- 今週末、デビューします!
- → アマグリ at 06/30 (20:52)
- → てつや at 07/01 (10:45)
- → きれこ at 07/01 (11:01)
- → てつや at 07/03 (14:48)
- → meg at 07/17 (22:10)
- マンネリとは無縁「焼肉 ポッサムチプ」
- → dagings at 06/28 (20:49)
- → katsusand at 06/28 (22:48)
- → てつや at 06/29 (12:35)
- → katsusand at 06/30 (14:54)
- → てつや at 07/01 (10:43)
- 夏はやっぱりカレー!
- → こまつ at 06/27 (13:31)
- → む at 06/27 (14:04)
- → やっさん@鳥頭? at 06/27 (14:59)
- → てつや at 06/27 (18:01)
- 様子を覗きに「焼肉 ポッサムチプ」
- → dagings at 06/24 (00:26)
- → てつや at 06/24 (18:39)
- → dagings at 06/27 (13:03)
- 雨の休日の妄想は更にブレーキ知らず
- → 粋牛料理長 at 06/26 (04:47)
- → てつや at 06/27 (10:48)
最近はどうも食欲がないのです。いや、焼肉をあれだけ喰っておきながら「食欲減退」などと曰えば、それは神への冒涜(主に焼肉の神様)と言われても仕方がない。あれですよ、食欲というよりも、食べようという意欲が湧かないのです。
まず問題は食べたいものがない。特に昼食では、もう全くといってもいいほど。なので、適当に目に付いたものを食べるようになるのです。で、結果として一週間日替わり弁当を適当に繰り返し食べていたり。
いかん、これはいかん。ほら、焼肉!と喰いに出かければ、そりゃあ間違いなく普通に一人前とは思えないほどの量と質と種類を食べてしまうのですが、お店にまで辿り着けないのです。まぁ、玄関から這ってでも行ける場所に美味しいお店があるのですが。
そんな訳で自炊をしようと思うのですが、食べたいものが基本的にないので、ついつい選択メニューが限られてくる。外食は肉が多いので、じゃあ家では魚と野菜を食べましょう、となっても焼き魚と野菜のカレーと青菜のおひたしくらいしか思いつかないのです。
困った。実に困ってしまいました。まぁ、基本的にバランスのよい食事にはなっているのですが、如何せんバラエティ感に乏しいのです。ま、メニューに広がりのない理由が「家では揚げ物を作らない」ということに理由があります。
揚げ物が無いという事は、当然ですが唐揚げやカツ・天麩羅の類は自宅では喰いません。まぁその辺りは当たり前なのですが、困ったことに酢豚すら作れません。これは痛い。酢豚大好きな私なのに。
十代の頃より、酢豚には無駄に思い入れがありました。中華の定食など食べると、酢豚って高くなかったですか?なけなしのバイト代で昼食を食べる時、酢豚定食は高嶺の花でした。たまに、極々たまに注文する時には清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要なほどに。
で、思うのですよ。そろそろ我が家の揚げ物も解禁してみては、と。いつまでも鎖国の如き「油回避」を続けては、我が家に文明開化の灯はともりませんよ。ということで、この週末天麩羅鍋を探して、いよいよ揚げ物デビューと参りましょうか!
もっとも揚げ物禁止してたのは、この私なのですが。
油ものの食器洗いとキッチンの掃除が面倒だったので…。
心の底から湧き上がってくる焼肉欲。もうね、なんだろ、こう、抑えきれないのね。で、昨日は仕事の方もちょいと遅くなり、御料人様も残業。待ち合わせたところで「お腹空いた」「今から作るの面倒」という午後10時。向かうは一カ所。
ま、いつもようにポッサムチプの店の前。まさかこの時間なら満席って事はあるまい、と入ってみれば珍しく3組しかお客さんがいない。お聞きすれば、この日はものすごーく暇だったとか。こんな日もあるんですねぇ。
でまぁ注文はいつものように生の全部盛り。いや、ここで気付くべきだったのかも知れません。そう、この日は珍しく暇だったんですよね。え〜と、赤肉は5種類。本日も「量は少なく」お願いしましたので一人一切れずつ。
あ、その前に。生の用意が出来るまで、ということでツマミにホルモン。ニンニク効かせた煮込み。これ異常に旨い。何これ?酒無くなるって。適度に辛くて甘くて、ああ、そうか、こういう突き出しって最近あんまり食べてなかった。
何かね、白い御飯がやたらと欲しくなるのです。これって絶対にメニュー化して頂きたいと思うのです。「くにきや」さんのスジ煮込みや、今は無き「とく丸本舗」さんのスモツに対抗するには、これ、いいですよ、うん。肉までの繋ぎになりますね。
で、今回のお題。「新しい塩だれの試食」です。というか、どういう訳だかここ最近、このお店に来るとテーマが出来てしまいます。あ、いいんですが。早速お味見。まずはそのまんまで頂きましょう。
レモンの香り、いや匂いですね、これが強い。酸っぱいとはいわないまでも、なかなか柑橘。あとは酢と醤油でしょうか?ポン酢醤油の口当たり。でも、私たちって実はあんまりレモンなどを使わないのですよ。
ですからあまりお役に立てないかもね、といいつつ。そこへ早速塩焼きが。コモモと赤ツラミ、そしてテール。早速使ってみましょう。まずはコモモ。うん、結構いけるかも。でも何となく肉の旨味に塩だれが丸め込まれた感じ。
続いては赤ツラミ。恐らくコメカミ辺りじゃないかなぁ?という肉。普通のツラミよりも筋張っているのでこりこりとした食感を楽しめていいのです。これも塩だれで。ああ、やはりあれですね、ツラミの濃厚な味が遙かに勝っている感じ。
ここで唐辛子の投入。いわゆる一味を表面に浮かせながらテールをいってみましょう。あ、このテール、いわゆる輪切り骨付きではなく肉の部分のみ。なので非常に食べやすくてイイ!なのです。さて。
これがなかなか旨い。ほう、レモンダレと唐辛子の組み合わせは意外といけます。旨い。実にあっさりと頂けます。で、さらにヒレのシッポもこのタレで。あれ?この横についているのは塩?梅塩ですか。ほう。
まずはタレで半分。うん、旨い。唐辛子を入れた効果もあるのですが、ヒレの脂を流すのに実にいい。と、こういう書き方すると「サシ肉が嫌いなんじゃないのか?」と思われるのですが、まぁそれもあるかも知れません。
サシ肉って少なくていいんですよ。そうですね、一回の焼肉で2〜3切れくらい。私個人はそのくらいが適量。でも、やはりお任せでお願いすると全体的にサシ肉は多くなります。ま、全然問題なく喰うんですが。
さてさて梅塩。これ旨いですねぇ。この時には分からなかったのですが、この塩って「おしゃぶり昆布」の梅味みたいです。実は大好きなんです。なのでこれで肉を喰えば当然のようにビンゴ。超ビンゴ。
あとでお聞きしたところ、普通に売っているとか。分かりました。買います。手に入れます。この塩舐めながら酒呑めますから。そして続いてのホルモン。これもレモンダレと梅塩で食べ比べ。ホルモンは梅塩の方が旨いですね予想通り。
とはいえ、実は何も無しの方が好きだったり。ホルモンは脂の甘みをじっくりと味わいたいので、塩やレモンは必要ないのが持論です。というか、レモン、邪魔かな?という感じ。酸味はホルモンにはイマイチ。
で、更にやってきた塩焼きはカタコブとブリスケのカッパと…。ま、いつものように記憶の外。仕方なし。でも旨かった。これはレモンダレが合いましたね。実に合う。ただし、唐辛子は必須。なのでもしかすると唐辛子が合っているのかも知れないですが。
途中、ナムルなども頂いてまして、相変わらずこのナムルの盛り合わせが旨い。肉も当然旨いのですが、ナムルが旨い焼肉店というのはいいですね。わしわし喰っちゃうし。今回の赤ピーマンのナムル、実に美味しゅうございました。
プチトマトもわっしりいただいて、さてこの辺りで終わりかな。本日の塩だれ試食会は楽しかったなぁ、と思っているとタレものが。あの…。今日は少なくとお願いしたのに…。そうか、今日は珍しく手が空いていたから…。
ということでタレの盛り合わせ。いやっほおおおぉぉぉ!この際だからがっつりと喰うよ。喰っちゃうよ。あ、御料人様はちょっと摘むだけでいいからね。私が喰いまくりますからね。もうすっかりと22:00を越えたけど、気にしない!
