御料人様からお祝いして頂きました。当然のようにポッサムチプにて。
今回のテーマは「肉バースディケーキ」です。つーか、焼肉喰うのにテーマがあるというのがオメデタイ。それを快く受けて頂けるお店とご店主の懐の深さに感謝感激雨霰なのです。お店に到着、待つ事しばし。その間にナムルでマッコリなどいただくのはいつもの事。ほら、どうせ無茶な肉がやってくるんですよ。だから先に野菜を消化吸収。
肉ケーキ。莫迦。まぁね、想像はしてましたよ。どうせ凄い量だろうとは。「今回は肉をミルフィーユ仕立てにしてみました」って。わははははは。もう驚かない。この店で驚く事はもうないね。二人で喰うのに、どう見ても1kg弱はありますわ。1,000gですよ。むしろ0.001トンといっても過言ではない。
で、せっかくなのでとロウソク(に見立てた肉刺)に火を着ける、着ける、つけ…着く訳ないね。で諦めて。まぁちなみに。一番上から肉刺→レバ刺→赤肉→ホルモン→カッパ等々という頭のおかしなミルフィーユ。もう「肉フィーユ」とでも呼ぼうかしら。そして皿の回りには生センマイとミノ湯引き。さらに謎のホイップ。
あ、そうそう。誰も祝ってくれない(御料人様除く)から自分で祝っときましたよ。お誕生会といえばおめでとうプレートは必要でしょう?ということで自作自演。いいんです、自分の事は自分でやりますとも。とまぁ一応の撮影も終わったので焼き始めましょうか。とその前にレバーを。えーと。これ生で喰えるんですよね?
未だかつて、こんな塊の生レバーを焼肉店で見た事がない。これ一枚で何人分ですかね?あ、焼いてもいいですか。では半分生で、後は炙りレバーで。…ってこれ旨いわ。がぶり、じゅわっと広がる生のレバーの旨味。旨!これ旨!で、謎のホイップを付けても美味しいですよ、といわれたので試してみます。
えーと。これは何ですかね?見た目がウニ?うーん。ぺろり…これは…ウニ?うん、見た目に騙される莫迦舌。お聞きすると「ホイップクリームとコチュジャンを合わせました」とのこと。ばるほど。これはいいね。いわれてみればほのかな唐辛子味。ホイップされちゃうと辛味も丸くなるのね。ちなみにクリームそのものは甘くないです。
他にも梅肉ホイップなどもあり、なかなか楽しい。レバーをめくると、そこにはわざわざ私の年齢がテッチャンで書いてあります。わははは芸が細かい。ではドンドンと焼いて喰っていきましょう。今回は見事なワンプレートディッシュなので先の見通しが付けやすい。なので大飯くださいな。ええ、てんこ盛りは喰い切れません。
タレでも塩でも自由に食べるのですが、如何せん一切れが大きいのでハサミをいただいてじょきじょきぱくぱく。ああ、いいねぇ幸せだねぇ。てな具合に機嫌良く喰っているところへ差し入れのワイン。あら可愛い小瓶。遠慮なく頂きます。いよいよお誕生日会の様相を呈してきましたよ。誰も祝ってくれないけど。
肉の方もどんどん焼いて、白飯もがっつり喰って、とやっているところへ「納豆巻きです」とやって来たのは納豆の手巻き寿司。あー、白飯と納豆巻きという絶妙な取り合わせに炭水化物好きな関西人の心をくすぐりますね。で、この納豆巻きが肉刺し入りという合わせ技。挽き割り納豆と赤肉は異常に合いますね。旨い!
さらに「タン刺入り納豆巻きです」ってのがやって来る辺りにこの店の恐ろしさを忘れておりました。そう、たたみ掛ける攻撃が特徴。で、しかもこのタン刺入り納豆巻きの旨さが異常。脳味噌がばーーんっていいそうになるほど旨い。あー、納豆だけで味付けされているタン刺ってのは素晴らしいね。こう、口腔内幸福感がリミッター解除ですわ。
最後の肉を焼きつつ、本日の幸せを反芻していると。うん、もういうまでもないね。本日のデザートの登場。期待を裏切らない男・ポッサムチプ店主。デザートという名のジャガバターがやって来ました。いや、だから、どれだけ強烈なコンボ技でノックアウトしようというのかと。いやー喰った喰った。もう喰えないほど喰った。もうね、しばらく肉は要らないと。
変わった部位というこれまでの流れから一転、変わった喰い方という方向転換は素晴らしいですね。ちなみに、このサイトでこんな写真載せたら自分達も作って欲しいというお客さんが来るかも知れませんよ、と言ってみたところ「全然構いませんよ」というお返事頂きました。
さぁみんな、誕生日はポッサムチプで「肉フィーユ」三昧だ!
予約は一週間以上前の方がいいと思います。体調も整えるのが吉。
今回のお店:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
あまりの忙しさに一週間の放置でした。ま、例え忙しくてもそれなりに旨いモンは喰っております。特に肉。疲れた時には肉が一番。がっつり喰ってパワーを蓄えるのです。ということでポッサムチプへと行って参りました。先週のお話ですが。
くにきやにてワガママセットをいただいた後ですので、ついこちらでもワガママを。量を少なくいい感じで。あ、いつもの注文でした。基本はお任せ。実は先週、アチラコチラの大御所(大食漢)のイベントがポッサムチプで行われていた事を、ちらっと小耳に挟んでがきっと盗み聞きしていたのです。
で、旨くすれば合流しておこぼれに預かろうという姑息な事を考えていたのですが、案の定神様全てお見通し。全く時間が合わずにどなたとも会えず。残念無念。ま、次の機会には是非お会いしたいものですね、と負け惜しみ。で、焼肉。ええ、御料人様と二人して、粛々といただきますとも。いつものように。
本日は一応生ビールもいただいて。ナムルをつまみつつ肉待ち。肉来る。生。ハツにレバー、生センマイミノ湯引きの黄金ラインナップ。あら素敵。旨い旨い。レバーはねっとりと旨味が絡みつくのです。ハツもしっかりと新鮮。やはりこうでなくてはいけません。いきなりテンションがあがるのです。
続いては塩焼き。脂付きハツに小腸、タンモトの塊、そして超厚切りツラミ。うは、某所の面々が喰らっていらした例のブツですね。むしろ例のブツ切りですね。これはいい!ブリッとしっかり歯応えが肉の旨味でジューシーなのです。わははは、これ最高じゃないですか。スジっぽいのはツラミのウマミ。ああ、旨い。
で赤肉も一品。イチボ。相変わらず綺麗なイチボ。網目状のサシが堪らない。コイツを塩と山葵でいただくのです。ちょいと和風な喰い方が上品な肉に合うのです。あうあう!す、すみません。大ライスください。ええ、ご飯でがっつりと頂くのが醍醐味。ガッツガッツと喰らいたいから大飯。本当はてんこ盛りご飯が欲しいところ。
……。てんこ盛りだわ。器はちょいと小ぶりだけど、いや、小ぶりか?普通にてんこもりじゃねぇ?注文間違い?つーか、いいや、本当は喰いたかったし。喰っちゃえ!旨ー、赤肉とご飯のコンボ旨ー!泣けるねこの旨さ。何て言うんだろう。幼少のみぎり、夕飯を待ちきれずに炊飯器の湯気吹き出し口に顔を寄せていた、あの感覚。ああ、幸せ。
このまま普通に終わらせないのがこのポッサムチプの罠。また生が出てくる。タン刺、ハラミタタキ、ツラミ刺。ツラミ刺って。こんな旨そうな肉、ご飯に乗せて食べるに決まっているじゃないですか、旨ー、タン刺もご飯で食ったら旨ー、タン刺丼、略してタン丼、旨ー!贅沢の極みを感じつつ、旨ー!
その上にソトヒラのユッケなんぞ出てきた日には、もう。てんこ盛りでよかった。「ハラミタタキ丼」→「ツラミ刺丼」→「タン丼」と来て、その上に「ソトヒラユッケ丼」まで味わえるのです。もうね、幸せの絶頂を通り越して、この先に大きな不幸でも待っていないかと不安に駆られてしまいます。
それは杞憂に終わりました。はい本日のお薦め。リブシン三点盛りとハツスジ。これをタレで頂きました。これがアータ、もうね、凄いですわ。サシ加減はやや控えめ(まぁそれでも他店では物凄いサシ肉と呼ばれてもおかしくないのですが…)なれども、旨味がじゅんわりと。これがまたご飯に合うんだわ。お代わりしたいほどに。
そこをグッと我慢の子。ハツスジをしっかりと焼きつつ、そういえば最初に頼んだビールがまだ残っていた、と飲み干して。何と言いますか、ご飯を食べれば酒は要らないというリーズナブルな体が出来上がっております。で、お店の方に、もう終わりでしょうか?と尋ねますと「いえ、まだあります」と。すみません。ホルモン盛りは量をメチャメチャ少なくお願いします。
いつものように喰っていては大変です。いい加減、結構な肉をいただいてますから。やって来た「上品ホル盛り」で最後の「辛口ホルモン丼」をいただいて御馳走様でした。やはりご飯はてんこ盛りでなければいけません。最後のホルモンまでしっかりと楽しむためには、一膳の御飯量調節は最大ミッションです。
「ご飯お代わり」などというアビリティは付けてはいけません。
絶対に大変な事(主に腹)になることは必至です。
今回のお店:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
昨夜は御料人様がお仕事の関係で外食。なので私もどこかで食事を摂らねばなりません。お腹が減ると困るじゃないですか。さて、ではどうしましょうか、と、思いついたのは焼肉。いや、まぁ大抵思いついているのですが。久しぶりに一人焼肉にでも行ってみましょうか。
いつもでしたらココでポッサムチプに行ってしまいがち。つーか、ほぼ間違いなく行くでしょう。二人掛けというコンパクトな席があるので、一人でも余り気を遣わずにすみますから。だって、一人で四人掛けのテーブルを占拠するのは気の弱い私には無理。
ところが昨日は月曜日。ポッサムチプは定休日。あいたたた。お、そういえば元町にカウンターの焼肉店があったなぁ、と思い出し、そちらへと向かいました。
そのお店は元町駅の南西。我が心の故郷くにきやを過ぎた辺り。そういえば、いつも予約で満席なのでくにきやさんへも行っていないなぁ。随分と不義理してるよなぁ。あれ?今日は満席札がない。ちょっと覗いてみようかしら。
おお、席がある。いいですか?え?ココですか?六人席を一人で占拠。うわぁ、ロクデナシだ。ということでよろしくお願いします。あ、飲物はご飯で。はい、大飯。えーと。やっぱりビールもくださいませ。キムチでちびちびとビールを呑みながら。本日は「量をとても少なく、タレで盛り合わせ」をお願いしました。だってほら、最近は飽食が過ぎておりますから。
やって来たのは見事なちょっと盛り。脂付きハツ、アカセン、小腸、上ロース、ハラミ、カルビという素敵なセット。では頂きましょうか。アカセンと小腸は余り触らないようにしっかりと焼くと脂の旨味が増すのです。触らない理由は、揉みダレが落ちてしまうから。タレは少し焦げたくらいで、肉は焦がさないように。
ハラミはレアっぽくいただくのが旨い。マジ旨い。ここでご飯登場。大飯はてんこ盛り。うんうん。これが欲しかったの。肉を一口、飯をがつがつ。旨ーー!最高!人生って何て素晴らしいんでしょうか!レアなハラミが白いご飯と奏でるハーモニー。旨ーーー!韓国海苔の塩っ気が食欲を更に増進させるのです、旨ーー!
脂付きハツやアカセンと白飯のあいかたは既に異常なほど。アカセン一切れだけで茶碗一杯の白飯は無くなるね。本当に。白飯は飲物ですよ。旨ー!小腸の脂が非常に乗っているのですが、これも白飯と一緒だといくらでも喰えそうな錯覚に陥るね。カルビやロースが白飯に合うのは当然だけど、ホルモン(辛口)と白飯は超ベストマッチね。
ふと気付くとビール呑むのを忘れてた。しまった、肉はもう無いぞ?あ、スジコンですか、ありがとうございます。これこれ。これが白飯にまた合うんだ、って、だめだめ。これでビールを呑むのです。ピリッとした辛さが冷たいビールによく合いますね。はい。で、この間時間にして20分少々。御馳走様でした。
あまりにも旨いので、がつがつがつと喰っていたら、あっという間に終わっちゃったよ。なんだか普通に焼肉定食喰ったみたいな感じ。さてお勘定。え?マジですか?その値段でいいのですか?という料金を払って本当に御馳走様でした!