でまぁサンカクだとかツラミだとか、もりもり。赤ツラミはタレの方がいいね、何て言いながらもりもり。いやぁ、もう本当に幸せ。時間が遅いから腹七分目の予定でしたが、結局しっかりと満腹になりました、御馳走様。
どうやら私たちには時間が遅いから、とか、ダイエット、とかそういう後付の理由では量を減らすことが無理なことが分かりました。だって、神様が喰わせるんだもの、焼肉を。いくら抗ったところで無理というものです。
悪魔の仕業かも知れないところは目を瞑ります。
むしろ所業がよろしくない(私たちの)。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
一昨日の更新に大きな誤りがあったことをお詫びと訂正させて頂きます。御料人様からの一言で「体力的に無理。」と書いておりましたが、本当は「酒呑めないよ」の方が正解でした。はいそのとおり。
そんな訳で、初秋の予定は決まりましたので、それに向けて一所懸命仕事に精を出しましょう。上手くいけば全ての行程を新幹線で移動などという贅沢も考慮に入れつつ。あ、それでは「青春18焼肉」にならないのか。
てなことを楽しく妄想した後、夕飯はカレーなど作ってみました。スープカレーに味を占めて、今年も夏野菜のカレーを多用するのです。簡単・手早い・旨いと三拍子揃っているので俄然食卓に上る回数も増えるのです。
ま、内容はゴーヤや茄子、玉葱人参などなどのまさに夏野菜。肉は、本来ならカッパをごろりと入れたいところですが、ヘルシーを目指してセセリを投入。このセセリが意外とカレーに合いますので、一度お試し下さい。
まぁ、特に失敗する要素もないので気軽に作って食べるのです。焼肉(特にホルモン)とカレーは痛風に危険ということで、食べ控えることはないまでもドキドキと胸を高鳴らせながら食べていたのも遠い昔。
もはや尿酸値に何の迷いもない私には、カレーは友達なのです。旨旨。このオクラが何ともいけますねぇ。ゴーヤも量を控えめにしたので苦すぎず。旨い旨い。と4〜5人前の量をあっという間に完食。御馳走様でした。
確かに美味しかったのですが、やはり焼肉妄想の後ではちょっと心残り。そろそろ焼肉不足が始まってしまったのでしょうか。
最後の焼肉から一週間と経っていませんが。
ほどほどにしておきます。
昨日の「バイクで焼肉の旅」というのを御料人様が読まれて一言。「体力的に無理。それなら青春18切符の方が現実的。」と。ははぁん、なるほど。いわれてみれば一週間の休みを頂くことも難しいし、1,500kmを走破するなど老いた体に無茶すぎる。
ということで、今年の青春18切符を調べてみたところ(いや、調べたのは御料人様)、例年通り9月の10日まで使えるとか。にやり。
偶然ですが、九月の最初の週末は御料人様が所用で旅に出られます。ということはそこを旨く利用して、アタクシも旅に出ます。うむ。これは現実的。で、昨日に続きまして脳内暴走が始まりました。ぼ〜んとぅびぃわいるど。
まずは、体力と気力の問題から、宇都宮まで新幹線を駆使していくとしましょう。すると、わずか四時間半。近い。これならまるで問題がない。なので金曜日の午後から出発。件のお店へ行きましょう。そのまま、宇都宮にて宿泊。
で、続いて土曜日は東京でお昼御飯。こちらの方は18切符で移動。時間にして約二時間。お昼御飯に鰻だとか、蕎麦だとか、トンカツだとかいろいろなメニューの選択肢をガッツリと使いまして。さらに夜の食事、西へと向かって東海道本線。
ここで少し困ったことに。どこまで行けばいいのやら。というのも、静岡までは三時間強。さすがに新幹線で新神戸・東京間よりも時間がかかると一気に進むのが辛いのです。なので手前のどこかで休憩が必要。
う〜ん、どうしたものでしょうか。ま、どなたかが「ここにおいで」とお誘い頂けるのに期待して。なので、その後の移動も考慮に入れて宿泊は熱海から浜松のあたりということに。
そして日曜日は名古屋へ。昼間っからひつまぶしで酒。このあたりで御料人様と合流して、焼肉か手羽先を喰いに行ったりして。で、21:00くらいの快速列車で帰れば、日付が変わる頃には自宅へ到着。素晴らしい!
この完璧なまでの旅程表。自分でいうのも何ですが、自らの体力を過信しすぎた超過密スケジュール。死ぬ。殺す気か、オレの妄想!移動時間が睡眠時間を超えているじゃないか!
ということで、一応の予定は決まりました。これを全てこなしきった暁には、新しい世界が開けるかも知れません。きっと体力気力の限界まで列車と旨いものを満喫することだと思います。いや、むしろ、列車の方はそんなに満喫したい訳ではないのですが。
ここで今ひとつの問題があったりなかったり。というのもこの悪魔の強行軍の直前、八月二十九日はあの「焼肉の日」ではないですか。つまり、三日連続焼肉三昧を予定している、あの焼肉の日なのです。
無理。絶対無理。月・火・水曜日と焼肉を食い倒して、金曜日の午後から超強行軍。死ぬ。マジ死ぬ。本当にこれはやめた方がいい。
そこで、急遽決定。焼肉の日企画は月曜日に「くにきや」さん、火曜日に「ポッサムチプ」さんと二日だけに縮小します。ええ、私の自分勝手な予定を滞りなくこなすために。我が身かわいやほーやれほ。そういわれても仕方がないほどの暴君ぶり。
そんな訳で、非常に時期は早いですが、八月末から九月初旬にかけての焼肉が全て決定しました。もしも参加される方は今から体調を整えて是非ご参加下さいませ。特に「青春18焼肉企画」に参加・賛同・援助・交際下さる方はお知らせ頂ければ幸いです。
またしても人様のご厚意につけこもうという悪党企画満載です。
結構本気で企画してます。どちら様もよろしくお願いします。(他力本願)
久しぶりに晴れた休日。こんな日に引き篭もりつつネット散策などしてますと、原付で日本一周などというサイトに行き当たってみたりします。そういえば、自分自身が車やバイクにあまり興味がなかったため、学生時代にそういう発想なかったよな、と思い知るのです。
で、ふと日本一周とはいわなくても、バイクで遠出しつつ、焼肉を食べ歩いてみたいなぁ、と思いついてしまったり。ほら、バイクってヤツは燃費がいいのが取り柄。これに跨って、北から南、美味しいといわれる焼肉店を廻ってみれば面白いんじゃないかと。
いつもBBSやメールで「このお店美味しいです、ぜひ!」とか「絶対お薦めです!一度足を運んでください」などと頂くのですが、如何せん出不精というか、地元で事足りてしまっている身ではなかなか…。
なので、この際きっちりと予定を組んで、何日かかけてあちらこちらをぐる〜りと廻ってみたいと思うのです。ま、神戸出発ですから、余裕を見て一日200kmくらいですか。まずは大阪(近!)から。で、名古屋。
静岡、東京(千葉の場合はほるもんセンターでお願いします)、宇都宮(粋牛さんよろしく!)…。え〜と。このあたりで帰らないと、一週間で足りませんか。仙台の牛タンは断念。ということで以降は色々と考えつつ。
いやぁ、いいなぁ。お昼は地元の名物など摘みつつ、夜は焼肉三昧。ああ、途中の浜松で行き帰りに鰻なんてのも捨てがたい。当然名古屋ではひつまぶしも頂くし、そうなると東京の鰻も食べないと罰が当たる。
ってことは、昼は鰻、夜は焼肉というのが基本。うは、これは想像しただけで胃袋が初恋の胸の高鳴りのように「きゅん(ハート)」となるじゃあないですか。
そうですねぇ、真夏のバイクは死ぬほど辛い(暑い)ので、九月終わりか十月くらいがちょうどいいかも知れません。うん、いい季節だ。ということで、焼肉を奢って、あまつさえ泊めてくれるという奇特な方を大募集いたします!
特典は日本一の焼肉莫迦がみれることだけですが。
ええ、妄想にとりつかれた本当の莫迦です。
今週土曜日にポッサムチプにてイベントがあるとか。行こうか行くまいかと思案しきりなのですが、そんな中、ふらふらと同店へと足が向くのはいつものこと。だって、雨が降ってたんだもの(言い訳になんてなりゃしない)。
ちょっと仕事が早く片づいたので早めに訪店。こんにちわ。お、流石に早い時間はまだ席がありますか。そういえば世間では給料日前。この間隙を縫って旨い肉を喰らっておきましょうか、そうしましょう。
いつものように生全部盛り。赤身はサンカク、マクラ、ソトヒラ。一切れずつの刺身を味わいつつ、旨〜と唸り。全くこの店では気を抜くことが許されません。心の隙をついて旨いモノを出して頂けるなんて。
更にレバ刺。これがまた堪らん旨さ。ねっとりとしたレバーの旨味。さくりとした歯触り。究極といってもよいかと思われます。ええ、抜群に旨いのです。しかも一切れが「ごろり」としたざく切りカット。
これだけの塊だと、もうレバーの旨味は完全に口腔内を埋め尽くしますね。多くは要らない。一切れだけという濃厚な旨さ。これ、食べ過ぎると別の意味でよろしくないと思う。うん、脳味噌がレバーに犯される。
とまぁガッツリ生を堪能。ナムルなども頂きつつ、今回のテーマを発表します。今回は『端っこ特集』ということで、よろしくお願いします。味付けは基本的に全てお任せ。でメニューの方は「赤タン」「サーロインのミミ」「マクラの端」そして「サーロインの背スジ」を。
赤タンは端っこではないですが、いつものタンモトとは違ってもっとタンらしいタン。こちらは塩で頂きました。旨い。以前にも頂いたのですが、このしっかりとした歯応えが素晴らしく旨い。あまりタンぽくないのですが旨味しっかり。
そして「サーロインのミミ」を。こちらは出汁醤油で味付けして粉トウガラシで。これがもうね、何て言うんだろう、そう、旨いね。いわゆる高級肉であるサーロイン。これの端っこの耳の所を炙って喰うんですが。
私、トンカツも端っこが好きなタイプなのです。端って何となく旨味が凝縮されているって感じしませんか?私はします。カステーラだって端っこが好きですし。食パンの耳だって、あ、こっちはあまり好きじゃないか。
でもサーロインの耳はいいですよ、美味。まさに旨さの結晶のような味わい。出汁醤油が泣かせますね。そしてマクラの端。こちらはタレで頂きました。なんというか、赤くて柔らかいスジ肉、と表現したら間違ってるんですけれども、そんな感じ。
てろろんと網に乗せて、ちりりりと焼けてくる様は愛らしく、舌の上でもその旨味がじゅわわっと広がるのです。ああ、もうね、今回の端っこ特集成功だね。いや、これでは終わらない。真打ちはこれからやってきます。
サーロインの背スジ。まぁ、言ってみればスジ肉。これをメニューとして出せるという、圧倒的な肉への自信が素晴らしい。だって、普通は煮込んで云々ってのが関の山でしょう?それを塩と粗挽き胡椒で喰わせるんですから。旨くなきゃあ出来ませんよ。
で、旨いんだこれが。まぁ、多分私たちくらいしか注文したとは思えませんが、この旨さを世の中の人々に知らしめたいが為にここに記す(焼肉黙示録 4章12節)。
いや、ホント、スジ肉なんて、と思うのですが、焼いて焼いて脂を落としてスジがこりこりになるまで焼いて喰うと、もう元がなんだったのか分からないほどの酒の肴。あ〜敢えていえば鶏の軟骨のような味わい。これ味付け次第で居酒屋メニューですね。
でね。今回の端っこ特集を察して頂いたのか、差し入れ。お店からの差し入れは「スープを取った後のスジ肉」です。あああ、これ、このゼラチン質がうめぇのよ。というか、味なんてほとんど出汁殻ですが、塩だけでその食感を楽しむのです。
これをむにゅむにゅ喰いながら、以前御料人様に作って頂いたテールスープに思いを馳せたりして。牛スジ系って煮込むとまた別の旨さがあって堪らんですよねぇ。で、お味見にと頂いたのが「トモチマキの端」です。
おほ。これはまさに端っこですね、端っこ。繊維に沿って切ってあるので、まさに成型時の端っこ。これはきっと旨いはず。ええ、その通りでした。サシというか脂というか、焼ながら浮かび上がってくる旨味の塊。
これを塩だけで口に放り込めば、もう、幸せ。これ以上の幸福なんて、一体どこに落ちているというのでしょうか?と心の疑問が汲めども尽きぬ泉のように湧き上がってくるのです。とまぁ適当なことを曰いつつ。
最後にお願いしましたのは「タレハラミ」です。いつもならホルモン盛りを食べるところですが、今回は最初に食べたハラミの旨さに負けました。ええ、タレで喰いたい、喰いたいのです。ということで。
でまた、これがどえりゃあ旨めぇのよ。ある程度予想はしていたけれども、その上を行く旨さってヤツですか。やっぱりハラミをタレは旨いですわ。御料人様とふたり、しっかりとハラミを味わい尽くして御馳走様でした。
本日は、早めに食べ始めて早めに終わるという、実に健康的な焼肉でした。と終わるはずだったのですが。え〜と。メールに着信ありです。今から焼肉喰うそうです。来いと。ちょっと顔出すようにとの要請。
ま、あれですよ。ちょっとだけ、一杯だけね、とお店に入ったのですが。どうやらおかしな事に。というのも、出てくる肉が人数分。えっとね。これって私(と御料人様)も食べろということですか?