お店にまで気を遣わせるほどのダメニンゲン加減で申し訳ありません。
余り甘やかすと、毎日喰いに行っちゃいますよ…。
今回のお店:炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
実は、富山旅行から帰ってすぐにポッサムチプに行っておりました。ええ、肉をそんなに我慢できる訳もなく、ごく当たり前のようにポッサムチプ詣でなのです。で、普通に軽く肉をいただいたのですが、その中に。
特大ユッケ。ユッケの大盛りではなく、カットが大ぶりなのです。普通に焼く肉サイズのユッケ。これがアアタ堪らんですよ。わしわしと混ぜ合わせて食べれば天国への直行便。そしてあろう事か熱々ご飯に乗っけて食べれば、至高の幸せ。
肉質云々もありますが、やはり味付けと食べ方で旨味が倍増するんですね。これ、ユッケ丼としてメニューにしませんか?私は毎回間違いなく食べる事でしょう。とまぁ、そんな焼肉を喰った訳ですよ、先週。
週が変われば再び訪れる事は誰に憚る事があろうか!ということで昨夜はポッサムチプで三昧なのです。御料人様と二人で。最近は本当に席が取れない事が多いので前もって電話一本入れますと21:00くらいには、と。やはり満席なのは当然ですか、そうですね。30分ほど自宅待機。電話が入ったのでそそくさとお店へコンバンワ。
本日もいつものように「お任せ・生普通の量・焼き物少なく」という、まるで常連客のような注文。本当に生意気な私たち。それでも応えて頂けるのがこのお店。素晴らしい。まずは刺身軍の投入。いつものように旨い旨い。レバー、ハツ、ミノ湯引き、生センマイ、タンを刺身で。旨い。このちょっとずつをちまちまと食べるのが旨い。
トンドン酒もすすみつつ、次の肉はタタキと刺身盛り。ハラミやサガリはいつものように旨い。そしてこの日のお薦め「とろけるカルビ」は本当にとろける舌触り。サシが強すぎる事もなく、適度な赤身が旨味を内包しているのですが、融点が高いのか、舌の上でとろける旨味なのです。これは素晴らしい。これでにぎり寿司が食いたい。超高級マグロよりも旨いに違いない。という妄想も爆発。
そして焼き物へと移ります。まずは塩から。いつものコース。タンモト塊、テッチャン、尾肉。タンの塊、これ最強。きれいに包丁が入っているので、「やまがた屋直伝タンのパンパン焼き」は出来ませんが、適度にレアでいただくと、これがもう、旨いですわ。塩ダレの加減も適度。私はがっつりと粉唐辛子を投入するのが好きです。これは個人の好み。
そして、今回は尾肉が素晴らしかった。この肉は、初登場以来どんどんと質が上がっている超優良株、期待の新人な肉なのです。もっとも、最初に食べた頃のホルモンっぽさから、テール肉っぽくなっているので、本当に部位の取り方が変わっているのかも知れません。それにしても見事な隠し包丁。テールのスジっぽさを見事にクリアしてます。これは必食!
で、タン骨。これがまた旨いのです。御料人様曰く、もっと煮詰まって味が濃い方が好みである、との事ですが、その辺りは好き好きですね。私はこれに塩を付ければ問題なしの派閥に属します。旨い。食べにくいのはご愛敬ですが。何せ骨に残った肉をしがむイメージですからね。骨そばは旨味が凝縮されているのです。
そして骨付きカルビ。本日のメインですか。但馬牛の骨付きカルビは肉質上等。焼き加減も余り火を入れない方が良いのですが、何せタレ焼きなので余りいじくれないのです。触れば触るほどに旨味が落ちるというジレンマ。なので端の辺りに焦げが出来た辺りでひっくり返し。返してからは割と早めに焼き上がり。ハサミでじょっきり。旨ーなのです。
しっかりとコチュで辛味増量しておいて、チシャとゴマの葉で包んで食べれば、最高の旨味が一つになる。ゴマの葉のほのかな苦みがよく合うのです。ああ、旨い。あ、ニンニク焼きも注文してましたので、これも一緒に巻くと格別です。翌日、人と会う場合は控えた方が良いかも知れませんが。その辺りは自己責任でお願いします。
ここで本日のお試し肉。「サガリスジ」をいただきます。これがスジといいながら、決して固いスジではなく、むしろ適度な歯応えが旨味を増幅。ゲタカルビ辺りに近い食感といえばおわかりになりますでしょうか?これもどう見ても大量にある部位とは思えませんが、こういう形で一切れずつなど食べると目先が変わって実に楽しい。
やはりコースでお願いするといいですわ。で最後にホルモン盛り合わせ。当然の辛口で。まぁ、いつもながらにこのホルモン盛りの旨い事。アカカブ辺りも実に新鮮。香り立つホルモンですね。ここでちょっと変わったメニュー。是非味見を、と頂いたのは…。これはどうもキビシイかな?ということでご進言だけして本日はこれで終了。御馳走様でした。
今回も量を少なくして頂いたお陰で、腹はち切れんばかりという事もなく平穏無事に美味しく頂けました。気を付けないと夜中にうなされるくらいの量が出てきますから、翌日仕事がある場合はくれぐれも量を調節せねばなりません。
出されただけ喰らう自分の意地汚さが問題なのですがね。
だって美味しいんだから仕方がないのです。
今回のお店:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
すっかりと先週の話になるのですが、ちょいと暖かかった日に夜桜見物行ってきました。花見というほど構えていなかったので、本当に桜見物。神戸市灘区の、まぁ地元の桜の名所ってところでしょうか?