ええ、無理。さっきしっかり喰いましたから。私たちは酒だけ呑みますよ。え〜と。旨そうですね。ちょ、ちょっとだけね。うん、これ一切れでいいから。あ、そ、それはタケノコ?今日はホルモン喰ってないよね。
てな具合で、チャミスルーを片手にちょこちょこと摘んでしまいました。お陰様で本日大変腹一杯でございます。一杯なのは腹ではなく腹肉ですが。しかも、本来商品ではない酒など見つけてしまって、それを呑ませて頂いたり。
ラベルにしっかりと「見本」と書いてある百歳酒。うわぁ、す、すみません。ま、呑んじゃったからね、仕方ないね。最後にツラミ。おう、そういえばツラミって喰ってなかったかも。じゃあせっかくなので出汁醤油でお願いします。うわ、旨めぇよぉ。
とまぁ、結局日頃よりも深肉してしまいました。肉の宿酔のような状態。要は喰いすぎ。あれだ、私たちに必要なのは断る勇気なのかも知れません。
胸を張って意気地なしだと言い切れます。
無理。こんな旨いモノ断れないって。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
昨日は焼肉を喰いに行こうと思ったのですが、頼みの綱がぶっつりと切れて断念。残念。なので自宅にて茹馬鈴薯を囓っておりましたところ、困ったニュースが。米国牛の輸入再開ですか。困った困った。
いや、肉の輸入そのものよりも、困るのは別問題。相変わらずの日本の弱腰外交なのは仕方ないとして、牛由来製品の輸入が困る。肉なんて、その気になれば喰わない方法はいくらでもある訳で、まぁ、基本的に産地表示が誤魔化されていないと仮定した場合ですが。
由来製品については出来れば輸入禁止措置をして欲しいと思うのです。だって、どこに含まれているのか分からないものが多すぎて。薬品や化粧品だけでなく、調味料などに含まれている場合、使用されている牛が米国産であるということが分からないのが困る。
実際の所、牛から人間への感染ルートが完全に解明された訳でもなく、異常プリオンの“蓄積”による発症、というこれまでの説も未だ実証され尽くしていない新しい病気。なので、危険がある牛製品を摂取しなくてすむなら是非そうしたいのです。
ほら、日本の全頭検査。これも絶対の保証じゃないですよ?でも何もしないよりはいいだろうというのはあります。だって、実際にBSE感染牛が見つかって、市場に流れなかったんですから。
少なくとも、今の検査態勢である程度の数は堰き止めることが出来るじゃないですか。米国牛のような、ほぼノーチェック(過言か?いや、そんなことない)の牛を輸入するよりはよっぽど安心できるじゃないか、と。
科学的に根拠がない、と全頭検査に否定的な米国に聞きたいのは、科学的根拠があって鯨が増えていると主張しているのに、「かわいそう」とかいう非科学的な理由で捕鯨反対してるじゃないか。なら、科学的根拠に基づいて鯨を喰わせろよ、と。非科学的根拠で日本人が勝手に安心するためだけに牛の全頭検査させろよ、と。ダブルスタンダードは卑怯じゃないか!と。
もうね、自分で何書いてるのか分からないのです。安全な牛と美味しい鯨が喰いたいんだよ、私は。いいや、むしろ旨いモノなら何でもいいから喰いたいだけなんだよ。
昨日の夕飯が残り物の茹馬鈴薯だけだったから…。
御料人様がお出かけだと、途端に自炊欲が失せるのです。
昨日のお昼はお仕事で大阪へ。で、お昼御飯も大阪で。なかなか夜に行くことが少なく、焼肉に辿り着けないのですが、お昼にならウロウロしてますよ、てな具合で。
そうそう。行かねばならない旨そうな情報を沢山頂いているのですが、コレがなかなかの出不精な私。自宅近所にコノお店、帰り道にはアノお店と、旨い焼肉に不自由していないために足が伸びない。
で、今回のお昼御飯も焼肉ではないということで。中央区は本町あたりはランチの激戦区だとか(御料人様談)。なので比較的リーズナブルに旨いモノが喰える。これはありがたいことです。
ということで今回のお店。お仕事の打ち合わせがてらにランチ。前日、結構な満足度で焼肉をカッ喰らって参りましたので、迷うことなく「魚ランチ」を選択。当然といえば当然ですが、私にしては珍しい。
メインは魚の煮付けと鮭とチーズのフライ。御飯は玄米だか五穀米、味噌汁は煮麺と実に程良い組み合わせ。で、この煮付けが旨い。実に旨い。見た目がかなりこってりとしているのですが、意外と味の方はあっさりと。
いや、それでも煮付けですからそれなりの塩梅ですが、旨い。というか、ビールが欲しいのです。ああ、仕事がらみでなければ間違いなくグラスビール呑んでたね。堪らんですよ、この酒の肴感が。
更にフライの方もビールを呼ぶ。だって、「鮭」「チーズ」「フライ」って、どこを切ってもビール以外の選択肢あり得ない。すまん私の肝臓。ここでビールを頼むことの出来ないチキンな私を許して!
でもまぁ、こういう健康的なメニューを健康的な量食べるというのもいいものです。マジで久しぶりに胃を休めたような気がします。ということで御馳走様。アイスコーヒーも100円プラスで頂いて大満足。あ、奢って頂いたので、その満足度は更にはかり知れません。
いやいや、これからもこの辺りで仕事があるようでしたら、マメに色々な店をまわってみましょうか、という気にさせる土地柄です。素晴らしい。誰か仕事という名目で呼び出してはくれませんかね?