Yoshiを誘って御料人様と三人。コンビニで買った紙パックの日本酒をストローで呑みながら桜並木の下を散歩。まだまだ全開とはいきませんでしたが、それなりに咲いた桜の花は美しかったのです。で、本当にぐるりと一周まわって終了。さて、それでは食事に参りましょうかね。
地元民Yoshiに、どこかないの?と聞いても、うーん、とのお返事。ならば歩きましょう。水道筋を東に向かっててくてくと。ちょいちょいと路地を覗いたりしながら歩いてますと、焼鳥のお店。おや、これはいいですね。
Yoshiの情報によれば、七厘で食べさせてくれるとか。ほう、決定。そういえば以前誰かから聞いた事ありましたね。おじゃまします。「ウチは普通の焼鳥じゃないですよ?」はい大丈夫です。よろしくお願いします。で早速注文は鶏のタタキ。これが凄い。注文を受けてから炭で炙る本物のタタキ。
備長炭の七厘に、ドライヤーで風を送って一気にいこして火を入れる。かっこいい!楽しい!旨そう。そう、マジで旨かった。見事にレアにタタキ。これを柚胡椒ポン酢で頂くと得も言われぬ旨さ。うはぁ、いいね!ん?柚胡椒?お聞きしますとこちらの地鶏は大分から直送とか。宮崎の焼鳥とは一味違うのですね。
よく見れば、置いてある焼酎も大分の麦焼酎が多数。私の持論としまして「土地の肴は土地の酒で頂く」ということで、大分地鶏なら大分麦焼酎をいただきます。すみません、どっとんを湯割で。ああ、タタキと焼酎の湯割は幸せへの切符ですなぁ。旨い旨い。そうそう、せっかくなので肝刺とズリ刺を。
え?今日の肝は刺身にはイマイチですか。そう断言されると仕方がないですね、ではズリ刺だけでもお願いします。これがまた見事なズリ。ぶりっとした歯応えと広がる旨味が堪らない。これだけ旨いズリが喰えるって事は、肝刺もさぞや旨い事でしょう。次回はいい肝が入っている事を祈りましょう。そして今回はズリだけで我慢しましょう。
さて。本番の焼鳥。「三人なら盛り合わせで二人前くらいがいいよ」ではそれでお願いいたします。初めてのお店、初めての七厘焼鳥ですからお店の方の仰るままに。で鶏肉。すげぇ、これで二人前?というくらいの量。皮・つくね・ハツ・肝・ズリ・ささみ・胸肉・モモ肉・野菜がこれでもかとてんこ盛り。すげぇ。
これを焼いていく訳ですが、私どもは今回初めて、ということでお母さんが焼いてくださいます。肉の広げ方、焼き加減、焼き方まで説明を交えながら。時間的にやや遅めだったために、他にお客さんは無し。というか、店じまいはじめてました。なんでも肉が無くなれば閉店という潔さ。残った鶏肉もきれいさっぱり廃棄だそうです。うーむ。
さてさて何はともあれ喰いましょう。旨い!これは旨い!備長炭の強火で焼き上げられる鶏肉の旨さといったら、もう、堪らんです。焼ける尻からがつがつと食らいつく三人。皮はバリッとなるまで脂落としつつ焼いて喰う。これは牛のてっちゃん焼くのとよく似てますが、ここまでぱりぱりにはしないですね。しかし旨い。
ハツやズリも新鮮なホルモンの良い香り。あうあう。酒酒。つくねも旨ーです。せっかくなので野菜もつまみつつ。塩で食べる焼きたて焼鳥の旨さは異常ですね。結構な量があるなぁと思っていましたがあっという間に完食。いやいや、御馳走様でした。旨かった。本当に旨かった。これはまた来ようと心に誓います。焼肉も焼鳥も焼ながら喰うと格別ですね。
ようやく魚から鶏肉までネタが戻ってきました。
「焼肉の罠」は焼肉サイトだという事を忘れないように気を付けます。
今回のお店:焼鳥 とり徹
兵庫県神戸市灘区水道筋4-3-16
TEL.(078)861-2911
さて。ながながと続いておりました富山旅日記も終了。ようやく通常更新へと戻る事となりました。この間にも色々と喰ってきましたので、そちらのご報告も順次始めたいと思います。が。せっかくなので富山で買ったお土産などをちょいと。
普通に黒作りとか沖漬けは面白くないので。おらの大将からお薦めで頂いたのが「イカスミ入りスルメ」という見た目最悪なスルメ。真っ黒なのです。どう見ても旨そうには見えない。でもこういうモノに限って旨いんだよね、と勇気を振り絞って喰ったら旨かった。
口に放り込んだ時の味は普通。それがしばらく噛んでいると何て言うのかな、コクのような後味がするのです。これマジで旨い。喰いだしたら止まらないのです。二日目の夜に食事の後、どぶろくの肴に喰ってたのですが、食後だっていうのに手が止まらないという優れもの。
しかし、パッケージを捨ててしまったので通販などの入手方法がない。これは大失敗なのです。その内なんとしても購入方法を探し出してみます。そして、もう一つのお土産。
「いなだ」です。これは前回ふらりと立ち寄った富山物産センターでたまたま見つけた超お気に入りなのです。鰤の乾物なのですが、実は結構な高級品。100g3,000円くらい普通にするのです。だから1,000円分しか買った事無いです。
で、今回も前回と同じエビタニで購入。すみません、いなだください。え?売り切れ?あ、塊はあるのですか。何でもこれをカットできるのはオトウサンだけだそうで、本日分はついさっき売り切れちゃったとか。残念。
ところが、息子さんが頑張って切ってくれました。ちょっと形悪いからオマケしておくね、とヒレや尻尾の辺りの売り物にならないところを付けてくれました。嬉しい。マジ嬉しい。実はこういう端っこって旨いんですよね、味が凝縮されていて。で、帰りのサンダーバードでしっかりと頂きました。ビールに合うわ、旨い。
そして、帰ってきた日の夕食は当然のように鱒の寿し。おらの大将の奥様に買ってきて頂いた「今井商店」の鱒の寿し。これも旨かった。しっかりと熟成のなれ鮨は本当に旨いのです。ということでしっかりと帰ってからも富山を楽しませて頂きました。
相変わらず旅に出ればその余韻でしばらく過ごせるという濃密なイベントの数々。というか、ほとんど喰っている訳ですが。そして、この飽食の日々から日常への帰還でもっとも恐れていた、そう、体重の増加。これが何と奇跡が起こりました。2kg減っておりました。
あれだ、普段喰いすぎというとほとんどが肉。それを肴に切り替えると余剰分が減るんですね。これは素晴らしい。これを「富山旨い魚ダイエット」と名付けて大々的に宣伝しようじゃないですか。講師としてヨッパレッド(おらの大将)をお呼びして。インストラクターとして、私も食べまくりますよ!
普通のダイエットならもっと確実に痩せられる事は見ないようにして。
普段の肉食が「飽食以上の飽食(KING of 喰い過ぎ)」という事実を突きつけられつつ。
今回のお店:
蛯谷 塩干物店
富山県富山市新富町1-2-3
TEL.(076)441-5093
鱒の寿し 株式会社今井商店
富山県富山市石倉町1-30
TEL.(076)421-2356
最早、どこからも需要がなさそうな富山の旅ですが、いよいよ最終日の最終食である昼食へと舞台を移します。もうとっとと終わらせて、次のネタへと進まねばなりません。ということでホテルをチェックアウトした私たちは三たび「おら」へと向かいます。
さて。おらの大将はお店で待ちかまえており。荷物を預けて次なる戦場へと向かいます。つーか、さっき喰った鱒の寿しは未だ胃袋の下辺りに健在。頑張れ我らの消化器官。ということで歩きます。歩いて消化を促すのはヨッパレンジャーの仕様です。そんな訳でヨッパレッド(おらの大将)にご案内頂きまして蕎麦を喰いに。
取り敢えずビールを注文はヨッパレンジャーの仕様ですので。蕎麦味噌をちみちみやりながらビール。つまみにと、ホルモン煮。ほう、豚ホルですか。「出汁が旨いから」と言われて喰ってみれば、確かに旨い出汁。もっともホルモンの方はイマイチでしたが。この辺りは普段から旨いモン喰いすぎてる罪と罰。
で蕎麦。私は無難におろし蕎麦を。ふむ。豪快な盛り。普通の盛りのはずが十分に大盛りくらいありますな。いつの間にやら日本酒に変わっておりますが、ちびちび呑みながら大根おろしで頂きます。うむ、旨い。しかし喰っても喰っても無くならないな。こういう一食蕎麦で済ませましょう!という勢いの蕎麦、嫌いじゃないです。
ふと横を見れば、ヨッパイエロー(ながしまさん・食いしん坊キャラ)はせいろを大盛りで注文してました。わははは。何その量は。てんこ盛り。久しぶりに凄いものを見せて頂きました。が、完食。しかもヨッパグリーン(アマグリさん)の食べきれなかった蕎麦を半分喰ってました。すげぇ、すげぇぞヨッパイエロー!