で、この健康的な食生活を自宅でも継続してみましょうか、ということになりまして。夜もメニューはスープカレーってやつを行ってみましょうか。というのも、特売で「スープカレーの素」みたいなのを買ってあったのです。
実はこのスープカレーってヤツは喰ったことがございません。喰ったことがないので、当然作ったこともなければ作り方も分からない。こういう時は取り敢えず、レシピや○○の素に頼ってしまうのです。
具材の方も適当。なんか、鶏のセセリだとか、オクラだとか入れとけばいいや、的な。で、適当に箱の裏書き通りに作ったりすると旨いのです。ほう、これはいい。こういうものって、香辛料をそろえるの大変でしょ?でもコレなら箱一個でいける。
次回からは適当にレシピや料理本で情報を仕入れて、香辛料を追加して工夫してみましょうか。ということで、セセリ入りのスープカレー旨かった。野菜は十分摂れたし、昼間に魚も喰ったからこれで万全。
いつでも焼肉を喰う準備は完了したのです。
準備だけね、準備だけ。
今回のお店:ナチュラルキッチン「麹 本町店」
大阪府大阪市中央区安土町3-4-5
TEL.(06)6265-3113
最近、すっかりと体調不良なのです。それがどうした、といわれればそれまでなのですが、ほら、こう、食欲が低いとテンションが上がらないのです。それでも日々喰わねば死にますからがんばって食べます。
つらつらと鑑みるに、どうやら好きなものなら食べられるらしい。ということは、あれだ。あのメニューなら喰えるはず。ということで行ってきましたポッサムチプ。
もはや、行ってきました、なんて言う必要がないほど行きまくっている訳ですが、それでも今回はアレです。薬食い。古くは江戸の昔から、牛肉は「薬」として食べられていた訳で、今回の焼肉は薬なのです。
さてさて。いつものように「お任せで」などと発言しようものなら山のように薬(肉)を喰う羽目になりますから慎重にメニューを選択していきましょう。ええ、生の全部盛り。莫迦。何も考えない莫迦。
で、やって来た肉を見て、ほう、少なめにしてくれたのね、と安心。クリが二種類とハラミにレバーにハツ刺。このくらいなら丁度いいか、物足りないけど。と思っていたら案の定、第二弾。ミノ湯引きに生センマイと、え〜と何か。
もう無理。そんな全部の肉の名前なんて覚えてられない。ということで今回もここの名前は忘れたと言うことで進めます。進まなくなるから。うん、英断。というか、全部の生が旨かった。もうそれでいいじゃねぇか、と。
特にクリはよかったです。しっとりとした舌触りが素敵。ハラミのサシ加減(サシというよりは本当は脂ですか?)がほろりと旨かった。あ、生センマイのタレが微妙に味が変わってました。個人的にはこっちの方が好きです。
さて、いつもいつも肉ばっかり喰ってませんよ。ナムル。盛り合わせ。モヤシやゼンマイなどの定番以外には、ゴーヤやマイタケ、サヤエンドウ。ほう、これはこれは素晴らしい。旨いです。これいいッスねぇ。メニューの名前は「ナムル畑」ですか。
やっぱりあれです。肉が旨いのは当然ですが、こういうちょっとした惣菜が箸休めになって、更なる肉へと進んでいく訳ですね。ということで焼き物。味付けは基本的に全てお任せ。塩だのタレだのは美味しく作って頂ければ結構ですよ。
赤タンってのとトウガラシのカッパ。この赤タンってのはF1だそうで、いや、なかなか旨いです。焼くとコリッとした歯応えで、それが何とも堪らない。味付けは、なぜか懐かしく感じてしまう香辛料。
そうそう。香辛料といえばトウガラシ。トウガラシのカッパの味付けが唐辛子なのです。え?カッパの唐辛子味?いえいえ、唐辛子のカッパに唐辛子で味付けという小粋なメニュー(ある意味ベタなネーミング)なのです。
これ、ピリッとした辛味がカッパの食感と相まって実に旨い。今回は眞露チャミスルーを頂いたのですが、キリッとロックに実に相性がよろしい。なるほど、タレの辛さとは一味違って塩と唐辛子もありですね。
この後、味見用にとあんな肉やこんな肉を頂いたのですが、それは内緒。私たちだけの秘密。その内メニューになると思いますので、食べにいける方は是非お試しを。というか、知らない間にメニューすげぇ増えてた。
いつもお任せにしちゃうので訳分かってなかったですが、なるほどいろいろと変わってきているのですねぇ。半頭買いで仕入れていることも、しっかりとメニューに載ってました。ということで、いままで内緒にしてきたのですが、意味がなかった。
今回の牛は宮?の和牛。安福系の実に安定したお味。いやぁ、旨いですなぁ、と喰っているところに「是非食べ比べて欲しい」というのが、オージーのタン。おお、とうとう米国牛がもたついている間にオージータンも出回ってきたのですか。
というか、まぁ、以前からあった訳ですが、その時食べた感想はイマイチというところでした。なんだろう、旨味が少ないというか、米国牛の方が圧倒的に旨かったのです。なので焼肉店では使わないのかな?と思っていたのですが。
で喰ってみた感想。いけるじゃないか。うん、かなりいけますよこれは。旨味では先ほどの赤タンの方が旨いですが、価格設定次第で十分メニュー化出来そうです。これは今回の収穫でした。
ということで最後に珍味盛り合わせを頂いてフィニッシュ。知らなかったのですが、この珍味盛りも日替わりになってたんですね。やはりあれだ、たまにはメニューを見ることも必要ということです。
今回は、私の体調が完全ではなかったので、割合二人の量としては少なめでしたが、しっかりと薬食いをしたお陰か、その後の調子はよかったのです。やっぱりアレですね。私の場合は肉さえ与えておけば、間違いなく元気ということでしょうね。
単純明快な元気というヤツです。
食べ過ぎないようにはしてます。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
先日、あまりの体調の悪さに仕事の方も早々に引き上げまして、で、久しぶりに外食などを思いつきまして。いや、体調が最悪だというのに飯喰おうというのもどうかと思うのですが。
このところタイミングが合わなかったYoshiに連絡を取って、元町辺りでちょいと。待ち合わせ場所に向かいながらも、わざわざ「くにきや」さんの前を確認していく辺りが自らのイヤらしさだと認識しつつ。
当然のように「満席御礼」の張り紙。でしょうね。19:00をまわった辺りといえば皆様御夕食の時間帯ですから。ええ、残念ですが別のお店に行きましたとも。
酒販店が営業しているお店。よくある立ち呑みとは一味違って、一品300円(酒、肴とも)というリーズナブルでありながら、肴はかなりしっかりとしたものばかり。これはいい。ということで早速。
自らの体調を気遣いつつビールに始まり、海老と茄子の煮浸しなどつまんでみます。お、旨い旨い。見た目は茄子のお陰でえらいことになってますが、味の方は実に上品な仕上げ。見た目で損をするタイプと見た。
レンコンのはさみ揚げは、どういう訳だか茄子も混ざっていてこれはこれで嬉しい誤算。多少は油もの喰わないと喰った気にならない自分の無駄な食欲が情けない。ええ、胃袋辺りもあまり調子がよろしくないというのに。
とはいえ、酒の方は黒糖焼酎をロック。一気に呑まずにちびちびとやるにはコレが合います。ええ、きっと、間違いなく潰れますから、呑み過ぎると。ということでもう一品。揚げ出し豆腐。
また揚げ物。でもね、割合とあっさり食べられる味付けだったので、まぁいいとしておきましょう。というか、旨かった。二人で三品、酒四杯で2,000円。なかなかいい感じで仕上がりました。
さて、もう一軒行きましょうか。ええ、常にチャレンジ精神に溢れかえっている私たちには、「くにきや」さんがそろそろ空席無いかな?という疑問で溢れかえっているのです。いや、むしろ、空いてなければ帰りましょうか、という勢い。
果たして席は空いておりました。執念といえば語弊があるかも知れませんが、そのくらいの勢いで。いやぁ、ご無沙汰しております。最近すっかりと地元から離れられないものですから。
さてさて。普段でしたらここで「お任せで」とか「ミニコースで」などとお願いするのですが、何と言っても体調不良&先ほど軽く食事を済ませてきたということで、ピンポイントのご注文で。
ユッケ。久しぶり。「当店ではご注文を頂いてから…」の口上を頂きながら、ユッケの到着待ち。ということで呑むのはマッコリ。瓶でどど〜んと。だから、呑み過ぎちゃいけないと、口を酸っぱくして…。
さてユッケ。旨い。やはり旨い。徹底的に旨い。味のバランスが素晴らしい。というか、数年来このお店に通っていますが、味にばらつきがないのです。これだけ間をあけて食べたのに、あの時のあの鮮烈なイメージが変わらない。変わらない素晴らしさ。
ああ、きっと味については完成されているんだな、と思います。久しぶりに行ってみると、思っていた味と違ってガッカリ、なんてことはこの店ではあり得ないんだろうなぁ。安心して戻ってこれるお店だな、うん。
という訳で焼き物の方も少しだけ。ハラミとカルビ。ハラミは「特上」ってのが黒板にありましたからそちらの方を。あう。旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。これ。今日喰いたかったのはこの肉です。
ハラミもカルビも、そのタレの揉み具合、味、肉質までが期待通り。今この瞬間に食べたかった焼肉がここにあります。最高。で、明日は定休日ということでチシャも分けて頂き、キムチと共に巻いて喰えば、あなた、そりゃあ旨いですわ。
サシの加減はややきつめ。それでもチシャで巻くと見事にマッチするこの「くにきやマジック」にしてやられるのです。で、酒もすすんでしまうという訳です。あ、はい、マッコリ頂きます。
そしてちょっとだけですが、と「ゲタカルビ」によく似た部位を。これがまた旨いんだ。見た目ほどは筋張っていなくて、じわりと染み出す肉汁の旨さが堪らんですよ。で、すっかりと他のお客さんがいなくなった店内で、ご主人とおねぇさんと呑んでました。
でまぁ、あれです。世の中のご想像通りにマッコリ勧められるがままに呑んでました。だって美味しいんだもの。止まらないって。ええ、既に三本目。だから、呑み過ぎちゃいけないと、口を酸っぱくして…。
いやいやいや、すっかりと御馳走になってしまいました。御馳走様です。あれですわ。ポッサムチプが第二の我が家のダイニングだとすると、くにきやはいつでも帰れる実家のようなものです。
自らの体に染みついた焼肉への憧憬はここから始まっているのです。間違いない。だから、例え久しぶりに帰ってきても、安心して食べることが出来るんだと思います。こういう帰ってこられる場所があることに感謝しつつ、御馳走様でした。
その頃、御料人様は第二のダイニングで喰ってたそうです。
「くにきや」と「ポッサムチプ」へ夫婦で同時多発テロです。
今回のお店:炭火焼肉「くにきや」
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
※悟空は店情報がありません。
今月は緊縮財政月間です(あ、既に破綻していますが気にしないで下さい)ので、この週末は久しぶりに引き篭もってみました。土曜日は御料人様はお仕事、私は片づけモノなどで一日潰しましたが。
で、食事の方も引き籠もりらしく、あるもの喰って終わらせましょう、的な感じで。何となく、備蓄の食料品を食い尽くしている感じが素敵じゃないですか。
とはいえ、基本的にあまり食料品を買い込まない性格ですので、特に生鮮野菜は必要となります。そこで、金曜日の夕方に多少の買い物。これで足りない分を買い足して本格的引き籠もりとなる訳です。
で、こういう場合に有効なのは「煮込み」系の料理ですか。ほら、シチューの作り置きや二日目のカレーの美味しさだとか。
いよいよ季節も初夏(梅雨)となってきましたので、夏野菜でカレーを作ることと相成りました。材料的には挽肉と後は野菜。実にシンプル。ゴーヤ、茄子、玉葱、オクラなど放り込んで十分炒めてカレー粉を放り込んで。
ホールトマトの缶詰を丸ごと入れて煮込めば完成。実にシンプル。分かりやすい。そして非常に旨いのです。あ、カレー粉がやや足りなかったので、普通のカレールーも足しておきました。お陰で微妙にとろみが出ましたが、そこはそれ、引き籠もりカレーということで。
さて、これを肴に赤ワインなど開けまして。ちびちび飲みながらカレー。野菜のカレー。これイイですわ。どのくらいよかったかというと、写真撮り忘れるくらいに。ええ、ビタ一枚たりとも撮っておりません。むしろデジカメの存在を忘れるほどに。
さて、作った量ですが、まぁ、軽く4〜5人前というところでしょうか。多少多めに食べたところで、翌日はスープを足していわゆる「スープカレー」風に食べようか、と思っていた訳ですよ。ええ、まさか無くなるとは。二人で完食。
お陰で翌日曜日のメニューは本気で残り物を喰う羽目になりました。キュウリスティック、ブロッコリー、ホウレン草のおひたし、モズク、白飯。ああ、健康的。必要以上に健康的。飲み物はトマトジュースというおまけ付きで健康的。
まさか、本当に自粛するとは思いませんでした。
ああ、不健康でも肉が喰いたい…。がっつりと。
昨日の帰り道。駅を出ると雨がしょぼしょぼ。で、御料人様と駅前の中華ファミレスにてお食事を取ることに。というか、帰ってから食事の用意をしたくなかったのです。何だか最近はお疲れで。
餃子や麻婆豆腐やその他のお料理をそれなりに頂いてゴチソウサマ。未だ降り続ける雨をしのぎつつお家へと向かうのです、が。そこはそれ。例え雨が降っていても、ポッサムチプの黒板メニューはチェックします。
なるほど。本日のオススメは…。あれ?何これ?タン骨?へぇ〜。などと御料人様と二人並んでみていると、お店のドアが開いて店員さんと目が合って。「アッー」「いや、今日は違います、見てただけです」と早々に逃げ帰り、タダイマカエリマシタ。
と、マナーモードのままの携帯電話を見てみますとメールの着信あり。おや?と見てみますとご近所のオッサンコンビがポッサムチプで焼肉中とか。ああ、それで、店員さんもビックリだったわけだ。
さて。こうなりますと主に私の焼肉心がうずうずとしてくるのです。先ほどのタン骨が気にかかる。御料人様の方を伺い見れば、仕方ないなぁ、というゴーサイン。いや、本当は諦められていただけかも知れませんが。
ということでコンニチハ。焼肉に取り憑かれた莫迦がやって来ましたよ。ええ、今日はもう「タン骨」だけ頂きますので。誘蛾灯のような黒板メニューに引き寄せられて来ましたので、その重要部分だけ頂きます。
というつもりだったのですが、座った途端にやって来たのは生の盛り合わせ。あ、頂きます。御料人様は先ほどの食事で満足されていたので、私が中心に頂きます。ええ、だから横からつままなくても大丈夫ですよ、オッサンコンビ。
そんなこんなで肉の刺身達を堪能した後にやって来たのは「タン骨」です。せっかくだからと塩とタレの両方を注文する辺りにどこか精神的に病んでいるものを感じます。うん、病名は「過喰意地張症候群」です。
早速塩から頂きましょうか。何といっても骨ですから、じっくりと焼いていかねばなりません。焼きます。焼きます。焼きます。待ちきれずに取り敢えず囓ります。うん、旨い。旨いけれども食べにくい。
骨そばの肉ってのは実に旨いのです。例えるならばスペアリブ。更に例えるならば手羽先(名古屋風)。がじがじとしがむ肉の旨さよ。で、このタン骨もがじがじとやるのですが、如何せん軟骨と普通の骨の違いが分からない。で、骨ごと喰う。
ばりばりと喰っちゃうのですが、これが飲み込めなくてちょっと困る。そうですね、喰い方としては、オイスターナイフのようなものでそぎ落としながら喰うといいんじゃないでしょうか?きっと食べやすくなるはず。
で、タレ焼。こちらの方が旨い。ある意味、本当に手羽先みたいです。肉の旨味とタレの旨さが引き立て合って、実に旨いのです。ただし、こちらの方がタレで滑って更に喰いづらい。でも旨い。
なのでハサミを頂いて、がつんがつんと軟骨らしき場所で切り分けて食べていきます。これなら何とか食べれますね。というか、喰う。旨いから喰う。これを喰いながら思い出したのは、そう、ケジャンだ、これ。
あの、ワタリガニ(上海蟹?)のキムチ。旨いのですが、喰う場所が分からないというアレです。しがんだらいいんだ、といわれてもどうしてもバリバリ食えない理不尽さがつきまとう、あの感覚。というようなことをご主人に直接お話ししておきました。
次回は食べやすく上手く加工されていることでしょう。
と、軽くプレッシャーをかけてみたいと思います。ゴチソウサマでした。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
昨日は久しぶりに夕食フリーダム(御料人様が所用でいない)だったので、街中に繰り出して酒でも呑んで呑まれてぐでんぐでんになろうかと思ったのです。で、思いつくところに連絡してみたのですが、皆様お忙しいようで。
ま、仕方ないですね。こういう時は一人でゆっくりと出来るお店で、ちびちびとやりましょうか。しかし、本来出不精なもので、一人で呑めるお店ってあまり知らない。いや、知ってるけど。
そこで、ここはやはり一人焼肉ですよ。ということでポッサムチプさんへ。え〜と。基本的に、このサイトの更新の二回に一回はポッサムチプということになっていますが、二日に一回喰っている訳ではありませんので。
最近は、あまりにも肉しか注文していない私に対してのお気遣い頂きまして、お任せにすると、最初にナムルがやってくるようになりました。ああ、そういえば、焼肉って野菜と食べると美味しいんでしたっけ?
さて。今回の注文において大切な事があります。というのも、二週間くらいかけて、私の胃袋は随分と縮小化されているのです。ま、「だいえっと」などという高尚な単語ではなく、「健康のために喰いすぎに注意しましょう」系の警告としまして。なので「量は少なめにお願いします」の一言を忘れてはいけません。
ところで。最近、一人焼肉を敢行していなかったので気付かなかったのですが、流行なのでしょうか?私以外にもお一人で食べてらっしゃる同好の士がいらっしゃる。いや、思わず「ご一緒しませんか?」と誘いそうになったのです。
でも、お一人ということはお一人である必然というか理由もあることでしょうから、そんなご迷惑になるかも知れないことは出来ませんよ。そりゃあ私みたいに友達がいない寂しい立場とは違うでしょうから…。
などと、訳のわからないことを考えているところへ生の盛り合わせ。え〜と。少なめっていいましたよね。うん、1.5人前あるね。皿が違うから誤魔化されるところだったけど、結構しっかりと量がありますね。ありがとうございます。
でね。これが旨いんだ。特にサーロインの刺身なんて泣けてくるね。焼いた肉も好きですが生のサーロインて。もう、感涙ですよ。トウガラシの刺身もいける。サシが少ない分、実に肉を感じることが出来るのです。
そしてやって来た塩焼。が、ここで失敗を。あのね、がっつきすぎて写真を撮り忘れ。肉は“トモチマキ”と“サーロインのカブリ”と“トウガラシ”ということは、辛うじてメモでわかりました。
ああ、この肉達が見目麗しくもあり美味溢れていたのですが、お見せできなくて残念です。皆様、お早めに行けばまだ食べることが出来るかも知れませんぞ。特にトモチマキが旨かった。実に旨かった。
薄くカットされた肉は、わずかに炙るだけでちりちりと焼き上がり、その旨さは極上。いやぁ、やっぱり焼肉は旨いわ。うん、サーロインのカブリも旨かった。サシがじゅわりと旨かった。
で続いてはタレに行く訳ですが。今回は流石に少なめにして頂きました。ええ、適量です。肉の方はえ〜と。すみません。全部説明聞いていたのに忘れちゃった。分かる方は写真で判別して下さい。
いつもは御料人様が教えてくれるのですが、一人焼肉弊害はこんな所にやって来ます。あ、そうだ。今度からポストイット持ち歩いて、写真を撮る時に肉の名前を書けばいいんだ。素晴らしい!それだ!
とまぁ、莫迦な妄想にとりつかれつつ、うろ覚えでは“ラムシン”、“クリ”、“イチボ”とあとは…。ご想像にお任せします、ということで。ま、旨いですわ。もうなんというか、タレで揉んだ肉は最高と。こう結論付けましょう。
堪能しきったあたりでホルモン盛り。いつもの〆は辛口で。え〜と。しまった。ここで通常の量が出てくることは想像していなかった。これはきっと喰い切れませんよ〜。と喰い始めたら。あなた。ぺろり。
小さくなったはずの胃袋。全然大丈夫ジャン。いや、小さかったはず。なのに、この焼肉で一気に元に戻ったような、そんな気がするのです。まいいや、旨かったし。と、終わるはずでしたが。
最後に「切りたてのサーロインのスジです、食べてみて下さい」って。はい、頂きます。このスジがですね、噛めばじゅわりと肉汁、というかゼラチン質っぽい食感がもう、堪らんです。これいいわ。いい!