こういう場合に理性的な我が夫婦は特に問題なく完食。酒の肴の鶏のセセリで日本酒堪能。旨い旨い。ということで御馳走様でした。喰いすぎてまともに座れないヨッパイエローを愛でつつお店を出ます。ええ、次はどこへ行くのでしょうか?
実はこの辺りは昔の色街だったそうで、おらの大将から色々と昔話など聞きながら歩きます。そして、気になるのは「もちや」さんが多い事。普段の生活で餅屋というのは余り見かけないのですが、ここ富山では実に多い。お聞きすると、行事ごとに餅を食べる習慣があるそうなのです。なるほど。
ということで、お焼きを頂きました。さすがに皆腹一杯ですから一つを四人で。旨い。甘いものが非常に旨い。素敵。こういう素朴な味は普遍ですね。確かにフレンチやイタリアンの作り込んだデザートは旨いのですが、餡と餅というこれ以上ないほどのシンプルさは日本で生まれ育った身に染み付いた旨さなのです。
このあとも色々と街を巡りつつ、次のお店。え?マジですか?次の店ですか?で連れてこれれたのは「そっ啄(「そっ」は口に卒)かねぶん」です。えーと。すげぇ高そうなお店なんですが。え?ヨッパレッドが総料理長のお店?うわ、マジッスか。で、お茶でもどうぞとずかずかと。つーか、我々場違いじゃ?
でね。このお店お聞きすれば富山でも有数のお店とか。うわ。いいんですか?じゃあ、とカウンターに腰掛ける莫迦五人。いや、ヨッパレッド、いや、おらの大将は除きます。莫迦四人ですね。いきなりお酒を開けるおらの大将、いやヨッパレッド、いや莫迦。つーか、いいんですか?頂きます。
で酒の肴に出てきたというか、無理矢理出させたヨッパレッドから渡されたのは「ホタルイカの沖漬け」なのです。あのね。これなんですか?スゲェ旨い。旨いとか何とかってより、こんな口内快感な物質は初めて。今まで喰ってきた沖漬けって一体なんだったの?と言わざるを得ない旨さ。た、堪らんです。
そして、帰りの電車で食べてくださいねと、ヨッパレッドの奥様(かねぶんの方でした)からいただいたのは御霊(みたま)です。小豆と餅米のおこわ。これがほんわりと甘くて旨いのです。ちょいと味見に喰ったら、一気に完食しそうになりました。いかんいかん。きっちりと電車でいただきましたよ、旨かった。ご飯最高!
で、この後は、富山といえば薬でしょう!とばかりに天外魔境ファン垂涎の越中富山の「反魂丹」をお土産に買いました。買わずにおられましょうか。はい。更に町中を案内して頂いていよいよ帰路へとつくのです。えーと。ヨッパレッドの御自宅でお茶とおかきを頂きましたが。なんで自宅にまでお邪魔しているのかよく分からんですが。
いやいや。本当に楽しかった。心の底から富山を満喫させて頂きました。必ずまた遊びに来ようと心の底から誓うのでした。
次は岩牡蠣の季節。夏を目指すのです。
実に長くて喰いすぎの旅日記でした…。
今回のお店:
そば処 大庵 本店
富山県富山市元町1-4-3
TEL.(076)423-0325
そったく かねぶん
富山県富山市室町通り1-1-16
TEL.(076)425-2337
二週間かけて旅日記と確かにいいました。が、このままではいつまで経っても終わらないので今日は頑張って話を進めます。ファイト、私。ということで二日目が終わったので最終日三日目の朝がやってきます。あ?そうでした最終日でした。よし、先が見えてきたぞ。
さてさて。前日は早めに就寝しましたので、この日の朝は楽勝で起床。予定通りにアマグリさん・ながしまさんご夫妻と待ち合わせ。この日の予定は、そう「鱒の寿司喰いまくり」です。早速、以前よりお気に入りの「鱒の寿し 紀雅本舗」へと。お土産分を宅配便で送りつけて、自分達で食べる分を購入。「夕方まで食べないでください」と念押しされながら。
そして次の目的であるところの「前留」へと向かいます。が、見事に玉砕。本日休業の札。仕方ない次回は土曜日に行きましょう。さて。ここで困り果てます。次の店を考えていなかった。しかし、この辺りは鱒の寿し専門店の密集地帯です。ふと見上げると。ええ、三軒分の看板が見えます。現在ゲットしたのは紀雅の一軒。…莫迦が首をもたげます。
想像通り。この三軒で一桶ずつ、計四桶。通常、これ一重を一人で喰うと満腹になるんですよ。でも四人でしょ?ふふふ。四等分すれば、一重分で四種類。決定。早速帰って食べましょう。と、よく見れば富山城の城跡公園では桜咲いております。よし、ではここは花見と洒落込みましょうか。見かけたコンビニにてビールを購入。
公園のベンチを接収。ここに櫻観覧基地を設営する。各人輜重の確認。えーと。鱒の寿しが四つと、ビールが四本。ま、朝の9時からはじめる花見はこんなモンでしょう。で、がんがんと開封。がんがんと喰っていく。なるほど、鱒だけでなくサーモンを使っているお店もある。そして、ご飯や鱒の〆具合も各店ごとに特徴ありますね。
もっとも、一気に喰ったのでどれがどの感想だったのかはよく分からんですが。それでもどの店の鱒の寿しも旨かったのは事実。で、好みはやはり「紀雅」という事になりました。ええ、夕方まで喰うなと言われているのにフライング。以前に一日おいたもの、二日おいたものの両方を喰った事がありますので、今回はワザと出来たてを頂いてみました。
確かにご飯が柔らか過ぎる。これが夕方まで置いておくと圧と酢でいい感じに締まるのですね。ふむふむ。実感しました。でも鱒の生さ加減はこの位でも全然オッケー。むしろ酒に合う〆具合です。とまぁ兵共が夢の跡。重ねられた桶が旨かった事を物語っております。だって瞬殺だもの。あ、そういえば桜を見るのを忘れてた。花より団子。