てな調子で、結局普段よりも多めに喰っちゃいました。これは仕方がない。一人焼肉の宿命のようなものですから。これからも甘んじて受け入れようと思います。そして、ある一つの結論を発見しました。
太るのは焼肉が原因ではなく友達がいないからです。
がんばって、こういう時に一緒に食べてくれる友人を作ります…。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
東京から帰って以来、すっかりと節制モードに入っております我が家。まぁ、ポッサムチプさんへ一度行きましたが、あ、インド料理も一度食べましたが、あ、西宮で焼肉喰いましたが本当にそれくらい。至っておとなしい生活なのです。
特にこのところ、胃腸を休ませるために粥など食べたりしています。ほら、スゴイでしょ?信じられないほどの養生ぶり。まるで病人並み。で、そんな中、大変重宝しているのが江戸土産のふりかけ。
これが件の亀戸大根の葉を乾燥させたものなのです。塩味のみのシンプルさが潔く、そしてそれだからこその旨さが悶絶ものです。これを粥に入れて、梅干しでもあれば言うことなし。実に嬉しい一品です。
しかもね、これを納豆に入れて醤油をわずかに投入、更に卵黄を入れて死ぬほどかき混ぜると、これだけで酒がいくらでも呑めるという悪魔のような酒の肴が完成してしまうのです。納豆と焼酎(または日本酒)という取り合わせは泥沼へと導くのです。
で、その他に食べるのは野菜が中心。野菜炒めにシメジを入れれば、それだけで焼酎が揮発するかのように無くなります。あとはほら、モズクとか。この辺りは白飯に良し酒に良しという万能選手。
とはいえ、それだけで満足は出来ません。多少は肉も喰いたいじゃないですか。肉のない人生なんて何て空虚な時間の無駄なのでしょう。ということで、肉。しかもわざわざ栃木の粋牛さんが送って下さった牛肉の味噌漬け。
これがアナタ、ビックリですよ。しばらくチルトルームで深漬けにしていたのですが、先日開封したところ恐ろしいまでに旨そうに…見えない。肉が真っ黒になっているのです。ああ、これはもしかすると、やっちゃったのでは。
と、思ったのです。ええ、本当に、粋牛さんゴメンナサイ、と。でも、ニオイは全く問題なし。というか、味噌でよく分からなかっただけかも知れませんが、少なくともヤバイ感じは全くなし。
となれば喰っちゃいましょう。え〜と。取り敢えず生で囓ってみました。ほう、いける、ってか旨い、旨いじゃないか!ということで、これを味噌ごと炒めてしまいました。がががっとフライパン君で。
まぁ見た目が真っ黒。なんというか、何とも言えないというか。これは絶対に美味しそうには見えないのですが、喰えばもう。取り敢えず赤ワインなど開栓しまして。カンパ〜イということに。うん、ワインが合うわこれ。
味噌ごと一気に火を通したので、当然塩味が強い。だがその味の濃さが更なるワインを欲するのです。危険。超危険な食べ物。危険物取扱いの免許が必要なほど危険。しかし、昔から「見た目が悪いものほど旨い」というけれども、まさにそのままですね。
いやぁ、自宅でもすっかりと旨いものを喰うことが出来ました。この調子で外食を減らして自宅で食事することで健康と経済的な潤いを得ることが出来ます。ええ、出来ますとも。出来るに決まっています。
昼から天丼など喰わなければ…。
江戸風の天丼は旨かったのです。
今回のお店:天麩羅「銀座天一 神戸そごう店」
兵庫県神戸市中央区小野柄8-1-8
TEL.(078)251-7008
最近、本当に胃袋縮小化計画が進んでいます。昼食を食べなかったり、食べても量を控えて。夕食も野菜を中心に腹七分目。お陰様で体重の方も着実に落ちております。たまに外食などすると、食べた分だけ太りますが。
で、先日。久しぶりにポッサムチプさんで“軽く”焼肉を食べてきました。はい、ここ大切。あくまでも“軽く”です。あまり食べ過ぎないことが、健康に食べ続けるための秘訣なのです。
ということで。最初からメニューを絞って頂きましょう。え〜と刺身全部盛りは当然ですが頂きます。そうしないと話が始まらない。で、今回の目的は「インサイドスカート」です。って、これハラミですよね?え?あ、カルビですか、へぇ。
後で調べて分かったのですが、“ともばら”らしいです。ともばらから切りはずした部分。へぇ。で、ハラミはアウトサイドスカートでした。いやぁ、難しいですねぇ肉の部位名は。とても憶え切れません。
ということでインサイドスカートをお願いします。え?売り切れ?そ、そんなぁ…と意気消沈したのですが、非常にありがたいことに、二切れだけ用意してくださいました。で、よく見ると刺身盛りにも入ってます。
うん、確かにこれはカルビですね。旨い。見た目ハラミっぽいですが、食べた印象は確かにカルビ。やや粗い組織をよく焼いて。う〜ん、肉。まさに肉。この所、肉離れしてましたので非常に旨く感じます、旨い。
塩加減は薄目で、自分で味を調整しつつ、ま、一口です。あくまでも味見用の肉。しかし旨い。やはり当初の目論見に間違いはなかったようです。ちなみに、刺身盛りにも入ってましたので、生でも頂きました。旨かった。
続いては“チマキ”です。が、これは味付けもお任せでお願いしたところ、塩とタレの両方に分けて頂きました。うむ。贅沢三昧。塩の方は実にあっさりと。確かに肉の味はよく分かります。
続いてタレ。こちらは、そう、まさに焼肉なのです。赤肉は塩で食べるのは当然旨いですが、やはりきちんとタレで味付けされたものを食べるのも堪らないのです。もうね、いくらでも喰えるという境地。
味付けは特に辛口ではないので、敢えていえばやや甘味を感じるところです。辛さに関しては、ツケダレで調整する方なので、揉みのタレは甘くても問題ありません。うん、堪能しました。今回の焼き加減は基本的にウエルダン気味。
最近、自分の中では「焼はよく焼く」というのがブームのようで、よく焼いて味が無くなる肉はそこまでの肉。火を通してこそ旨味が溢れ出すのが、本当に旨い肉なんじゃないだろうか?というテーマの元に喰っております。
故に次にやって来た肉三種もそのつもりで。これがアナタ、赤肉を三種類の味付けで食べ比べるという実に贅沢企画なのです。選ばれし肉は“チマキ”と“トウガラシ”です。では早速頂きましょう。
まずはトウガラシをワサビで。あ、なんだかシュールな語感。これにマスタードが加われば…などと妄想。単に辛いだけだということで、普通に肉をワサビで頂きます。あ、これいいわ。
ワサビがさっぱりと肉を引き立てて。醤油などを使うよりも、塩とワサビだけってのは非常にシンプルで旨い。塩の方も適量で味付けですから、まったく違和感なく喰えてしまう。うん、塩の焼きものにワサビはありです。
次は普通に塩胡椒。黒胡椒をたっぷりと香辛料な辛さで頂く“チマキ”は、いつもの味という感じですか。というか、今回、味のメリハリのためか胡椒が多いんですね。これはちょっと胡椒辛すぎて肉の旨味を邪魔してますか。
確かに粗挽きの黒胡椒と赤身の肉は相性がいいのですが、今回に限ってはちょっと多すぎですね。というか、多分わざと多くしているんだと思います。ということで、これはこれで置いておきましょう。あ、全部喰いましたけどね。
最後に黒七味ってのを頂きます。こちらも“チマキ”です。ほう、見た目は黒胡椒と大差ないですねぇ。あ、でもよく見ると色々な大きさの粒があります。確かに何種類かの香辛料が使われてます。
では、頂いてみ…うわ、これ旨!何?これすげぇ旨い。パプリカ系の直線的な辛さではなくちょっと搦め手で来る感じが旨いのです。これ、いいですねぇ。普通の七味よりも恐らく肉に合います。むしろ、自宅で野菜炒めに使いたい感じの味。
同じ塩でもこんな風にバリエーションもたせられるということがわかったので、今回なかなかの収穫です。以前の出汁醤油の脂付きハツ以来の文明開化です。で、せっかくなのでカッパも頂きました、タレで。
そういえば、カッパってこのところ喰ってなかったかな?と思いつつ、がっつりと頂きましょう。ああ、やはり旨い。今回のカッパは薄切りですか。うん、いい、旨い。スジっぽさがまた旨さに繋がるカッパマジック。
で、いつものようにいつものごとく、〆はホルモン盛り。今回も辛口ホルモン。ガッツリと脂付きハツが入った盛り合わせは心躍るのです。御料人様とどれを食べようかとより分けながらの楽しいひととき。
盛り合わせでお願いすると、その日のいいホルモンを適当に放り込んで頂けるので実に楽しく美味しく頂けます。ああ、旨い。今回はトンドン酒が無くなったということでイードンのマッコリでした。久しぶりのイードンも旨いのです。
さて、本当に御馳走様でした。七分目といいながらそれなりに喰っちゃいましたが、全体のバランスとしてまとまってますのでまぁいいとしておきましょう。
実は、ゴールデンウィークの頃からの遊びすぎが祟りまして、今月は緊縮財政月間を御料人様から言い渡されました。ええ、喰いすぎ呑み過ぎが原因ですから同意せざるを得ません。そんな訳で今月はおとなしく、おとなしく過ごすことにさせて頂きます。
ま、我が夫婦が月末まで耐えられるとは思いませんが。
節制が出来るなら、はじめからそうしています。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