そして、すっかりと満腹になった我々はホテルへ戻ってチェックアウトの準備を始めるのです。そう、そして昼食を目指します。つーか、たった今一人で一重の鱒の寿しを喰ったばかりで、次の店を目指しているのは莫迦の骨頂。どこまで喰うのか?そしてどこまで喰えるのか?それは11:30に待ち合わせているヨッパレッド(おらの大将)に全てがかかっております。
世の中には喰いすぎの莫迦が多くて困ります。
やっぱりもう少し続きます。
鱒の寿し 高田屋
富山県富山市丸の内1丁目1の13
TEL.(076)432-4774
川上 鱒寿し店
富山県富山市丸の内1丁目2の6
TEL.(076)432-5129
元祖 鱒の寿し せきの屋
富山県富山市七軒町4の11
TEL.(076)432-5104
紀雅本舗 鱒の寿し店
富山県富山市上本町8-6
TEL.(076)421-1324
二日目の昼食終了。最早何も入らない満腹感。では帰りましょう、とバス停へ。ありゃ、しばらく来そうもないですね。では腹ごなしも兼ねて少し歩きましょう。我々にはよくある話。だって、せめて少しは歩かないと、腹が減らないばかりか脂肪へと変換されていきますから。
あー。本当はこの後、絶妙なタイミングでバスに乗り遅れたり、思いっきり雨に降られたり、タクシーがダブったりと、とても大人の行動とは思えないことが次々と起こった訳ですが、その辺りは端折ってしまいましょう。つーか長すぎる。で、取り敢えず、お店開店までホテルで各自休憩となりました。ええ、仮眠です。
さて。しっかりと休養をとって、夜の部が始まります。軽くおさらいをしておくと、朝八時に叩き起こされて市場で刺身・煮魚・ビール八本。温泉で無理矢理に体をしゃっきりさせて、酒抜きで回転寿司でフォアグラ状態。で、市場で買った海鮮を大将に預けている←今ココ。そしてそれを食べるためにお店へと向かいます。
前日と違って、この日は大賑わい。席を作って頂いて取り敢えずビールで乾杯。突き出しはウニ一箱。相変わらず豪快。ちまちまとした様子はまるでなく、豪放磊落な酒宴。この日、雨が降り出したために少し冷え込んだのですが、そこで出てくる「げんげ汁」なのです。うわぁこれが喰いたかった!嬉しい!
もうね、無茶苦茶に旨い。この出汁が堪らんです!とお聞きすると、醤油と塩をほんの少し入れただけ。げんげのぬめりの塩気がこの味になるとの事。うひょー、げんげスゲェ!最高の出汁をすすりつつ。お待たせしましたと、ガメエビが。これこれ、さっきまで生きてたエビね!いただきます!皮の剥き方をレクチャーして頂き、セルフで剥き剥き。難しい。
大将は簡単に剥いているから、てっきり剥きやすいのかと思ったらトンでもない。えーと、頭を剥いてから、口の辺りをとって、尻尾を剥くのですね。うーむ。横を見るとアマグリさんたちは習得が早い。さすがはエビちゃん(エビ好き)だけの事はありますね。でまぁ頑張って剥いては喰い、剥いては喰い。
で、次のメニューは。天麩羅?甘海老?マジッスか!丸ごと一匹を天麩羅。豪快。男らしい!と思ったのですが、実は殻の部分をきっちりと割ってありまして。きめの細かい気配りはさすがです。で、これが旨い。塩(雪塩)をちょいとつけて食べるのですが、甘いの。エビがマジで甘い。これこそ本当の甘海老だと実感しつつ、冷めるどころかあっという間に完食。
さてさて。続きましては市場買い出しシリーズの〆。毛蟹。デカイ。本当にデカイ。これが一杯5,800円とは。つーか更にまけてもらってますが。これをですね大将が捌いてくれる訳ですよ。捌くというか、剥いてくれるんですよね。これがもう恐ろしいまでの職人技。これを説明するのが難しいのですが、挑戦してみます。
まず足を切り離す。それを極太の綿棒みたいなので…すっかり叩くのかと思ってたのですよ。違いました。その棒で足の端からごりごりっと転がして、身をしごき出すのです。これ、目の前で見たら感動です。もうね莫迦夫婦二組は歓声を上げてましたから。「すげぇぇぇぇぇええええ!」「かっこいいぃぃぃぃいい!」「そこにシビれるッ!!憧れるゥッ!!」
あっという間に蟹が皿に盛られて。これがもう凄い量。身がみっちりと詰まってたんですね。味の方も素晴らしいのです。冷める前に蟹を堪能出来るという幸せ。しかもですよ、この蟹味噌の旨いこと旨いこと。ああ、日本に生まれてよかったと。この蟹味噌を堪能できるなんて、マジで幸福の一語ですよ。
これをつまみもって酒は相変わらずの立山。前日で懲りてますから無茶呑みは厳禁。ちびちびと呑むのもまた一興じゃあないですか。ああ、旨い。で、さすがに魚ばかりじゃ飽きるでしょう?と肉。というか豚肉のしゃぶしゃぶ。ほう、いいですね。全然魚に飽きてませんが、口を変えるのも素敵じゃないですか。
ということで頂きました。この豚肉、なかなかに美味しかったです。今、大将のお知り合いが銘柄豚として開発中とか。大将が仰るにはもう少し旨味をつけないと、ブランドにするには駄目だね、とか。確かに赤身は旨いですが豚の旨さの本領は脂身。脂が白すぎます。もっと飴色になるほど熟成させた方が旨いでしょうね。
とはいえ、十分旨い肉。ガツガツといただきます。旨い旨い。一皿くらいはあっという間に完食。無くなったらもう一皿、ってどんだけ喰わすんですか。もう肉はこの辺りで。で野菜類に手を出していると、朝摘みの行者大蒜を鍋へと投入。これ、すげぇ旨い。何?堪らないよ?自生しているのを摘んでくるそうで、大量には無いけどね、と。
いや、本当に旨い。ニンニクの香りがぷんとして、食欲そそるねぇ。もう喰わないけど。って言ってるのに、投入されていく魚介類。ああ、ホタルイカが、これは旨そう、喰う喰う。え?ヤリイカ?それもいいですねぇ。刺身用のブリブリに分厚いところを惜しげもなく投入。あれ?よく見たらネタケース空じゃないですか?
いやぁ、もうさすがにお腹一杯。御馳走様でした。「じゃあ明日は11:30ね」…はい。既に明日の予定も決まっております。大将の奥様が鱒の寿司をご用意してくださるとか。「作ってやるよ?」と言われましたが、さすがにそこまでして頂くのは…。ということで、この日は大人しく退散です。このあと大将が娘さんと焼肉に行ってましたが。さすがの焼肉ッ子である私でもこれ以上は無理。では、明日もよろしくお願いします。
ま、この後ホテルの部屋で、頂戴したどぶろくを呑んでましたけどね。
しっかりと寝て、明日も頑張りましょう!大将の濃いキャラと戦います。
今回のお店:板前料理 おら
富山県富山市総曲輪1-1-1-13
TEL.(076)442-3433
温泉でようやく人心地着いたものの、未だ酔っ払い。なのに昼飯へと向かう五人組。これは戦隊ものでいうところの「泥酔戦隊ヨッパレンジャー」と感じ。ヨッパレッド(おらの大将)に引き連れられて、ヨッパブルー(飲み過ぎで青ざめた私)・ヨッパイエロー(食いしん坊キャラのながしまさん)・ヨッパピンク・ヨッパグリーン(御料人様とアマグリさん。どちらがどちらかは各人でお決めください)は富山の食材と戦うのです。
で、戦場へと赴く前に。近くの土産物を置いている海鮮のお店へ。これは市場ですね。まぁ、電車の我々と飛行機のながしまさんアマグリさん夫妻ですから、海鮮をトロ箱で買うなんて事はあり得ません。ええ、私たちもその時はそう思っていました。が、しかし。ヨッパレッドがおっしゃる。「ここで買ったら、持って帰って夜に店で食べさせてあげる」と。
もうそうと決まれば早速物色。まずは毛蟹。スゲェ立派な毛蟹。これがまだ生きているの。うわぁお。ではこの子を一匹頂きましょう。で、北陸といえばガスエビ。こちらではガメエビというんですか、そうですか。ではこれも。大将が実はこのお店の方と懇意で、特に元気そうな海老を選ってくれました。もうぴちぴちなの。
さらに。富山といえばコイツでしょう。げんげ。うわぁ、と見とれていたら、「それも食べる?」はい食べます。購入決定!トロ箱に詰めて頂いて。では!ということでお昼ご飯の回転寿司を目指します。ま、やはり富山。回転寿司も満席。二軒目でようやく席を確保なのです。ほほう、本当に盛況ですね。
早速いただきましょう。はい、我々四人(大将除く)は酒呑みませんよ。もうね、マジで。これ以上は自殺行為とわかりました。で黙々と寿司を喰う事に決定。注文は全て大将にお任せ。ヨッパレッドのリーダーとしての器の見せ所。というか、どんどん注文してるし。回転している皿ではなくがんがんと注文。
えーと。ここからの寿司ネタについてはよく分かりません。取り敢えず写真だけ並べます。まぁね、喰った喰った。特に旨かったというか、印象に残っているのはボタンエビ、ホタルイカ、ブリ、のれそれ、サストロ、昆布締めなどなど。もうね、ドンドンと皿を重ねるのでよく分からない。
とまぁ酒も呑まずに食い続け。全てのメンバーが腹はち切れんばかりに喰いまくりまして昼飯が終了いたしました。マジで御馳走様でした。もう無理。
さて。お勘定ですが、五人で15,000円。え?マジで?一人3,000円?確かに酒は呑んでません(大将除く)が、すげぇ喰いましたよ?金の皿とか変形の皿とか明らかに高い設定の皿が山積みでしたよ?すげぇ、富山すげぇ。
以前、金沢の回転寿司のクオリティに驚きましたが、ここはそれを軽く凌駕してます。恐ろしい。もうね、しっかりと店の場所をインプットしておきました。もしもご近所の方、是非お試しください。超お薦めです。最早普通の寿司店に行く気が無くなってしまいました。
コストパフォーマンスなんて言葉が陳腐に感じられます。
回転寿司を侮っていた自分について反省する事しきりです。死ぬほど旨かった。
今回のお店:回転寿司 すし玉
富山県富山市掛尾栄町5-8
TEL.(076)491-1897
とにかく呑み過ぎ。前日の酒ですっかりとグロッキー(死語)な訳ですよ。が、部屋の電話が鳴り響くのです。「“おら”の大将がフロントで待ってるって」とアマグリさんから。わはははは。そういえば前日、「8:00に迎えに行く」と仰ってましたっけ。つーか、本当に来たのね。
もそもそと起き出す我々。そりゃそうだ。鉛の溺死体と化していたのだから。それでも頑張って起き出すのです。で、ふらふらと大将にご挨拶。ほとんど意識のないままにタクシーへと。当然、御料人様、ながしまさん、アマグリさんも同乗。で、辿り着いたのは「富山市中央卸売市場」なのです。おう、市場だぁ!
もっとも脳味噌は就寝中ですからのそのそとしか動けない。それでも競りの終わった市場内をご案内頂いて。いやぁ、楽しいです。マジ楽しいです。トロ箱の魚や野菜などを見ているだけでお腹一杯。いや、ホント。だからまだほとんど寝てるって。と言いつつも、そのまま市場内のレストラン(!)へと行くのです。強制連行。
ここ、素敵。何と言いますか、昔ながらの食堂。大衆食堂の香りがぷんぷんと。で大将はおもむろに、いや、むしろ勝手にビールの栓を三本ほど抜いていく。あの、それは呑めという事ですか、そうですか。おはようございますの乾杯。注文は煮魚。当然ですが、喰った記憶もほとんど無いほど寝ておりましたので、これが何の煮魚かは聞かないでください。多分カレイだけど。
更に刺身の盛り合わせなどもどんどんと注文。いや、だから、喰えないって。この大将、のりのりである。もうね、ここまで来れば喰いますよ、ええ喰いますとも。ちょこちょこと箸をのばしつつビールを呑む。宿酔とかそういう次元ではなく、完全な酔っ払い。すげぇよ、富山スゲエよ。つーか、この大将のパワーは無限だね。最終的にはビールが八本空いてたし。
でまぁ甘海老が異常に旨かったので、旨い旨い!と連呼していたら、大将がニヤリ。う、これは何かの伏線ですか?いや、大丈夫。うんうん。で、適当なところで切り上げて移動するのです。え?どこに行くのでしょうか?ついてこい?ええ行きますとも、こんな所で放置されたら堪ったモンじゃありません。
そして向かうは町中の温泉。ほう、これは。何でも富山では結構いい温泉が町中で湧いているとか。私、普段は酔っぱらったら風呂に入らない主義なのですが、取り敢えずゆったりとしたかった。万一倒れても誰か助けてくれるであろうと意を決して入って参りました。はい、素敵温泉。もうね、体の芯から休まったね、うん。
温泉からあがって、ラムネを飲んで一息。ようやく人心地。酒は抜ける様子はないですが、少なくとも生き返った事は間違いがない。あふぅ。さて。それでは行きましょう。そうこれからは昼飯タイムです。え?マジッスか?大将どんだけ元気なの?いや、当然行きますよ。