予想通り、長々と続いたお江戸の旅でした。お二人に案内して頂くと、本当に「江戸」という気分に浸れるので旅気分が非常に盛り上がって楽しいのです。食事の後、御料人様を残して私だけ神戸に帰りましたので、皆様とは途中でお別れ。
あっちの地下鉄ですよ〜と送り出されて、そのままどっちに向かえばいいのかも分からないというボケをかましつつ無事に帰りました。いやいや。本当に楽しい。「東京・お江戸満喫ツアー」とでも銘打って貸切バスでまわりたい気分です。あ、はとバスツアーか、それは。
で、神戸に帰ってきたからは、東京の無茶喰いから社会復帰するために比較的おとなしい暮らしを余儀なくされてきました。ま、インド料理とかポッサムチプで焼肉とか喰ったけれども、それでも量は控えめ、腹七分で。その七分の量が多くなっている(胃がでかくなっている)というのは内緒。
実は、少し前に御料人様が職業野球のチケットを頂きまして。基本的にどこのファンとかないのですが、やはり地元の虎球団の試合ですから、是非とも見てみたいと。で、昨日の土曜日に行ってまいりました。
試合の方は、非常に緊迫したシーソーゲームだったそうです。なぜ「だったそうです」なのかといえば、途中で出てきたから。理由はシートが真ん中辺りでビールが買い辛かったから、という実にわがままな理由。
さて、球場の方を出まして。せっかく甲子園まで来たのですから甲子園の味でも堪能いたしましょう。が、もうまもなく試合が終わる頃。あまり甲子園のご近所ではごった返す可能性が高いので、ちょいと移動することにしました。
移動先は西宮。ずっと以前、ホルモンキングさんに教えて頂いていたお店へと向かうことにしました。西宮は南側の「beef restaurant よしぼん」さんへと。用意周到な御料人様から地図と連絡先の確保を命じられ、迷うことなくお店に到着。
ええ、前もって開店時間を確認したのは当然。で、開店と同時にお店の中へ。何となくイメージでは昔ながらの焼肉店だったのですが、そうですね、内装は綺麗な喫茶店に無煙ロースターが入っている感じ。
ホルモンキングさんのレポートで「その日のお薦めを聞いてください」ということでしたから、そりゃあもう、聞きますとも。というか、初めて来ていきなりお薦めばかり聞いている不気味な客と化していましたが。
取りあえず、生はタン・ハツ・レバーの定番を。まずはタン。これがタンモトのサシの多いところではなく、どこだろう、真ん中のやや元当たりでしょうか?これが旨い。生具合(というか凍っていなさ加減)が実に旨い。
甘味は控えめ、ねっとりとした舌触りとタンのタンらしさが味わえる。素晴らしい。更にハツ。こちらも鮮度しっかり。旨い。実に旨い。何よりタレがいい。唐辛子が表面いっぱいに浮かび、これを付けるとピリリとした刺激でハツの旨味が増すのです。
ああ、なるほど、というところでレバーも頂きます。美味しいレバーです。そうでうねぇ、普段から恐ろしく旨いレバーを食べている身では大絶賛はしませんが、全くの旨いレバーです。その辺りに関しては、その日のコンディションもあるので次回に確かめたいところ。
いよいよ焼き物にかかっていきます。やはり定番は塩物からですか。お薦めでやってきたのはスネです。最初にテール焼をお願いしようとしたところ、時期的に思ったような旨いものがないので、それならばこちらの方が、と薦められたのがスネ。
なんでもスジを取っていないので、しっかりと焼くと旨いとか。ほほう。そういう部位、好きですよ私。で、じっくりゆっくりと焼いていきます。スジの部分が透明になるのが焼き上がりの目安。
旨い。しっかりとした歯応えは肉の本来の旨味を味あわせてくれます。こりゃあいい!まったく塩胡椒されていない肉に、特製の調味料で頂くのですが、この塩と調味料が実にいい。まずはと舐めてみたところ非常に味が濃かったのでどうしようかと思ったのです。
が、肉につけると全くの杞憂だということが分かりました。味付けされていない肉に、自分の適量使うというのは非常に合理的かつ一番の好みで食べられる方法ですね。前もって塩胡椒していないので、ドリップも出にくいみたいです。
いやぁ、いい!これは旨い。堪らんねぇ、というところでツラミ。こちらはタレで。ぶつ切り系のツラミですね。私の知っている範囲でいえば、薄切り系の神戸とぶつ切り系の大阪のイメージがあるのですが、こちらは大阪系でしょうか。
あまり揉み込んでいないツラミは、しっかりとした肉の旨味ですが、タレにする意味が感じられなかったかな?というところ。旨さに違いはないのですが、塩とタレの明確な味付けの意義を感じたかったところです。
いや、それどころではなかった。次に出てきたのがダイチョウとミノ。はははは。久しぶり。久しぶりのいわゆる分厚いテッチャン。う〜ん、違う、分厚いのは脂です。脂付きの非常にしっかりとしたテッチャン。
最初、余りに久しぶりなので、ショウチョウかと思った訳ですよ。実際、身が薄く見た目がどうもショウチョウなので。が。喰ってみれば確かにテッチャンの味。ああ、嬉しい。これは嬉しい。もう、望んでいたのはこれですよ、という旨さ。
御店主に聞いてみたところ、和牛の大腸は割合薄いそうです。最近、ホルモンで喰っているのは国産牛やF1が多かったのですが、それに比べると確かに薄いですね。この辺り、もっと勉強(喰い歩き)が必要だと思いました。
あ、ミノ。こちらも旨い。カットがちょっと違ってまして、いわゆる、アカセン(ギアラ)の切り方によく似ているH型になっているのです。で更にその一つのくぼみに脂がみっしりという脂付きのミノ。
これも実に旨い。特に御料人様がその旨さの虜になっておられました。このホルモンの脂ってのは本当に酸化していない旨い脂なのです。つまりいくらでも喰えてしまう。うふふ、幸せ。とまぁ、ここで「すみません、他にお薦めは?」。
いわれれば出しますよ、という感じでやってきたのは脂付きハツ。うは、これ好き。こちらの脂付きハツ。美しいのです。まるで牡丹肉のようにはっきりくっきりと脂とハツ部分が紅白に。いやね、見ただけで旨いの分かります。
ただ、個人的な感想で言わせて頂くと。揉みダレが、ちょっと中途半端なのです。むしろ「かけダレ」という感じ。これに関しては、東京の高級有名店でもそうなのですが、タレとして出す必然があるのかと思ってしまいます。
多分、塩で喰っても旨いと思うのです。それを敢えてタレで、ということなら、もう少し揉んでもいいのでは、という素人考えになってしまいます。あ、この脂付きハツ、実に旨いです。それに関しては間違いありません。ええ、良いハツです。
とまぁ好きなこと言いながら、次のお肉は「アカカブ」です。アカカブ、好き。大好き。これもしつこくお薦めを聞いていたところ「そこまでいったなら」ということで頂きました。え〜と。お店の方を追い込んではいけません。
このアカカブ、旨かった。今回のタレものでは一番の好みかも知れません。むっちりと脂ののったアカカブ。でもいわゆるアカセンとは味も食感も違っていました。見た目はアカセン、喰ったらひと味違う。これが実に楽しいのです。
さて、そろそろお腹もくちてまいりました。しかしさらにもう一品頂きましょう。ってんで頂いたのは「ハネシタ」を塩で。「刺身でもいけますよ」といわれたハネシタ。そういわれれば、まずは生で。
ほう、いいですね。確かに生でも喰える肉です。で、脂があっさりとしている。刺しが淡白なのです。お聞きすると但馬牛のA-2だとか。なるほど。このクラスのサシだとこのくらいの味になるのですか。これは勉強になります。(ちなみに牛の名はモモコちゃん)
食べ方として「生」「塩」「タレ」で頂きました。結果的に、一番の好みは「ウエルダン」で「塩(香辛料入り)」でした。ま、個人的な好みですので、ご自由に焼肉は楽しみましょう!という感じ。
で、さすがに最後にもう一品でフィニッシュ。最後はハラミでご馳走様です。ハラミ、美しかった。このお店の特徴として、塩物は味付けしていないのですね。これはこれでいいかも知れません。
というのも、塩胡椒が思ったよりも強いお店があったりするのです。これは食べる側に対するよりも、惰性で味付けしている可能性が高い。味付けではなく、塩といわれれば塩胡椒しなければいけないという概念だけで。
それに比べれば、味付けさえも客側に任せるのは潔いかも知れません。うん、私的にはこれは良いことだと思います。ということで、本当にご馳走様でした。
いやぁ、初めての客なのに、これだけ好き勝手な注文を許して頂いてありがとうございました。肉に関しては、全く見事に良いものを使っています。本当に旨かった。揉みダレに関しては個人的に漬け込み系が好きなだけですから、好みが出ていたかも知れません。
あ、そうそう。唯一、私たち夫婦的に困ったこと。それはお酒ですね。今回、野球観戦の後だったのでビール!という心境だったから一杯目はよかったのですが、それ以降は飲むものが無かった。ジンロやマッコリなどあればもっとゆっくり出来たのに、というのが残念です。
ま、世間的には十分喰っているかも知れませんが。
いや、腹七分目を目指しますよ。これからも。
今回のお店:beef restaurant「よしぼん」
兵庫県西宮市戸田町6-11