ここからこの日の本気喰いが始まるのでした。
この時点で結構喰ってましたよ、ながしまさんとアマグリさんは。
今回のお店:
レストラン喫茶 中央
富山県富山市掛尾町500
TEL.(076)495-2002
長八温泉 花の湯館
富山県富山市上袋545-1
TEL.(076)420-1126
金曜日より行っておりました富山旅行。昨夜無事に帰って参りました。毎回、富山へ行くとトンでもない事になるのですが、今回はこれまでとは比較にならないほどトンでもありませんでした。まさか「二週間レポート出来るほど暴れてきます」というのが現実になるとは思いませんでした。
ま、出発時は普通でした。午前中で仕事に切りをつけて列車へ。大阪でサンダーバードへと乗り換え。駅弁を買った訳ですが、これから北陸で魚介類満喫の予定なのになぜか「大阪すし」を。まるで意味が分からない。まぁそれでも美味しくいただいて。そうこうしている間に列車は目的地へ。
今回は我々夫婦二人だけではなく、ながしまさん・アマグリさんの東京組ご夫婦と合流。そう、余計に莫迦が加速する訳です。時代が我々を呼び寄せたのです。今回の大騒ぎは仕方がなかったのです。早くも言い訳が始まっております。
さて。今回もいつもの様にいつものお店。富山に来れば必ず訪れる「板前料理 おら」へとやって来ました。偶然ながしまさんの誕生日と重なったという事で、前もってお店へと予約しておきました。ええ、予約しておいて正解。もしもいきなりお店へと行っていたなら閉まっていたかも知れなかった。
なんでも、魚が入手困難状態で、前日もお店を開けなかったとか。よかった。電話しておいてよかった。御料人様の指示を守って正解。ということでお料理の方をいただいていきましょう。付き出し二品でビールで乾杯。まずは順当なスタートを切ります。さてさて、今回はどんな料理をいただける事でしょうか。
あ、そうそう。先に言い訳しておきますが、肉ならともかく魚の種類などはほとんど分かりません。ですので、細かい名前などは適当に飛ばしていきます。雰囲気だけを楽しんでください。むしろ分かる方は後でこっそりと教えてください。随時訂正していきますので。そのあたりは詳しい方におんぶにだっこという人生の基本。
ネタケースを覗いてみても、何が何だか。でも旨そう。と、早速やってきたのは白海老。さすがにこれは分かります。うっすらピンク色なのは、脱色加工していない証拠だそうです。もともと真っ白ではないらしい。へー、そうなですかぁ。で、これ旨い。実に旨い。舌の上でとろりと甘味が広がる。
もう醤油なんて入らない、山葵だけで充分旨い。旨味全回なのです。で、乾杯のビールを飲み干したので日本酒。富山といえば立山。銀嶺立山をボトルで。莫迦。そんなボトルなんかで呑んだらどうなるか分かるでしょうが!わかっちゃいるけどやめられない(故植木等さんを偲んで)のです。ええ、そういう性分なのですよ。
刺身盛りもいただいて。槍烏賊と鮃、貝はなんだっけ?梅貝かな?何せ旨かった。こりっとした食感と甘味がじゅんわり。磯の香りが堪りません。日本酒が進むのは私に責任はございませんとも。ああ、幸せ。こんな幸せな事が他にあるものか!という辺りで板場を覗くと蟹。ズワイガニが。あちゃー、やっちゃったよ。
がしがしと捌かれていく生の蟹。これが茹で蟹として二人で一匹。あれ、なんだかデジャブが。で、この蟹がもう旨いんだよ。すっかりと黙りこくって蟹を食い続ける四人。そこへ、更に登場するのは北陸冬の味覚といえばこれでしょうと、ホタルイカ。ホタルイカ君が酢味噌とともにやってくるのです。
もうね、これが生まれてから今まで喰ったなかで最強のホタルイカ。イカそのものが無茶苦茶に旨いのです。生きたまま茹でられたホタルイカが今最強伝説とともに我が目前で踊っているのです(実際には動きません)。いや、これは旨い。あふあふあふ。更に貝が刺身でやって来て(これも名前よくわからんです)うれし涙ぽろぽろ。旨いよぉ。
蟹味噌をすすっていると、焼き魚。ノドクロは今年も健在。この大きさ、東京大阪辺りだといくらくらいになるのでしょうか?と下世話な事を考えつつ、あれ、そろそろ酒がないですね。「立山」の後に「おわら娘」の四合瓶をいただいたのですが、いつもまにやらそれも飲み干しておりました。すみません、なにかお酒を。
…。こ、この濁り酒はもしや?「どぶです」うひょーーー。片口に満ち満ちておられるのはどぶろくですか。これはこれは。あーこの粒々具合が堪りませんな。口当たりが、口当たりが堪らんです。がふがふと呑む呑む。あっという間に一杯二杯三杯四杯と杯を重ねて。「もういいから鍋に入れてこい」とご主人。いや、え?いいんですか?
もうここからは言うまでもありませんが酒池魚林。ご主人自身の酒の肴、河豚の白子もいただき、冷えてきたからと豚汁(ぶたじる)も。ああ、幸せ。そしてクロムツを煮魚で。これが凄い。いや、どう凄いって、一尾を四人で分けても各々が立派な一皿になるというデカイクロムツ。一番左端に座っていたということで、私には頭。うひょー!
旨い旨い旨い。ばらばらに崩しながら頭骨の裏までしゃぶり尽くす。旨い。魚って何で生でも焼いても煮ても旨いんだろう?いや、肉も生でも焼いても煮ても旨いですが。ああ、そうか、骨まで味わうから魚の方が味が濃いのか。つーか、北陸の魚の旨さは異常。もっとも、このお店のご主人は富山でも有数の板前さんですから。
一流料亭の板長を何軒も経験されている方。当然腕も一流。ちょいと作ってくれる肴がもう堪らなく旨い。神戸からの交通費をかけてでも価値のある料理たち。つーか。実はこの日。私たち四人の他はお一人、お酒とちょっとの肴だけで呑まれていた方がいただけ。つまり、ネタケースの中身は私たちしか食べていません。
なのに半分ほどになっている。どんだけ喰ったのか。無理、思い出せない。写真はほとんど撮ったはずだけど、もしも撮りこぼしていたら絶対にわからない。だって、どぶろくを四人で二升以上は呑んだから。莫迦。本当の莫迦。どのくらい莫迦かというと、更にペットボトルでお土産までいただきましたから。
さて、さすがにもうこれ以上は喰えません。御馳走様でした。え?待つのですか?店締めて行くんですか?うわぁ、行きましょう行きましょう!ということで、このあとご主人と一緒に五人行動。焼き鳥を食べに夜の街へと繰り出すのです。もう喰えないなんて言いながらハシゴに出発する駄目なオトナの見本。
もっともこの後の記憶は全くないのですけれどもね。
どうやらご主人に奢っていただいたようです。いつものように。
今回のお店:板前料理 おら
富山県富山市総曲輪1-1-1-13
TEL.(076)442-3433