TEL.(0798)23-2878
さらに続きです。
今回の旅の目的「亀戸大根あさり鍋」と「三合菴の蕎麦」はすっかりと堪能しました。さて、下町グルメといえば、東京で忘れてならない「もんじゃ焼」がありました。
神戸のお好み焼で、嫌がらせのようにご夫妻へと情報を流してきたのですが、今度はこちらが東京の本場のもんじゃ焼ってのを喰わねばなりません。ええ、行きましょうとも月島へ。もんじゃを食べに行きましょう。
ということで、月島。なるほど、確かにもんじゃのお店が一杯並んでいます。どこが美味しいのかよく分からないのですが、お聞きするとどこもそんなに変わらないそうで。へぇ、そういうものですかねぇ。と、裏通りの一軒のお店へと。
何はさておきビールを。お、サッポロのラガーがあるじゃないですか。この赤星を頂きましょうか。で、こちらのお店の定番だそうで海鮮のもんじゃ。ビールのお供はチョリソーを。これもある意味定番です。
さて、このもんじゃってのは普段食べないからイマイチ食べ方がよく分からない。こういう場合は引率者様にお任せ。ほう、そうやって焼くのですか。野菜と具材を焼いて、ふむふむ、真ん中に穴を開けてタネを流し込むんですか。
じゅうじゅうと素敵な音で焼けるもんじゃ。見守る人々。ひたすらビールを呑む私。ああ、いいなぁ。休日の午後を満喫しておりますですよ。程なく焼けてきたもんじゃを頂きます。え〜と、「はがし」で食べるのですね。
押さえつけて、じゅ〜っと。で、そのまま。うん、旨い。でも確かにスゲェ旨い!と言うほどのものじゃないのかな…、いや、海鮮。これが旨い。そうか、築地に近い月島ならば、当然海鮮は旨いはずです。
こりゃあいい。これを肴にビールをぐびぐび。更に焼けてきたチョリソーも食べながら。ああ、もう。幸せ。東京下町楽しいなぁ。いくら呑んでも飲み足りない気分で、がんがんとビール呑みますぅ、です。
さて、すっかりと満腹になってしまったので、というか、前日から喰いすぎてますから、少し散歩でもして腹ごなししましょうか、ということに。亀戸の八幡様へとお参りに行くことになりました。
神様仏様とは比較的無縁な暮らしをしているのですが、境内のフリーマーケット(露店?)を冷やかしつつ、さてさてお参りした後は何を食べましょうか。とはいえさすがに満腹。ちょっとしばらくものは喰えないよ。
仕方がないので腹ごなしの散歩が更に続きます。ご近所の路地あたりを集中的に見て回り、旨そうな店はないか〜とナマハゲの如く練り歩き。いや、はっきり言って、行きたい店は決まっております。
深川不動堂のすぐご近所で、素晴らしく旨そうな鰻のお店を見つけましたから。でもね。無理なの。入ってもほとんど喰えないことはわかっているの。だってお腹が一杯だったから。ということでさらにブラブラ。
途中で烏龍茶を飲んで気がつきました。腹が一杯なのではなく、脱水状態だったことが。一口二口お茶を飲んだら食欲復活。莫迦だ。私の内臓たちって本当に莫迦揃いの五臓六腑だ。
で、一軒のお店。大衆酒場な雰囲気で非常に心惹かれるそのお店。入りました。ええ、その場にいた四人が四人とも目が釘付けになったそのお店。今回写真は撮っていませんが、ジャズの流れる素敵なお店。ここで日本酒とチューハイと空豆ともつ煮込みをかっ込んで、いざ鎌倉。いや、いざ鰻ということに!
一目散にお店を目指し、がらがらっと引き戸を開けてコンニチワ。いらっしゃいませ。いらっしゃいました。いやっほ〜い。え〜と、取り敢えず日本酒を二合。で、え〜とどうしましょうか?もういいか。このメニュー全部。
取り敢えず、鰻の一品メニュー全部注文。男らしい。まさに男の中の男といえる注文。ま、常識のある方からは計り知れない莫迦さ加減だとは思いますが、これで莫迦が終わった訳ではありません。後々お楽しみに。
てなわけで、やって来たのはまず「うなぎ もつ煮」です。もつ煮ってのはよく喰います。というか、ついさっきの酒場でもつまんでました。が、鰻のもつ煮。これは初めてだと思いますよ。
おそるおそる口にガバッと入れると、これ、なに?旨い、堪らんぞ旨い。うわぁぁぁぁああああ、旨めぇぇぇぇええええ!この煮詰まった味は日本酒、日本酒、熱燗、熱燗。これは旨い。久々の大ヒットじゃあないですか。
感動です感動。これは旨いわ。下手すると牛モツ、豚モツの煮込みよりも好みかも知れません。いや、日本酒に関していえば、絶対にこっちの方が合う。そして酒が止まらない止まらない旨い旨い…。
あっという間に熱燗は無くなりまた注文。あ、この先とんでもなく熱燗を注文し続けたことは先に書いておきます。もうね、鰻と熱燗は切り離せません。今後、鰻を喰う時には必ず熱燗を注文することを誓います。
で、その後にも骨せんべいや肝焼きなど、いわゆる鰻が焼けるまで時間繋ぎの定番メニューを熱燗で食べ続けるのですが。ですが。さらに恐ろしいメニュー。「うなぎ鳴門蒸し」がやってきました。
あのね。ポン酢のほのかな酸味が、酒心を刺激しっぱなし。旨い。本当に旨い。これは当然ですが追加注文。ええ、もう一人前お願いします。そして日本酒もお代わりお願いね。うん、いうまでもなく熱燗で。
はっきり言って未だ陽が高い初夏の午後。どんだけビールを呑んだ後の熱燗なのか。それでも誰一人止める素振りも見せずにご注文。そしてほぼ同時やってきたのが「くりから焼」ですか。これ何?
何でも鰻の稚魚を焼いているとか。確かに、見た目はしっかりと小振りな鰻。のれそれよりは遙かに大きなその姿は、ちょっとドジョウを思わせます。が、味は濃厚な鰻。うん?濃厚じゃないな。味自体は淡泊。でも鰻の旨味が凝縮されたイメージかな?
いやぁ、これも旨いね、ってんでもう一人前。熱燗もお代わり。呑む呑む。そうこうしていると「時間がかかりますよ」といわれていた白焼がやって来ました。おう、鰻ちゃん。私の愛する鰻ちゃん。
早速頂きましょう。何もつけずにまずは一口。旨めぇ。これこそ鰻。ああ、脂の具合といい、身の締まり具合といい、実にとろけんがばかりの旨さ。で、今度はワサビをちょいとのっけて。あああああ、旨めぇよ。
いやもういいよ。旨いから。何も聞きたくない。熱燗が喉をつるり。鰻は脂でつるり。なにこの喉越しの快感は。堪らん。堪らんぜぇぇぇぇえええ!と絶叫しつつ頂きまして、と更に蒲焼きの方も出来ましたよ。
この蒲焼き。旨い。普通に堪らなく。ああ、なるほど。この白焼きでこの蒲焼きですか。ということは御飯と合わさると…、と頭の中で算段が始まります。ええ、いうまでもないですが、今回の四人。喰い意地にかけては国内有数の猛者ですから。
まず、丼がいいのかそれとも重がいいのか。ずばり私個人としては丼を推します。というのも、湯煎で温められた丼に熱々の御飯が盛られ。そこに焼きたての蒲焼きを乗せてすぐに蓋をする。すると丼の中で適度に蒸された鰻がほこほこと…。
これこそが鰻の一番の喰い方だと思うのです。しかし。このお店では丼に順番がついていない。つまり一種類だけ。値段からいえば重の一番下クラス。
お店のお姉様にお聞きしたところ、値段の差は鰻のランクではなく大きさだとか。ということは、丼では大きさが足りない。う〜む。ということで、三人集まれば文殊の知恵。四人集まれば餓鬼の知恵。そうだ!丼と蒲焼きの一番小さいのを注文すればいいんだ!
…はっきり言って廃人の思想。頭おかしいです。で、普通はここで「莫迦」と誰かが言い出して終わるのですが、この廃人共は「それそれ!!賛成!」ということになりましてご注文。うん、本当に頭悪い。
「すみません。鰻丼四つと蒲焼き四つお願いします!」というご注文に、それまでポーカーフェイスを保ってらっしゃったお姉様が流石に動揺されたようです。うん、電卓で計算されてました。
「それなら特上の鰻重の方がいいですよ」とのご進言を頂き、お店の方にそういわれたのなら是非そちらでお願いいたします。と注文変更。ええ、頂きました特上鰻重。もうね、再びやってきた至福の時ですね。
とろける鰻を御飯と一緒に掻き込み。御料人様には残るなら食べるからね、と声をかけたのに「無理!」という無慈悲なお言葉ではじき返され、自分のお重と格闘、ってかあっという間に完食。ああ、旨いわ。これ本当に旨かった。
こうして無事にすっかりと満腹(いや、店に入る前から結構喰ってたな?)で御馳走様でした。普通に考えればとんでもない量を喰いまくっての、今回の東京喰い歩きが終わりました。
お店を出る時にはすっかりと笑顔のお店のお姉様。「御馳走様でした」「また来てくださいね」「ええ、必ず!」と熱い約束を交わしてお店を後にします。いやぁあ実に旨かった。そして思い出深い旅となりました。
本当にアマグリさん・ながしまさんご夫妻にはすっかりとお世話になりました。このお礼は神戸で必ずさせて頂きます。もうね、これ以上は喰えないって程に喰いましょう。ダイエットなんて気にする必要ないですよ。
ま、東京から帰って以来、体重計に乗っていないんですけどね。
確実に信じられない体重増加なのは分かっているだけに…。
今回のお店:
海鮮「片岡」
東京都中央区月島1-25-9
TEL.(03)5560-8989
居酒屋「だるま」
東京都江東区門前仲町2-7-3
TEL.(03)3643-4489
うなぎ「大和田」
東京都江東区富岡1-15-4
TEL.(03)3630-5527